赤い集団

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延岡市のベニツチカメムシを見に行った。

さすがにほとんどの個体が羽化を終えており、幼虫の姿は数えるほどしかいない。

WW012452.jpgおそらくあと2,3日で残りの幼虫たちも全て羽化すると思われる。

ここでは、ベニツチカメムシの羽化期はほぼ2週間弱で完了するとみていいだろう。

今日のような成虫集団は昨年の秋に奄美大島でも見ているが、

そのときの集団はさらにもっと規模が大きかった。

真っ赤なベニツチカメムシの集団はしかし何度見ても不思議でたまらない。

一種異様な雰囲気があり単に不気味なだけではないものを感じる。

一見人面を思わせる黒い紋様が奇妙な雰囲気を醸し出しているのだろう。

なぜこのように大集合するのであろうか?

WW012396.jpg集団の多くは地上から離れた植物上に形成されているが、

樹の根元を中心にして土壌表面に群れていることもある。

さて、本日をもって延岡市でのベニツチカメムシ観察と撮影を一旦、終了とした。

次回は来年の交尾期を予定している。

ところが今月は延岡市内で講演の仕事が2件入っており、

そのたびにベニツチのフィールドを覗いてみようかとは思っている。

ほんとうは別の繁殖地を新たに見つけておきたいのだが、そこまでの時間の余裕はない。


マダニ1号に刺された箇所は腫れることもなくほとんど痛みもない。

どうやら何ともなかったようだが、今後、マダニ2号、3号、、、に取りつかれる可能性は

高い。用心するに越したことはない。

マダニに取り付かれた場合そのままほっとけば、やがて飽血するとマダニ自ら離れる。

とは言うものの、飽血するのに日数が掛かるので身体の箇所によっては

じっと我慢できないこともあるだろう。今回は場所が場所だけに、

観察してみよう!!などという気にはさすがになれなかった。



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