クサキリ

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ジィ~~~~~~~~、と家の外壁で長く鳴くのはクサキリのオスだった。

ちょうど犬小屋のまん前。午後8時半ころ。

犬にとってこういう鳴く虫の声はどのように聞こえているだろうか?

空気をつんざくようなクサキリの鳴き声は、かなりうるさいはずだが。

今夜はアオマツムシの鳴き声が増えたので撮影しておこうと夜の林に出てみたが、

高い場所ばかりで姿すら見えない。

クツワムシの鳴き声は今がピークだろう。

鳴いているクツワムシの姿を見て回ったら、緑色型が5匹、褐色型が3匹、であった。

クツワムシの鳴いているすぐ近くでヤブミョウガの実を食べているクサキリのメスがいた。

クサキリ.JPGクヌギの一本からはかなりの樹液が出ていて、幹のあちこちで白い泡が吹き出ていた。

低い場所は2メートルくらいで、そこから5メートルほどの高さまで、すごい数のフクラスズメ

が赤い眼を光らせていた。フクラスズメはみんな下を向いている。

ここ数日で急激に樹液の出る場所が増えたクヌギだ。いったい幹の中はどうなっている

のだろう。

カブトムシがいちばんにぎやかだが、クヌギの根元近くではひっそりとヒラタクワガタ

が佇んでいた。大きさは中型。

ひらたくわがたオス.JPG※ JR三股駅「みまたんえき」で始まった写真展で、講演を行った。

一番最後の話で
ヒラズゲンセイが今年、都城市で見つかりこれは

宮崎県初の記録とお話した。

ところが講演を聴いていただいた方から、2年前になんと三股町内で

ヒラズゲンセイのオスを目撃している、と教えていただいた。

オスが見つかった場所は私もよく知っているので、さらにびっくり。

宮崎なら必ず生息しているはずと思っていたが、

やはりヒラズゲンセイは身近な場所にいるようだ。





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