キマダラカメムシとハラビロカマキリ

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都城市内に出たついでに東公園に立ち寄ってみた。

不思議なことに、ここにはセミの抜け殻がまったく見当たらない。

撮影していた私に声を掛けていただいた方に聞いても、「そういえばセミは

まったく鳴いていませんでしたよ。」とおっしゃる。ちょっとそれは怪しいなとは

思ったが、この公園で抜け殻が見つからない理由とは何だろうか?

植栽の手入れがきめ細かく行われるにしても、無さ過ぎるのだ。

で、キマダラカメムシ は6月から観察していたが、こちらは個体数が多い。

たとえばクスノキの幹にペタリと張り付いているが、近くで見ないとわかりづらい。

キマダラカメムシくすのき.jpgせっかくだから、カメムシの匂いをかがさせてもらう。  ああ~、いい香りだ。

こうして摘んでみれば、匂いをかぐことができる、じつに簡単。

キマダラカメムシつまむ.jpgつまんだキマダラカメムシはメスだった。

私に声を掛けた方に「ここにいるカメムシを撮影しています。」と説明したら、

「かめむし」という言葉だけで体をのけぞらせていた。その反応ぶりにこちらも驚いた。

世間ではよっぽどカメムシは嫌われているようだ。私が異常なのかもしれないが

少数派は歴史の中で疎外されがちである。それとは逆に好奇の的になることもあるが。

「この匂いが私なんかは好きなんですけどね。」とも喋ったら、ますます怪しい顔になった。

私は観察会ではカメムシを見つけると必ず、子供たちに匂いをかがせている。

なんとかカメムシ好きの子供を見出そうという魂胆だが、なかなか成果が上がらない。

それでも「この匂い嫌いじゃないよ。」という子がほんとうに稀だがいるにはいるのである。

嘘ではない。

ヒノキの梢には羽化直後の個体もいた。

キマダラカメムムシ羽化直後.jpgカメムシもセミと同じように羽化直後は蠟細工あるいは象牙彫刻みたいで綺麗である。

キマダラカメメムシは年に何回発生するだろうか。ダラダラと発生しているようなので

何世代なのかわかりづらい。ちゃんと調べておくべきだがデータ集めを怠っている。

夕方の散歩で近所の公民館広場に行ってみた。

昨夜、植え込みで産卵しようとしていたハラビロカマキリ褐色型を見たからでもある。

しばらく探し回って昨夜の場所から少し離れたところで同じ個体を見つけた。

ハラビロカマキリ褐色型威嚇.JPG少し小ぶりのメスだったが、しっかり私を見据えて威嚇行動をとる。


車を買い替えたので、保険の変更や、ETCカードの発行申し込みやらやっておいた。

ETCカードの申し込みはカード会社のウェッブから手続きができた。

できたのはいいが、ではカードがいつになったら届くのやら何の説明もない。

パソコン画面ではどこを開けばいいのかとか、ときどきわかりづらいことが多い。

こういうとき紙の印刷媒体なら、もっとわかり易いはずだと思う。



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