雨の中の羽化脱皮

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今朝もTシャツに短パンという格好でちょうど良いくらい。

季節が後戻りしたようだ。

アブラゼミの鳴き声もいくぶんか元気になったように聞こえる。

雨は午後から強く降ったり止んだりを繰り返す。

小降りになったころ、脱皮を始めた ツチイナゴ を見つけた。

場所は玄関前の草むら。

ツチイナゴは数が多いのでこういうシーンに偶然出会うのも珍しくない。

2年前にはこのすぐ傍でショウリョウバッタ幼虫が脱皮した。

ツチイナゴ雨の羽化1.JPG左手で傘をさして、右手だけで撮影。三脚を用意する時間はない。

ツチイナゴ雨の羽化2.JPG上の写真ではまだ後ろ脚が抜け切れていない。

自重が掛かっているからなんとか繋ぎ留めている。

抜け殻は柔らかくてススキの葉をがっしりと掴んでいるわけではない。

そこがセミの羽化などとは違うところだ。バッタの脱皮はじつにきわどい空中芸とも

言えるだろう。

脚が全部抜けてしっかりすると、体を起こしてススキにつかまり、抜け殻をお尻で

投げ飛ばしてしまう。抜け殻はフニャフニャで腰がない。

ツチイナゴ雨の中の羽化3.JPG






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