ヒメクダマキモドキの産卵

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うちの林のクヌギ。

クヌギ樹液の多い.JPGこのクヌギは夏の間、樹液を良く出していた。私の目線の高さから上は7メートル辺りまで

樹液の沁み出す場所は10箇所以上はあっただろうか。

したがって集まってくる昆虫も木全体に分散してしまい、ほとんど写真にはならなかった。

前にも書いたがそれとここへはまったくスズメバチ類が来ていない。

樹液酒場のにぎわいとしては、どこか寂しいものがあった。

今、このクヌギはまだ樹液を出している。主に一箇所だが、クロコノマやクロヒカゲ、

そしてコクワガタ、ヨツボシケシキスイ、フクラスズメなどが来ている。

樹液に集まる虫をねらってハラビロカマキリもまだ頑張っている。

さて、昨夜も樹液を覗いてみた(午後8時半~10時)。

するとヒメクダマキモドキが産卵に訪れている姿が

けっこう多かった。このクヌギ以外にもどうやらクヌギ限定のようだが、クヌギであれば

たいていは3~4匹のヒメクダマキモドキがゆっくりと幹を昇り降りしていた。

ヒメクダマキモドキ産卵2.JPGまず口器で樹皮の割れ目あたりを探り、産卵場所を確認すると産卵管を突き刺す。

ヒメクダマキモドキ産卵1.JPG硬そうな樹皮だが、うまく隙間を見つけるのだろう。産み込まれる卵は薄っぺらい。

冬の樹皮めくりでよく見つかる卵が本種のものだと思う。

樹液近くで待ち伏せしていたハラビロカマキリにとって、動きの緩慢なヒメクダマキモドキは

絶好の獲物だった。

ハラビロひめくだまき喰う.JPG



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