ここ数日で一気にツワブキの花茎が伸び上がってきた。
すぐ近くの畑では、オオシロカラカサタケの幼菌が伸び初めていた。
こういったキノコ類はすぐに蹴散らされてしまうことがほとんどだ。
食用にならないキノコが邪魔者扱いされるのはじつに悲しい。
せめてこの幼菌が傘を開くまでそっとしておいてほしいと思う。
さて、ずっと観察してきたヤママユの繭だが、6個ある繭全部がまだ羽化していない。
11月に入ってからもメスを見たことがあるがやはりこの時期になっても羽化しないのは
何かあると考えるべきだろう。そこで繭の一つを割り開いてみた。

食用にならないキノコが邪魔者扱いされるのはじつに悲しい。
せめてこの幼菌が傘を開くまでそっとしておいてほしいと思う。
さて、ずっと観察してきたヤママユの繭だが、6個ある繭全部がまだ羽化していない。
11月に入ってからもメスを見たことがあるがやはりこの時期になっても羽化しないのは
何かあると考えるべきだろう。そこで繭の一つを割り開いてみた。
中の蛹はオスであったが、腹部を元気にくねらせるので死んではいない。
しかし、成虫の体が蛹の内部で成長しているようにも見えない。
生きてはいるが体内には寄生バチの幼虫が入っている可能性もあるだろう。
じつは5月だったと思うが、ヤママユ幼虫が育っていたクヌギの梢でコンボウアメバチの
メスを見ている。そのときは寄生産卵を撮影できるのではと、しつこく追い回したのだが
産卵行動は観察できなかった。できなかったけれど、すでに産卵を終えていたかもしれない。
というわけで、6個の繭はこのまま冬を越すのではないかと思われる。
コンボウアメバチの幼虫はある時点で一気に蛹の内部を食い尽くすのだが、
そのタイミングはけっこう先になると思う。
寄生バチ幼虫はヤママユ蛹が成長を止めるような何らかの作用を及ぼしているのだろう。
まあしかし奇跡的にも蛹が羽化するようなことがあれば、この記事もまた訂正せねばなら
ないので、断言はできない。
生きてはいるが体内には寄生バチの幼虫が入っている可能性もあるだろう。
じつは5月だったと思うが、ヤママユ幼虫が育っていたクヌギの梢でコンボウアメバチの
メスを見ている。そのときは寄生産卵を撮影できるのではと、しつこく追い回したのだが
産卵行動は観察できなかった。できなかったけれど、すでに産卵を終えていたかもしれない。
というわけで、6個の繭はこのまま冬を越すのではないかと思われる。
コンボウアメバチの幼虫はある時点で一気に蛹の内部を食い尽くすのだが、
そのタイミングはけっこう先になると思う。
寄生バチ幼虫はヤママユ蛹が成長を止めるような何らかの作用を及ぼしているのだろう。
まあしかし奇跡的にも蛹が羽化するようなことがあれば、この記事もまた訂正せねばなら
ないので、断言はできない。