オオシロカラカサタケの今日

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昨日、紹介した オオシロカラカサタケ幼菌。

今朝には大きな傘を開いていた。

オオシロカラカサタケ朝2.JPG
オオシロカラカサタケ朝1.JPG
傘を上から見ると、乳房みたいだ。Eカップ?いやブラジャーのサイズのことはよく知らない

のだけど。           

このキノコの撮影をしていたら散歩途中のおばちゃんに、

「大きなキノコやけど、なんというの?」と聞かれた。

「へえ~!?はじめてみたあ、めずらしいなあ~」とえらく感心なさっていた。

しかし、オオシロカラカサタケはこの辺りではそれほど珍しくはない。

おそらく私がカメラを向けていた姿に惹かれて興味をいだいたのであり、

目に触れる場所にあっても、目に入っていても、それまでは無関心であったに過ぎない

のではなかったろうか。カメラを構えるけったいなおっさんがいた、

それがきっかけになったということだろう。

こういうことは日常生活のなかではいくらでもあることだろう。

興味を最初から抱いてなければ、例えば虫のことを知りたいなどと常に思っていなければ、

いくら毎日目にしていても、虫は存在しない、という認識に留まってしまうようなことだろう。

私にしても、もっと植物のことを知りたいとあがいていれば、もう少し植物の姿形の

違いに敏感になれるはずであろうし、実際、身近な場所で知らないままに終わっている

植物種が山ほどあるに違いない。

午後5時過ぎ。犬の散歩のときにふたたびオオシロカラカサタケを覗いてみた。

明日の朝にはどういう姿になっているだろうか。

オオシロカラカサタケ夕方.JPG

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