2011年11月アーカイブ


昨日、紹介したモンキアゲハ幼虫とは別のカラスザンショウを覗いてみたら、

モンキアゲハ幼虫無残.JPG脚立に上る私と目が合ったのは、ハラビロカマキリのメスだった。

「お先にいただいてマス!」

モンキアゲハ幼虫はほとんど食い尽くされていたが、残り2匹のシルエットは確認できた。

どの幼虫も無事、蛹化できるのかどうか怪しくなってきた。


今朝は病院に掛け込んだ。

腹部の激痛が続き、痛み止めの座薬でようやくのこと治まった。

これが疝痛というものらしいが、私の様子を診て看護婦さんは「陣痛はもっと痛いよ」と。

CT検査、尿検査、血液検査からは、はっきり断言できる診断が出なかったが、

いくつかの可能性を指摘された。痛みの症状としてはほぼ間違いなく

「尿管結石」らしいが、結石が確認できなかった。

どうやら爆弾を抱えているのかもしれず、治療薬と鎮痛剤を処方してもらった。




モンキアゲハ幼虫

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以前にも紹介した我家の林で育っているモンキアゲハ幼虫だが。

一番成長が遅れていた幼虫もようやく今朝になって終令となった。

カラスザンショウの葉もどんどん落ちて寂しくなっていくが、

はたして幼虫たちの餌は間に合うのだろうか。

モンキアゲハだぶる.JPG
締め切りが迫った原稿。

この原稿では掲載写真のレイアウトも自分でやらねばならず、ワードもエクセルもろくに

使いこなせない自分は苦労する。結局、最後の仕上げを嫁さんにやてもらうことにした。


ウスタビガの配偶行動を撮影するために春から準備をしてきた。

準備といってもうちの林で孵化した幼虫を見つけ、一時的に網掛けで保護し、

最終的には営繭場所をクヌギ小木に促した、というだけのことである。

繭がどの枝に作られるかは幼虫の気分しだい。

メスの繭が3個、オスは2個を確保できた。

オスはメスより5日ほど早く羽化して姿を消してしまった。

そしてメスの方は23日、26日、27日と無事に羽化した。

23日に羽化したメスには翌朝午前9時半ころオスが飛来し交尾。

26日に羽化したメスには翌朝、9時半~10時半の間にオスが飛来し交尾。

28日の今日、昨晩羽化したメスがコーリングしているところへ

午前11時47分にオスが飛来し交尾が成立。

ウスタビガ配偶行動1.JPG低空飛翔で姿を現したオスは、いったんメスのいるクヌギを通り越したが、

すぐに何かをキャッチしたかのようにUターンし、繭にぶらさがったメスへと確実に近づいて

いった。写真はメスの腹端にしがみつく瞬間。

今日は今にも雨が降り出しそうな天候で撮影条件はすこぶる悪かった。

そこでISO感度を800に設定し、シャッター速度1/500を確保。

画質よりシャッターチャンスを優先した。

ウスタビガ配偶行動3.JPG今朝のオスは翅の色模様から前回のオスとは別個体。

つまり3匹のオスが別々に飛来して交尾が成立したことになる。

今日は午後6時~7時の間に交尾が解け雌雄とも繭から姿を消した。

残った繭には5個の卵が産み付けられていた。



薄手火蛾の季節

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今朝の午前6時45分。

繭に残っていたのはオスと、そして数個の卵。

卵とオス.JPGじつは昨日の午前中、繭にぶらさがってコーリングしていたメス(26日に羽化)のところへ

オスが飛来し交尾が成立した。ウスタビガの交尾時間は9時間前後もの長時間に及ぶ。

前回もそうだったが、交尾終了後、先に飛び立ったのはメス。残ったオスが上の写真。

メスが何時ごろ飛び去ったのかは不明。

写真のオスは撮影のために懐中電灯を照らしていたためか、翅を小刻みにはばたき始め

数カット撮影したところで飛び去っていった。

さて、昨日は午後5時頃、残っていた最後の繭からメスが羽化した。

夜間、オスの飛来はなく(門灯にオスが一匹来ていたが)、

今朝もコーリングを継続中である。






午後3時半ころ、ウスタビガのメスが羽化し始めた。

ウスタビガメス2.JPG
頭を繭の外に現してから、かなりの時間そのままの姿勢が続く。

繭口が狭いため体を抜き出すのに苦労するようだ。しばらく休んでから何回も力む。

大きな腹部が抜け出るときは、ポッコン!と音がするような気がするのも、

ようやっと出ましたか、という安堵感による。

日没後、様子を見に行こうと玄関を出たら懐中電灯の光にオスの姿が浮かび上がった。

オスは玄関前のカエデの梢に止まっていたのだ。

いつからそこにいたのだろう。

よく見ると、そのオスは先日、先に羽化したメスと交尾していたオスだった。

翅の破れ方ですぐにわかった。ずいぶん頑張っているなあ、と思う。



ウスタビガの卵

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まずは昨日の記事の訂正を。

ウスタビガのメスは産卵せすに飛び立った、と書いてしまったが、

今日、あらためて繭を見てみたら6個の卵が付着していた。

ウスタビガ卵.JPG昨夜は暗くてよく見えなかったのだが、翅を小刻みにふるわせていたとき、

すでに産卵していたようだ。つまり交尾が解けてすぐに産卵を開始していたわけである。

オスとしては、自分の子どもが産み落とされるのを目の前で見て(見えてはいないと

思うが)ひとまずは安心したのではあるまいか。と、擬人的に解釈しておこう。


今日は午後からノコンギクを探してみた。2年前に撮影した場所はすぐ近くにあったので

犬を連れて見に行ってみたが、今年は一株も生えていなかった。

それではと、あちこち心当たりの場所を巡ってみたのだが、ヨメナばかりでノコンギクは

まったく見つからなかった。

ヒメジョオン?で吸蜜するベニシジミの姿がちらほら目に付いた。

べにしじみ秋.JPG
2012年のスケジュール手帳を買った。

いろいろ迷ったが、新書版よりか一回り大きなサイズにしてみた。

21×13センチと、手帳としてはでっかいほうだろう。

これには二つの理由があって、一つには視力の低下に伴うこと。

もう一つは、筆記用具を万年筆にしたいこと。

手帳といえばコンパクトなもの、とこれまで決め付けていたが、

文房具屋でいろいろ眺めているうちに気持ちが変わった。

私の誕生日は11月1日でとっくに過ぎてしまったが、

自分で自分にプレゼントとして選んだのが、万年筆。

以前から欲しかったのでちょっと奮発してみた。といってもそれほど高額なもの

ではない。







ウスタビガの交尾

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午前8時半ころ、うちの林の上空をウスタビガのオスが飛翔していた。

一瞬の出来事でシルエットしか見えなかったが、鋭角な翅、大きさからして間違いない。

林の天井秋空.JPG昨晩羽化したウスタビガのメスは、夜中~早朝にかけて観察してみたが、

オスの飛来はなかった。

午前8時半すぎ、冷たい北風が強く吹き始めた。

午前9時半過ぎ。

やはりオスが再び現れて、繭にぶらさがってコーリングしていたメスと交尾した。

ウスタビガ交尾朝.JPGオスの翅は破れて擦れており、羽化から数日経ているものとわかる。

しかし、よくぞ来てくれた!

交尾が終了したのは午後6時10分。

交尾終了間近になってメスは翅を小刻みに動かし始めた。

そして交尾が解けるとしばらくして先に飛び立ったのはメスのほうであった。

オスはそれに遅れること10分以上経てから。

したがって繭上に産卵はされなかった。

繭上に産卵されない理由の一つとして、オスがしぶとく居残ることもあると思われた。

メスは繭から離れたあと地面に落下したので回収して網カゴに入れておいた。

少し採卵できればいい。


昨日は撮影スタジオを整理し、これまで使いづらかったことなど反省点を洗い出し、

撮影台、ライティングシステムなどを大幅に組み直してみた。

仕事部屋はこれで完璧、などということはなく常にいじっていじりまくる。

不必要だったものは潔く解体したり、捨てたりした。







オスの羽化に遅れること5日目。ようやくウスタビガのメスが羽化した。

羽化時刻は午後4時45分ころ。

ウスタビガメス羽化515.JPG繭から出て翅が伸び始めたころはもう真っ暗の午後6時半ころだった。

天候のことや蛹の状態などから、今日は必ず一匹は羽化するだろうと思った。

予想は見事に的中。

問題はこのあと、羽化したメスのところにオスが飛来してくるかどうかだ。



映像プロダクション「つばめプロ」から、テレビ番組の案内ハガキをいただいた。

トンボ映像.jpg
案内.jpg

テレビは普段ほとんど観ない私だが、こうして案内ハガキをいただいたときは必ず見る。



新開への連絡はこちらまで。kamakirisan あっとまーく shinkai.info

フェースブックやツイッターは、どうも私には馴染まないので、

連絡はメールでお願いします。



暖かい陽射しを受けて、庭のツワブキ花上には数多くの昆虫が群れている。

ほとんどがハナアブ類など双翅目の昆虫。ニホンミツバチは来ていない。

モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、イチモンジセセリも常連客だが、

稀にアサギマダラの姿もある。今日は珍しく、サツマシジミのオス が訪れていた。

ツワブキにサツマシジミ.JPGこちらの動きにはけっこう神経質で、ちょっとした振動でも上空に舞い上がってしまう。

そしてしばらく高所を舞ったあとには梢に降りて、日光浴を始める。

サツマシジミ日光浴.JPGサツマシジミはこの同じ場所によく舞い降りた。少し高所であること、

太陽光がよく当たること、そんな条件が彼をこの場所に導くのだろうか。

残念ながら水平近くまで翅を開くことはなかった。

明日締め切りの原稿もあるので、今日は外出を控えて敷地内を少し巡回。

カラスザンショウを見上げてみれば、モンキアゲハ幼虫のシルエットが二つ並んでいた。

モンキアゲハ幼虫シルエット.jpgカラスザンショウはどれも背丈より大きい樹ばかりだから、こうしてシルエットで幼虫探索を

行うことになる。先日も3匹、別の樹で見つけている。

どれも4令かあるいは終令になったばかり。

脚立に上がって俯瞰気味に撮影してみた。

モンキアゲハ幼虫2匹.jpgモンキアゲハはこのあと蛹となって越冬する。蛹になるときは通常、樹を降りて低い場所で

蛹化することを観察している。

モンキアゲハ幼虫はナガサキアゲハ同様、怒らせるとプリプリしばらくは治まらない。

モンキアゲハ臭角.JPG


今朝、庭のクヌギにぶらさがっていたウスタビガの繭が羽化済みであることに気付いた。

羽化したのは2個の繭でいづれもオス。

しかしウスタビガはすでに飛び去り、その姿を見ることはできなかった。

羽化したのは昨夜のことだろう。

羽化済み繭ウスタビガ.jpgクヌギではクヌギカメムシが産卵していた。確認できた数だけでも4匹。

うちの林でこれほど多くのクヌギカメムシが観察されるのは初めてのこと。

クヌギカメムシ産卵2匹.jpg(EPL-2 LEICA DG MACRO-ELMARIT  45ミリレンズ 

ストロボFL-300R 2灯使用RCモードでTTL発光 )

洗濯物を取り入れ畳んでいたら、小さなカマキリが飛び出してきた。

なんとサツマヒメカマキリの幼虫。

サツマヒメカマキリ幼虫緑色.JPG胸部が緑色のタイプ。本種の幼虫を探すとなるとけっこう難しいが、こうして偶然、

出会うことが稀にある。

さて、トイレの窓の網戸に止まっていたのがショウリョウバッタ。

この時期になってもまだ元気そうなことに驚き、

そして次に驚いたのが桃色の体色。

褐色型と緑色型の混合タイプで、その褐色部分がすべて桃色に染まっている。

こんなのは初めて見た。
桃色ショリョウバッタ2.JPG

しかも体の隅々まで仔細に見ても、染み一つ、傷一つないのである。

いったいいつごろ羽化したのであろうか?

どう考えても10月に入ってからの羽化ではないだろうか?

桃色ショウリョウバッタ1.JPG



朝陽がうちの林に射し込むのは午前7時半あたり。

林の朝201111.JPG
うちの東隣はスギ林だが、大きくなりすぎ、しかも間伐もされず荒れ放題。

そのスギ林がなければ、朝陽はもっと早い時刻に降り注いでくれるのだが。

秋冷となり冬も間近になると、いっそうスギ林が恨めしくなる。

洗面台の蛇口をひねって水がぬるく感じるようになったのはつい数日前からだ。

ああ、もう冬なんだな。井戸水には季節感があっていい。

明日から雨になるようなので、井戸水ポンプとプロパンガスの屋根囲いを仕上げておいた。

単管パイプの骨組みはあまりにも味気ないので、目隠しを工夫する。

午後からはどんより曇ってきた。

それでも気温は高めなので、夜になるとタイワンクツワムシが盛んに鳴いている。

仕事部屋のすぐ外で鳴いていたオスは、緑色型であった。

タイワンクツワムシおす.JPGタイワンクツワムシにクツワムシネジレバネがついていないか、調べているが、

どうやら九州以北では可能性が薄いようだ。しかし、タイワンクツワムシがいる限り

しつこく調べておこう。

夕方の散歩では犬のチョロの嗅覚が役に立つ。

チョロはバッタ類を探しあててはこれを喰う。草むらに潜んでいるタイワンクツワムシも

的確に見つける。

しかし喰われては困るので、見つけ出した瞬間、私が横取りするのである。

今日も6匹ほどメスを探し当てた。ちなみに5匹が褐色型で緑色型は一匹のみ。

残念ながらクツワムシネジレバネの寄生は確認できず。

さて、タイワンクツワムシは年を越しても生存しているが、2月以降の生存率については

仔細に調べたことがない。成虫での越年は無理なのかもしれないが、

少しくいさがってみたいものである。






火山

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NHK宮崎では天気情報のなかで、霧島山のライブ映像が毎日流れる。

その映像は都城市の高千穂牧場近くから撮影された映像だが、

カメラが設置されている場所に偶然出くわしたことがある。

私も撮影条件のいい場所を探していたときのことであった。

その場所にはNHKの中継車があって、24時間カメラは新燃岳に向けられている。

たしか民放の中継車もあったと思う。

いまのところ新燃岳は沈静しているが、このところにぎやかなのが、

桜島である。

一昨日も夜中に噴火音とともにかなりの空振があって、これは地震か!と

緊張感を伴う。いや、けっこう地震には弱い性質なので、布団をかぶる。

布団をかぶって安心できる程度だから、どうってことはないのだが、

昨日も午前中には巨大な噴煙が三股町内からもよく見えた。

秋晴れの今日、朝焼けの霧島山を久しぶりに撮影した。

霧島山朝焼け2011.JPG庭に出ればいいものを、この写真は寝室から撮影。

外気のなかで撮影するのと、室内から撮影するのでは、微妙に目線の高さが違う以外

に変わりないはずだし、写真を見た人がその違いに気付くことはほぼあり得ないとは

思う。が、自分としては撮影しているときの気分は大事だと思っている。

午後5時ちょうど。

犬の散歩に出たところ日没の瞬間だった。

日没20111116.JPG写真では太陽が白く飛んでいるが、肉眼では太陽は真っ赤である。

こういう場合、露出を変えたカットの合成で肉眼で見た雰囲気を再現できるのだろう。


今日は再び、熊本市に行ってきた。

一昨日に撮影した写真は大気がガスっていて条件が悪かった。

それで今回は撮り直しをしてきたわけだ。今日はさすがに秋晴れですっきりした青空だった。

往復4時間。撮影してすぐにトンボ帰り。

高速道路はひたすら走行し続け、遅い昼食を三股町のラーメン屋でとった。

このラーメン屋は先週オープンしたばかりで、うちからもっとも近いラーメン屋である。

味はといえば、まあそこそこといえるだろうか。


ニホンミツバチの巣

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都城市内のある工場敷地内に、ニホンミツバチの巣があると教えていただいた。

さっそく現場に駆けつけてみた。

剥き出しになったニホンミツバチの巣はこれまでにも何箇所かで見ているが、

今日の巣は目線の高さにあってこれまでで一番低い場所である。

ニホンミツバチ工場内巣1.JPG巣盤は全部で4枚、全体の大きさは小さめである。

この場所の条件でこれ以上に巣の規模を大きくするのは難しいのではないか、と思えた。

ニホンミツバチ工場内巣2.JPG工場で働く人が数人、撮影中に見学に集まってきた。ちょうど昼休みの時間帯。

工場の社長さんは、このまましばらく静観するとのことらしい。


ヒメアカタテハつわぶき.JPG昨日、EOS-5Dのボディにうっかり、EF-S60ミリマクロレンズを取り付けてしまった。

そしたらフォーカシングスクリーンが、カタン!と飛び出してしまった。

こういう誤装着を防ぐためにEF-Sレンズにはゴムリングが装着されているのだが、、、。

そもそもEF-Sレンズはフルサイズカメラでは使えないという制限があるから

できれば使用しないと決めていたのだが、60ミリマクロの魅力には妥協してしまった。

それが間違いであったろうとは思う。

今後、キャノンの一眼デジカメがどういう方向性で進んでいくのかどうでもいいことだが、

フルサイズとAPSサイズの2系統に絞られていくようだ。

できればフルサイズでは使えないEF-Sレンズ群で魅力あるレンズを出しては欲しく

ない、と願う。




産卵は、まだか?

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宮崎県からトンネルを超え熊本県の山間に入ると、霧が濃かった。

熊本市の平地まで出るとさすがに霧はないが、空はガスっていて秋晴れとは言い難い。

今日は風景写真の仕事。天候が第一番だ。最高の条件ではなかったが、とりあえず

撮影はしておく。

山間を走るときはトンネルも多くFMラジオはほとんど受信できない。

そこでバッハのCD曲を聞きながら走行。

帰りの高速サービスエリアで昼食をとった。ミックスフライ定食をほおばりながら、

はて、ETCカードで走行した場合、今日の高速料金の領収書はどうやって請求するべきか

知らないことに気付く。

ETCを使うようになってから高速を利用するにも財布の中身を気にしなくて

済むようになった。がしかし、今朝は財布に千円札が二枚と小銭が少々。

まあ昼飯くらいはなんとかなるな、と気軽に出発したのだが、

帰り道、ガソリンの残量が気になった。昼飯を食べて、財布を開けてみれば千円札一枚が

たいそう威張っていた。サービスエリアのスタンドで、千円分だけガソリンを入れた。

6リットル少々あれば約180キロは走るからこれで安心できる。

さて、うちに戻ってオオカマキリの様子を窺う。

お腹の大きなメスだ。もう産卵してもいいだろう、と思うのだがまだのようだ。

オオカマキリお腹大きい.JPG「ジュニアエラ」12月号 (朝日新聞出版)、只今発売中。

私の連載記事「昆虫バンザイ」№8が載っています。

ススキ夕焼け.JPG

ヒメクダマキモドキ

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朝一番、庭で目が合ったのは、ヒメクダマキモドキ だった。

ヒメクダマキモドキ朝陽のなかで.JPGツワブキの花上によく来ているのはツユムシだ。しかし今朝はヒメクダマキモドキ。

ツユムシよりか体も大きいので目に付く。林の中ではこちらの姿に驚いて飛び立つ姿も

よく見かける。林の中を水平飛行するうちにジョロウグモの網糸に掛かってしまうことも。

ジョロウグモに捕まったヒメクダマキ.JPG上の写真画面にはイソウロウグモのシルエットも写りこんでいる。

食べられているヒメクダマキモドキはメスだが、

もうこの時期にオスの姿を見かけることはほとんどない。


ずっと前から気になっていた、井戸水ポンプとプロパンガス。

雨ざらしになっているので屋根を拵えておきたい。そこで今日は単管を使って

骨組みを組んでみた。単管はやぐらを作ったときのがいっぱい残っている。

この場所にはでっかい温水器も設置してあったが今年の5月に撤去したばかり。

であるから、温水器がどいた空間を、鍬やらスコップなどの物置小屋に利用できる。

そこでとりあえず単管を組んでみたわけだ。屋根の造作はまた後日。

パイプ長の寸法は1メートル、2メートル、1.5メートルの組み合わせで組める。

ただし1.5メートルというのは無いので、3メートルのパイプを切断した。

切断にはグラインダーを使う。少し時間が掛かるが仕方が無い。火花が飛ぶのでゴーグル

をつける。

単管で組んだ骨組みはガッシリと頑丈だ。

あとは屋根と側面の目隠しを設置すれば、完成。

台風が来ても吹き飛ばされないよう、しっかりした屋根を作る予定。



今朝は霧が濃かった。

VB124073.jpgうちから安久児童館まで車で20分程度だが、いつも気になっていたのが写真のセンダン。

児童館の少し手前、車窓の右手にいつも見える木だ。

画面奥は都城市方面となる。

今朝は初めてこのセンダンの木の前で車を止めてみた。

VB124068.jpg大きなセンダンの根元には椅子が置いてあった。だだっ広い畑が続くなかで、

このセンダンの木はまるでオアシスのごとく陰を落としてくれる。

そしてそこに椅子がある。                     誰が座るのだろうか。


安久児童館の近くで自然観察会を行った。今年は6月、8月と行い今回で3回目。

最終地点にある池の下の小川に、子供たちは嵌ってしまった。

水の生きものとり.jpg「あ!魚がいっぱいいる!!」数人の男の子はもうこの場所から動かなくなった。

観察会では毎回のことであるが。

水の中の生き物に夢中になる気持ちはよくわかる。皆、目の色が変わる。

残念ながら私には川魚の知識は皆無である。

観察会の講師の仕事をしていく上で限界を感じる。

安久児童館の周辺にはウマノスズクサが多い。

ガードレールには多数の蛹がついていた。

VB124077.jpg数が多かったので、少し蛹を持ち帰ってみた。

さっそく蛹をダンボール板に貼り付けて、来年の羽化まで観察することにした。

ジャコウアゲハ蛹をはる.jpgうちに戻ってみれば、クヌギカメッムシの交尾カップル、

そして産卵中のメス、産卵された卵塊などが見つかった。

暖かい日が続くが、季節はやはり秋である。


仕事部屋で作業をしていたら、板金屋さんがトラックでやって来た。

板金屋さんは、同じ地区の知り合いの方。以前、獅子肉をいただいたこともあるが、

この方は猪狩りから、ハチ捕り、山芋掘り、わさび狩り、キノコ狩り、稲作り、、、、、、、、

ともかく野山の自然の幸に、たいへん嗅覚が優れている。

というか、いつも自然相手に楽しんでいる。

そんなうらやましい性格の持ち主。笑顔がつねに絶えない。

酒の席ではかならず上機嫌で回りの人を笑いに引きこむ。下ネタも多いけど。

風体はというと、ごっつい体格で太い首にタオルをいつも巻いている。

腹巻もしてたっけ?していたら、よく似合うこと間違いなし。

今日、我家を訪れた理由はデッキ造作の下見であった。大きな庇が必要である。

しかし、それなのに脚立とメジャーを忘れて来るかい!?

まあ、うちには、いづれもあるから貸し出しできるけど。

軽々と屋根に上りさっそく庇の寸法を書きとめていた。

デッキを仕事部屋の西側に作る予定だが、屋根部分は板金屋さん。

そして地面のコンクリート塗りには左官屋さんが前日下見に来ている。

皆さん、大工Mさんのお仲間である。Mさんには昨年、物置小屋を造ってもらった。

私は何でも自分でやりたい性分ではあるが、いかんせん時間がない。

しかし、こうしてそれぞれの分野のプロの方の作業や段取りを眺めているのも楽しい。

いつかはその技術を盗んで自分の手でやってみたい、と密かに想う。

さて、アオツヅラフジの実はブドウのようで美味しそうな色合いをしている。

アオツヅラフジの実2.JPG一方、実のようであり、実ではない虫コブもよく目立つ。

ヨモギにつく、ヨモギハシロケタマフシは、日本刀をポンポンするあの毛玉に似ている。

ああいうシーン、最近の時代劇ではあまり見なくなった気がする。

ヨモギハシロケタマフシ.JPGヨモギにとっては迷惑な存在であろうが、この虫コブはまるでヨモギの実のごとく

平然と成っている。

虫コブを形成した犯人は、ヨモギシロケタマバエ。

今、虫コブの中ではタマバエの幼虫が越冬に入ろうとしているのだろう。



今日は松山から宮崎へ移動。午前6時45分に発って我家に到着したのは午後3時20分。

四国から九州に渡る船中では 諸星大二郎著 「蜘蛛の糸は必ず切れる」(講談社)を

読んだ。諸星大二郎は漫画家だが、本書は2007年に刊行された小説集。

まとまった読書の時間がとれるので船旅は好きな方だ。車の運転は苦痛だが、

もうこの行程にはすっかり馴染んできた。

さて、うちに戻ってみれば修理に出していたレンズが届いた。

先月の13日に修理出ししたのでほぼ一ヶ月も掛かったことになる。当初の見積もりでは

EMDユニット(電磁駆動絞りユニット)の交換のみで済むということだったが、

レンズを分解してみると内部での破損も発見されたため、

フォーカスリングユニット、ヘリコイドユニット、連結環、遮光環の交換も必要になった。

つまり人体に例えれば、大手術を施したことになる。

掛かった手術代、いや修理代は29000円也。

梱包を解いてみれば、マクロレンズMP-E65ミリ は、まるで新品同様の姿になっていた。

MP-E65mmレンズ.JPG(写真:EOS-5D  シグマ50ミリマクロレンズ TR-3でスタジオ用ストロボを発光  )

フォーカスリングのゴム環と三脚リングは以前のままだが、他のパーツの外見は新品。

このレンズの代用レンズとしてはオリンパスの改造レンズなどいろいろあるので、

修理の間、仕事上の支障は無い。しかしこのMP-E65ミリレンズは等倍~5倍という

広い倍率を一本でカバーできるので、重宝し手放せない機材ではある。

無ければ無いで、かなり不便を感じた。使い慣れたレンズでもあるからだろう。



河川敷き

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ヒメジュウジナガカメムシの小集団が土手のあちこちで見られる。

ガガイモがたくさん生えているせいだろう。

ジュウジナガカメムシ.JPGヒメジュウジナガカメムシはセイタカアワダチソウの花にも群れる。集団はほとんどが

セイタカアワダチソウの花や葉に集中していた。

ヨモギでは数は少ないものの、ヨモギハムシがいた。

ヨモギハムシ交尾.JPG河川敷きの林にあるマサキでは、ミノウスバの新成虫が多かった。

雌雄がなぜか行儀良く並んでいた。左がメス。右がオス。

ミノスバ雌雄.JPG交尾カップルも何組かいたが、単独のオスがお尻をツンと垂直に立てるのはどういった

理由からだろう?黒い毛束が引き立つ。

びっしりと並んだ卵塊もあった。

さて、今年の5月にシロスジカミキリの羽化脱出を観察したヤナギの木。

そのヤナギの生えていた河原に出てみて、アッと驚いた。

そこには立ち木が一本も無かったのである。

流されたヤナギ.JPG大きなヒラタクワガタが潜んでいたアキニレも、でっかいセンダンも、なにもかも一切が

川の流れに一変していた。

シロスジカミキリの幼虫期観察に期待をかけていたヤナギ数本が全滅。川下へと

流されてしまった。

この場所は振り返ってみれば、十数年ほど昔には上の写真と同じ風景だった。

流れが削りだした崖ではカワセミが営巣していたのであり、

画面左の河原に簡易型のブラインドを拵えて何日も撮影に通った日々が蘇る。

川は動く生き物みたいなものだ。雨が降れば流れが増し、姿を変える。



キアシナガバチ

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実家の庭木の手入れをしていたら、キアシナガバチの集団と巣を見つけた。

キアシナガバチ秋集団.JPGマサキの繁みの奥にあったので、夏の間はまったく気づかなかった。

巣は破れてボロボロになっている。よく見れば、蛾類の蛹殻がいっぱいついている。

いわゆる「スムシ」にやられたのだろうか。




宮崎県、延岡市北川町を抜けて国道10号線を北上。

しばらく山間の道を進んで「宗太郎トンネル」をさらに先に進んだあたりだろうか。

9月にも立ち寄ったハルニレの樹を覗いてみた。

葉っぱはだいぶ落ちていたが、ヨツモンカメムシは2ヶ月前と同じあたりに佇んでいた。

ヨツモンカメムシ秋.JPG確認できたのは4匹。

マムシの姿を見ておきたくて探してみたがシマヘビが足元から飛び出しただけだった。

大分県渓流1.JPG今夜からしばらく、愛媛県、松山市に滞在。

実家の周りでは、マツムシの鳴き声が聞こえてくる。

そういえば三日前。宮崎のうちの家の近くでヒグラシの鳴き声を聞いている。

午後10時50分。

実家の庭から夜空を眺めていて、久しぶりに流れ星を見た。綺麗だった。

東京に住んでいた頃、松山の実家に戻るたび夜空の星の数が多いことに感動していたが

4年前に宮崎に引っ越してからは、もっと星の数が増えて今にも天空が落ちてきそうな

ほどの迫力を感じた。いつまでもそうあって欲しいと願う。








ツワブキ開花

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玄関先のツワブキが開花し始めた。

つわぶき2011.JPGツワブキの花が咲き始めると、いよいよ秋本番だなあと感じるのが例年だが、

今日も朝から妙に生暖かい。Tシャツ一枚で過ごせるほどだった。

ツワブキの花にはいろいろな昆虫が訪れるが、午後3時半ころにモンシロチョウが

やって来た。しかも滞在時間がやたらと長い。

カメラを構える私を気にしてか、幾度と無く飛び去るのだがすぐに舞い戻ってくる。

ツワブキの蜜とはそれほど、美味いのだろうか?

モンシロチョウつわぶき.JPGさて、すぐ上の写真はEOS-7Dの内臓ストロボと小型ストロボ270EXⅡを使用。

レンズはEF-S60ミリマクロ。

この撮影の際、内臓ストロボがなかなかポップアップせず、困った。

前にもう一台のEOS-7Dがポップアップしないことで修理出ししたことがあるが、

内臓ストロボのトラブルは、EOS-7Dのアキレス腱であるうようだ。

今日は電源のオンオフを繰り返したりしているうちにポップアップできたが、

そんなことで手間取っているうちにシャッターチャンスを逃しては情けない。



点々模様

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庭に置いてある物入れに点々模様があった。

てんてんさん.jpg日光に晒され表面がずいぶんと劣化してきた物入れだが、こういう模様は初めて見た。

これはウスカワマイマイの足跡である。

てんてんさん2.jpg足跡が一本の筋ではなく、点々になっているのは、マイマイが尺取歩きをしたからだろう。

物入れの表面には藻類が繁殖しているので、それを食べてもいるようだ。


今日は30メートルのLANケーブルを天井裏に這わせる作業を行った。

家庭用のPCは居間に置いてあるが、これまでは私の仕事場に設置してあるルーターから

無線LAN接続を使用してきた。しかし、電波が微弱で接続が不安定なため不便だった。

そこでLANケーブルでの有線接続に切り替えることにしたわけだ。

しばらくは30メートルのLANケーブルを廊下に延々と伸ばして使っていたが、さすがに

邪魔になる。ルーターの場所から居間まではちょうど家屋の端から端に至る距離がある。

天井裏を這わせるしか方法はない。家屋の端にいくほど屋根裏の天井は低くなっており

LANケーブルを壁伝いに降ろす作業は思っていたよりたいへんだった。

ただでさえ私は極度の閉所恐怖症である。狭い梁の間に頭を捻じ込んでいるときに

懐中電灯が消灯し、被っていたヘルメットが梁に挟まって身動きできなくなった

瞬間などは、もう死ぬかと思うくらい恐怖におののき焦った。

マスクまで梁に押し付けられ、息もできなくなったのだから。

もがいてもがいて、ジタバタした。冷静になるんだ、と自分に言い聞かせることになった。

洞穴に潜り込んだ経験は何回かあるが、やっと肩が通るだけの穴に潜り込むのは

相当な勇気がいる。

それにしても屋根裏はやたらと暑い!!昼間は汗がボトボトとしたたり落ちていた。

洞穴はそれに比べれば涼しいぶん助かるには助かる。真の闇が待ち受けているが。

それと天井裏は埃もすごい。マスクは必須である。

ネズミ駆除用の粘着マットにはクロゴキブリとマダラカマドウマ、アシダカグモなどが

掛かっていた。けっこう虫が徘徊していることがわかる。

LANケーブルの配線が終了すると、今度は壁に穴あけ作業をする。

穴あけには先日紹介したホールソーを使用。

開けた穴から落とし込んだLANケーブルが見えれば成功。

糞虫用の長いピンセットでケーブルを引っ張り出せた。





昆虫写真家・田辺秀男さんが急逝なさった。

亡くなったのは先月の21日。83歳と御高齢だったが年齢をまったく感じさせない

エネルギッシュな活動をなさっていた。


私が最後に田辺さんにお会いしたのは今年の5月19日のこと。

秋になったら再びお会いする約束をしていたのだが、、、、、、、、、、、、、、。

四万十の昆虫.jpg田辺秀男さんの著書は何冊もあるが、1996年に献本していただいた

『四万十の昆虫たち』(高知新聞社)は強く印象に残っている。

当時、私は肩書きだけは昆虫写真家と名乗っていても、まだ自著を出版できておらず、

かなり焦っていた。そういう時期であったからなおさらこの写真本は刺激になった。

田辺さんはかつて『北海道の昆虫』(北海道新聞社)という写真図鑑を出版なさった。

昆虫の生態写真で構成した写真図鑑というのは、おそらくこの「北海道の昆虫」

が日本では初めての試みではなかっただろうか、と

田辺さんご自身が語っておられた。

田辺さんの写真はじつにシャープで、写真で同定も可能になるようにと撮影されていた。

まさに図鑑向けの写真作りに力を注がれていたのである。

フィルムはコダクローム25を長く愛用され、その後64に移行なさったようだ。

デジタルカメラ全盛の今でもなお、フィルムカメラを使われていた。

田辺さんの愛用カメラはニコン。

一昨年、デジタルカメラのことで相談を受け、私が使っていたオリンパスのE-620

とマクロ35ミリレンズの組み合わせをお奨めしたが、それを使ってどの程度まで

撮影なさったのかついに見ないままとなってしまった。

来週、松山でお会いするつもりでいたのだが、

今日、急逝なさったことを葉書きで知ったばかり。

いろいろ想い出を語るべきことも多いが、

今夜は田辺秀男さんのご冥福をお祈りしたい。合掌。







キカラスウリ

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オオシロカラカサタケが生えていた畑の傍に、

キカラスウリの実がたくさんぶら下がっていた。

キカラスウリ.JPG


シマヘビのぬけがら

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朝、嫁さんが 「窓の外に大きな白いのがあるけど、見てみて!」 というので

さっそく庭に出てみれば、シマヘビの抜け殻だった。

昨日の夕方にはなかったから深夜から今朝の間に脱皮したのだろう。

抜け殻の長さは、1.3メートルあった。シマヘビとしては中型くらいだろうか。

せっかくだから撮影しておいた。

シマヘビぬけがら.JPG抜け殻に空気を送り込んで膨らませ、そのまま固定して保存できれば面白いのだが、

すぐにいいアイデアが浮かばなかった。

シマヘビうろこ.JPGシマヘビの脱皮の様子は、関慎太郎さんが撮影された写真が

『脱皮コレクション』(日本文芸社2011に載っている。



ニガキで育っているシンジュサン幼虫の様子を見にいってみると、

すぐ近くのアカメガシワで交尾しているクヌギカメムシがいた。

うちの林で交尾カップルを見るのは初めてのこと。

クヌギカメムシ交尾1101.JPG今日から11月だが、こうしてクヌギカメムシを見ていると秋の進行をあらためて感じる。

まさに生物カレンダーだ。

都城市の街中の神柱公園に行ってみれば、

こちらではヨコヅナサシガメに吸血されているクヌギカメムシがいた。

クヌギカメムシ受難.JPG神柱公園ではまだ、この一匹だけ。クヌギカメムシの活動はまだ先のようだ。

しかし、いづれこうしてヨコヅナサシガメの餌食になるものが数多く出て、

クヌギの根元には死骸がたくさんころがることになるのだろうと思う。


今日は国立国会図書館から、依頼していた文献コピーが届いた。

コウモリガ関係の文献である。冬の間に文献を集めて来年の観察に役立てたいと思う。


オオシロカラカサタケは、今朝には倒れていた。

そして夕方。

傘は開ききって、平面状の円盤になっていた。

オオシロカラカサタケ傘上面.JPG
オオシロカラカサタケひだ.JPG





ニホンミツバチ受難

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神柱公園にあったニホンミツバチの巣。

9月27日に巣を見つけたのだが、今日ふたたび訪れてみると、

こんな立て札があった。

立て札きけん.JPG巣口には土嚢が二つ積んであり、巣口を塞ごうとしたようだ。

しかしハチは相変わらず元気に出入りしていた。

土嚢で塞ぐ.JPG
ニホンミツバチ巣口.JPG立て札の文面を見てがっかりした。

これでは市民に恐怖を煽るだけで、公的な立場の方が発する警告としては

あまりにもお粗末だ。ハチの種類を調べる、その習性を調べる、それくらいはやってほしい。

それでもって、ニホンミツバチはおとなしい性格だから、巣に近づいたり刺激を与えない

ようにすれば大丈夫です、と。

巣を潰そうとするやり方も情けない。まさに蛮行と言えよう。言いたくないけど。