ウスタビガの交尾

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午前8時半ころ、うちの林の上空をウスタビガのオスが飛翔していた。

一瞬の出来事でシルエットしか見えなかったが、鋭角な翅、大きさからして間違いない。

林の天井秋空.JPG昨晩羽化したウスタビガのメスは、夜中~早朝にかけて観察してみたが、

オスの飛来はなかった。

午前8時半すぎ、冷たい北風が強く吹き始めた。

午前9時半過ぎ。

やはりオスが再び現れて、繭にぶらさがってコーリングしていたメスと交尾した。

ウスタビガ交尾朝.JPGオスの翅は破れて擦れており、羽化から数日経ているものとわかる。

しかし、よくぞ来てくれた!

交尾が終了したのは午後6時10分。

交尾終了間近になってメスは翅を小刻みに動かし始めた。

そして交尾が解けるとしばらくして先に飛び立ったのはメスのほうであった。

オスはそれに遅れること10分以上経てから。

したがって繭上に産卵はされなかった。

繭上に産卵されない理由の一つとして、オスがしぶとく居残ることもあると思われた。

メスは繭から離れたあと地面に落下したので回収して網カゴに入れておいた。

少し採卵できればいい。


昨日は撮影スタジオを整理し、これまで使いづらかったことなど反省点を洗い出し、

撮影台、ライティングシステムなどを大幅に組み直してみた。

仕事部屋はこれで完璧、などということはなく常にいじっていじりまくる。

不必要だったものは潔く解体したり、捨てたりした。






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