河川敷き

| | トラックバック(0)
ヒメジュウジナガカメムシの小集団が土手のあちこちで見られる。

ガガイモがたくさん生えているせいだろう。

ジュウジナガカメムシ.JPGヒメジュウジナガカメムシはセイタカアワダチソウの花にも群れる。集団はほとんどが

セイタカアワダチソウの花や葉に集中していた。

ヨモギでは数は少ないものの、ヨモギハムシがいた。

ヨモギハムシ交尾.JPG河川敷きの林にあるマサキでは、ミノウスバの新成虫が多かった。

雌雄がなぜか行儀良く並んでいた。左がメス。右がオス。

ミノスバ雌雄.JPG交尾カップルも何組かいたが、単独のオスがお尻をツンと垂直に立てるのはどういった

理由からだろう?黒い毛束が引き立つ。

びっしりと並んだ卵塊もあった。

さて、今年の5月にシロスジカミキリの羽化脱出を観察したヤナギの木。

そのヤナギの生えていた河原に出てみて、アッと驚いた。

そこには立ち木が一本も無かったのである。

流されたヤナギ.JPG大きなヒラタクワガタが潜んでいたアキニレも、でっかいセンダンも、なにもかも一切が

川の流れに一変していた。

シロスジカミキリの幼虫期観察に期待をかけていたヤナギ数本が全滅。川下へと

流されてしまった。

この場所は振り返ってみれば、十数年ほど昔には上の写真と同じ風景だった。

流れが削りだした崖ではカワセミが営巣していたのであり、

画面左の河原に簡易型のブラインドを拵えて何日も撮影に通った日々が蘇る。

川は動く生き物みたいなものだ。雨が降れば流れが増し、姿を変える。


« キアシナガバチ       帰ってきた「マクロレンズ MP-E65ミリ」 »