『北海道の森と湿原をあるく』(寿郎社)、
というネイチャートレイルガイド本を知ったのは昨日のこと。
本書は2003年4月に出版されている。
北海道の自然に憧れたのは学生時代だが、しかしやはり遠い。
ちょくちょく訪れることは不可能だし、どうせなら定住しなければ、という思いは、
亜熱帯の八重山諸島とて同じこと。狭い日本といっても、じつは広い。広過ぎる。
さて、本書を開いてみてびっくりした。じつに、内容が濃い!!読んで面白い。
カバーの冒頭にある文を引用してみよう。
「本書は、北海道の森と湿原を散策してみたい人のための
「自然遊歩道案内」である。登山でもウォーキングでもなく、
「遊歩」すなわち散歩で、自然を「歩く・見る・聞く」ことがテーマである。
森や湿原の小途を気ままに歩き、そこで出会うさまざまなものに
感動を見いだす。普通に歩けば十分もかからぬ道を、
数時間もかけて味わいながら進むような散歩のことである。」
冒頭のこの文章が本書の性格そのものをズバリ語っている。
たくさんの風景や植物、生きものの写真はどれも素晴らしく、
写真集として眺めるだけでもけっこう見応えがある。
しかしそれに加えてガイドの文章と自然観察についての語りも読み応えじゅうぶん。
本書は随所に特徴的な構成、解説が盛り込まれており、類書のガイドブックとは
かなり異質とも言えるだろう。
じつは、著者の河井さんとは一度だけ、仙台でお会いしたことがある。
にぎやかすぎる居酒屋だったのでゆったりとお話はできなかったが、
私は仙台のストリップ劇場のことばかりを語ったように思う。思うではなく、
たしかにそんなスケベな話ばかりした。
ま、それはともかく、
『北海道の森と湿原をあるく』(寿郎社)
河井大輔 写真・文
読めば北海道に行きたくなることは間違いないが、
行けなくとも得るものが多い。本書は自然書として気ままにページを
めくっても楽しめるのである。
というネイチャートレイルガイド本を知ったのは昨日のこと。
本書は2003年4月に出版されている。
北海道の自然に憧れたのは学生時代だが、しかしやはり遠い。
ちょくちょく訪れることは不可能だし、どうせなら定住しなければ、という思いは、
亜熱帯の八重山諸島とて同じこと。狭い日本といっても、じつは広い。広過ぎる。
さて、本書を開いてみてびっくりした。じつに、内容が濃い!!読んで面白い。
カバーの冒頭にある文を引用してみよう。
「本書は、北海道の森と湿原を散策してみたい人のための
「自然遊歩道案内」である。登山でもウォーキングでもなく、
「遊歩」すなわち散歩で、自然を「歩く・見る・聞く」ことがテーマである。
森や湿原の小途を気ままに歩き、そこで出会うさまざまなものに
感動を見いだす。普通に歩けば十分もかからぬ道を、
数時間もかけて味わいながら進むような散歩のことである。」
冒頭のこの文章が本書の性格そのものをズバリ語っている。
たくさんの風景や植物、生きものの写真はどれも素晴らしく、
写真集として眺めるだけでもけっこう見応えがある。
しかしそれに加えてガイドの文章と自然観察についての語りも読み応えじゅうぶん。
本書は随所に特徴的な構成、解説が盛り込まれており、類書のガイドブックとは
かなり異質とも言えるだろう。
じつは、著者の河井さんとは一度だけ、仙台でお会いしたことがある。
にぎやかすぎる居酒屋だったのでゆったりとお話はできなかったが、
私は仙台のストリップ劇場のことばかりを語ったように思う。思うではなく、
たしかにそんなスケベな話ばかりした。
ま、それはともかく、
『北海道の森と湿原をあるく』(寿郎社)
河井大輔 写真・文
読めば北海道に行きたくなることは間違いないが、
行けなくとも得るものが多い。本書は自然書として気ままにページを
めくっても楽しめるのである。