ウマノオバチの季節

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午前中は宮崎市のシルビアシジミ発生地を訪れ、成虫の活動の様子を見てきた。

オスはかなりの数が飛んでいたし、新鮮なメスの産卵も確認できた。

ミヤコグサの群落は爽快。

移動の途中、シイ類の花の香りが車内にも入ってくる。


IMG_5334.JPG
( 写真:ツブラジイ EOS-5D  EF17-40ミリズーム )

気温は28度を超えたようだ。まるで夏。

一気に春が駆け足となった。ナガサキアゲハ、サトキマダラヒカゲ、ジャコウアゲハ、

アオスジアゲハ、アゲハ、ダイミョウセセリ、ミヤマカワトンボ 、、、、を見る。

うちに戻ってヒメクロオトシブミのゆりかごの数を調べていたら、

コナラにはゴマダラオトシブミの出来立てのゆりかごがあり、

目の前には、ウマノオバチが2匹、長い産卵管を垂れて舞っていた。

クリの木では産卵行動を最初からしっかりと観察できた。

IMG_9630ウマノオバチ産卵.JPG                      ( EOS-7D  EF100ミリマクロ )

この場所にはこのあと2匹のメスが訪れ、2匹目のメスもまったく同じ孔に産卵管を挿入して

産卵。3匹目のメスも順番待ちをしていた。

クリやコナラにはミヤマカミキリ幼虫が多数入っており、ウマノオバチが産卵しているのは

幼虫の坑道内である。


さて、先日、フジの若葉から見つけた4個の卵が今朝になって孵化した。

P4240054謎の卵がふ化.jpg
( OM-D E-M5  M.40-150ミリズーム+クローズアップレンズ )


令数が進めば幼虫の正体もわかるかもしれない。

同じフジの葉っぱでは先日さらに2個の卵を見つけたので、いわゆる誤産卵ではないようだ。

しかし、この蛾が多食性の可能性もあるから、ともかく飼育して確認するのが一番だろう。

今日は移動時間も2時間ほどあったし、うちの林での観察も長く時間をかけた。

やるべきことは山積しているが明日に持ち越したものも多い。

寝なければ仕事ももっと進むはずだが、とは思う。

先日、初めて飲んだ岐阜県と鳥取県の地酒はどちらも、すばらしく美味い!!

こんな日本酒を知らずして死ぬのは勿体無いと思う。






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