2012年5月アーカイブ


バラの花

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[三股町 ]

オニヤンマのヤゴが多い川を見に行ったのだが、小雨が降り始めた。

これではオニヤンマは飛ばないだろうと思ったが、

川の様子だけでも見ておくことにした。自然観察では結果が出ることにこだわると

前には進まない。ともかく現場を歩いて、見ることを辛抱強く続けることが大事だ。

小川の土手に綺麗な、バラ属の花が咲いていた。

P5310022バラ属.jpg花弁がハート型をしている。花の大きさはノイバラくらいだ。

園芸種がたまたまここで繁殖したのだろうか?

この野バラは、ツクシノバラ(ツクシノイバラ)、であるようだ。

九州ではとくに宮崎県内に広く分布するという。


庭の畑で、ニホンホホビロコメツキモドキが産卵していた。

キュウリと苦瓜の柵は竹で組んだものだ。

この竹が産卵場所になる.。

産卵する前に、産卵孔を掘るのだが、これはかなり時間と手間をかける。

仔細はいづれ出版本で紹介したいが、産卵孔の形状は複雑である。

P5310106ニホンホホビロ産卵前行動.jpg写真は産卵孔を穿っているところ。硬くて厚い竹に産卵用のトンネルを掘るのである。

( 写真: OM-D E-M5  12-50ミリズーム、魚露目8号レンズ )




さなぎ

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イラガの繭は、冬の間に松山の実家で採集した。

採集するときにはイラガセイボウの寄生を受けたものだけを選んだつもりだった。

しかし、その中で一個だけ寄生を免れた繭があった。

今朝になってそのことに気付いたのだが、イラガ羽化時刻は通常、夕方に集中する。


P5300070イラガ成虫.jpgほかのイラガ繭の一つでは、イラガセイボウ蛹が成長していた。

P5300074イラガセイボウ蛹.jpg繭の中の繭である。蛹は蝋細工のようで美しい。

P5300086いらがせいぼう蛹.jpg

ソメイヨシノ(桜)の細枝内では、リンゴカミキリが蛹になっていた。

P5300084リンゴカミキリ蛹.jpg



( 写真: OM-D E-M5  マクロ45ミリレンズ  )



今夜に予定されていた自治会の会合はキャンセルとなったが、

携帯基地局設置工事の問題は終わったわけではない。また必ず同じ問題が勃発する

ことは明白である。

延岡市で基地局電磁波で健康被害を受けたとして、KDDIを相手に告訴した

原告団の団長さんから多くの資料をいただき、それをファイルにまとめ、

自治会の会長さんに、読んでもらうようにお願いした。

せめて三役の方で回してもらいたい、あるいは住民のなかで関心のある方には

是非、お伝え願いたいと、申し出た。

東京から移転してすでに5年。

地元の複雑な事情など、私には一切、理解できていない。

しかし、誤解されようが嫌われようが、ともかく話をしないことには、

前には進めない。

電磁波健康被害について、真剣に考えようとする人はまだ少ないが、

基地局がどんどん増殖していくことに対して、黙っているわけにはいかない。

[ 三股町 ]

今日は夏日。日射しがきつい。

午前中、庭にオニヤンマが飛来しすぐに北へと姿を消した。

チョウの姿も多く、とくにメスグロヒョウモンはオス3、メス2、を目撃。

交尾カップルが一つ、林の梢からハラハラと落ちてきて、撮影しようとしたら

再び上空へと舞い上がってしまった。メスがはばたき、オスはぶら下がったまま。

我が家の庭で見るヒョウモン類は、ツマグロヒョウモンとメスグロヒョウモンのみで、

少し寂しい。

オニヤンマを待っていたら花壇に クロセセリ がやって来た。

P5290039くろせせり.jpgクロセセリの口吻(ストロー)は長い。

ビュ〜ンと、まるで鞭を振り上げる勢いだ。花蜜が浅い位置にあるからか、

長い口吻を持て余しているのだろう。

花はカーネーション、ナデシコの仲間みたいだが、種名はわからない。

この花にはカラスアゲハのメスと、モンキアゲハのメスもやって来た。


( 写真: OM-D  E-M5   45ミリマクロ  )


携帯電話基地局設置の問題は、意外な展開となった。

詳細は省くが、地主の方が急転、設置計画をキャンセルにした。

しかし、これで問題解決というわけではないと思う。

電話会社はまだ他にもあるし、今後はますます設置計画が飛び込んでくるだろう。




ゆっくりフィールドを巡る時間がないので、夕方もほんの少しだけ犬の散歩。

犬には申し訳ないが、短時間で引き上げる。

P5280003くろうりはむし.jpgクロウリハムシ、お腹が大きいのはメスだからだろう。

産卵場所は土の中だろうか。

ササには、スゲオオドクガの幼虫がいた。

P5280010すげおおどくが.jpg

(写真: OM-D  E-M5       45ミリマクロ  )

我が家の近く、150メートル先に建設予定の携帯電話基地局アンテナの件は、

狭い集落のなかで厄介な展開も見え隠れしてきた。

いや、三股町全体で、建設に反対する住民と電話会社、設置業者とのトラブルは

頻発しているようだ。

こういった問題は今のところ法的には問題がないからと、電話会社が強い立場にあり、

住民は苛立つばかり。それが住民どうしのいがみ合いにまで発展することにもなる。

電磁波の健康被害については、行政が主導して疫学的研究調査を早急に進めて

欲しいとおもう。一体、どういったことが生じているのか、事実確認が必要であろう。

「電磁波過敏症」というものがどういったものなのか、

どういった条件で症状が発症するのか、知りたいことはいっぱいある。



滑車

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3月はじめに完成した飼育部屋だが、

西向きに大きく開放されているので、強い陽射しや雨を凌ぐための日よけシートを

取り付けている。

使わないときはロープで巻き上げて収納できるようにしてみた。

WW26672120120526.jpg巻き上げには2箇所に取り付けた滑車のおかげでスムーズにできる。

滑車は、一連と二連の2種類が必要である。

WW26672220120526.jpg
WW26672420120526.jpg
この直付けできる滑車は、都城市にある「ハンズマン」というホームセンターで買った。

ホームセンターは他にもいくつかあるが、この滑車を置いている店は無かった。

さすが「ハンズマン」だとあらためて思ったが、

最近のホームセンターは食料品売り場を増やしたりして、

専門的なアイテム売り場面積を縮小し、

まるででっかいコンビニストアへと変わってきた。Y電気店なども食料品売り場がいきなり

登場し、電気製品売り場が面白くなくなってしまった。



マドボタル

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[ 三股町 ]

昨日の夕方、犬の散歩途中の畦道で見つけた、マドボタルの一種。

赤黒模様は遠目でもよく目立つ。

P5260172.jpg

本種は最近の研究により各地で種分化しているようで、

数種に分かれるかもしれないとあった。

※当初、オオマドボタルとしていたが、前胸の形状、赤紋の大きさなどから、ヒメマドボタル、の可能性もあり、ここではマドボタルの一種、と改めた(2024.5.27記)

庭ではナナフシの中令幼虫を見かけるようになったが、

左前脚を損傷し、その後脱皮しても完全には元通りにならなかったであろう

個体がいた。

あと何回か脱皮を繰り返せば復元できるのだろうか?

P5250149ななふし脚.jpg
人工池ではクロスジギンヤンマのメスが羽化していた。

撮影した時点で午後6時。体の色付き具合から、羽化は午後4時〜5時ころでは

ないだろうか?

P5260185くろすじぎんやんま.jpg
今朝になってもまだ羽化殻にぶら下がっていた。

午前4時半ころに雨が降ってびしょ濡れになっていた。

気温が上がってくるまで、まだ飛び立てそうにない。

( 写真: OM-D   E-M5    マクロ45ミリ )

灯りに来た蛾

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[ 三股町 ]

仕事部屋のライトに飛来した蛾を2種。

セダカシャチホコは新鮮な個体で、今年初めての登場。

P5250122セダカシャチホコ.jpg
「背高」ではあるが、頭に角が生えているようにも見える。

横から見ると。

P5250130.jpg
もう一種は、白装束の オビヒトリ だが。

頭をチョンッとつつくと、色鮮やかに変身する。

P5250141オビヒトリ.jpg
( 写真: OM-D  E-M5    45ミリマクロ )

今朝は、うちの敷地の東側にある杉山を買いたい、という方がみえた。

山の所有者を知るためには周辺の地番がわかれば早い。

山を買ってどうするのだろう?前々から疑問になっていたのだが、

別のことで話し込んでいるうちに、聞きそびれてしまった。

安いとは言え、あちこちの山を買い漁るのはなぜだろう?

「そんな大事なこと、なんで最初に聞かないのよ!?」

と、あとで嫁さんに叱られた。

電磁波によると考えられる健康被害の情報がどんどん集まってきた。

マスコミでもいろいろ取り上げられているが、これまで無関心過ぎたと痛切した。

やはり、携帯電話基地局アンテナは設置については慎重な議論が必要である。

昼過ぎだったか、FMラジオを流して仕事をしていたら、

突然、番組が中断して「ここでニュースです」と割り込みがあった。

何か災害でも起きたか!と、思えば、なんと「トキが巣立ちしました」

というニュース。

ズッコケてしまった。  なんでこれが重大ニュースになるのか?





[三股町 ]

仕事部屋のすぐ外に生えているイヌホオズキで、ホオズキカメムシの雄2匹が

闘争していた。

P5240105ホオズキカメムシ雄の闘争.jpg画面上の一匹はメス。

わかりにくいとは思うが、下のオス2匹は後ろ脚を使って闘争中である。

オスの後ろ脚の太ももは太くなっており、互いに脚で相手の体をはさみつける。

写真では背中が見えているオスは左脚を失っており、しばらくは頑張っていたが、

ついに退散してしまった。片方だけで闘争するのはさすがに不利であったのだろう。

このイヌホオズキの別の葉っぱにもう一匹オスが佇んでいたが、おそらくはそのオスも

闘争に負けた口かもしれない。

ホオズキカメムシではオスが数匹のメスを独占し、いわゆるハーレムを作ることが知られて

いるが、そのハーレム形成の初期の段階なのであろうか?

しばらく観察を続けてみたいと思う。

P5240071コガネムシカップル.jpg

コガネムシの発生量には年変動が激しいように感じるが、今年は多い。

このコガネムシの個体数変動とコガネグモの発生数にどの程度関連性があるのか?

ちょっと興味深い点でもある。

( 写真 : OM-D E-M5  マクロ45ミリレンズ )


今朝、延岡市で携帯電話基地局アンテナ設置操業に伴い、健康被害を受けたとして

全国で初めて訴訟を起こした原告の方ら、さまざまな資料データをいただいた。

被告はKDDI。

アンテナから半径300メートル内での住民の健康調査、アンケートなどの資料と、

原告の方々の健康被害についての陳述書を読むにつけ、これはかなり深刻な問題だと

感じてきた。

私は150メートルほど先に設置される基地局アンテナについて、

景観破壊の面だけで捉えていたが、電磁波の人体および電子機器への影響が

少なからず生じる可能性についても看過できないのではないか、と思うになった。

アンテナ設置については、ソフトバンクから設置業務を請け負った都城市の業者があって、

その業者がすでに設置工事の準備を着々と進めている。

しかしアンテナ設置場所からもっとも近い住民にすらまったく何の説明も行わず、

その住民から問い合わせが入ってから慌てて回答書を出してきた経緯を見ても、

あきらかに反対意見に過敏であって、

それを回避しながら、ことを進めていることがよくわかる。

基地局設置場所にあたる田上地区の自治会では、まだ表立った動きはないが、

設置業者への説明会開催請求などを検討中である。












[ 三股町 ]

クワの葉から見つけた本種は、体長5ミリ程度。

クビナガカメムシ科Enicocephalidae に属する、クロクビナガカメムシ かと

思われる。

P5230021かめむし.jpg光を嫌い足早に暗がりへと駆けていくので、撮影は難しい。

高倍率撮影で追い撮りしてみたが、なんとか見れる写真は一枚だけ。

落ち葉など地面空間でトビムシなどの小さな生き物を吸血して暮らしているようだ。


携帯電話中継アンテナの設置工事について、今日は役場の産業振興課まで出向き、

聴き込みをしておいた。








ミカンのこども

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[ 三股町 ]


花が終わったのはいつ頃だったろうか?と思うほど季節の進行は速い。

ミカンの花びらも散ってしまい、いつのまにか小さな実が目立って来た。

直径はまだ、7ミリくらいだろうか。

P5220029ミカンの子供.jpgこのミカンの木は道一本隔てた隣の畑にある。

今はナガサキアゲハの若令幼虫が多く育っているが、アゲハはそれよりかなり少ない。


さて、以前にも書いた、携帯電話の中継アンテナ塔設置の問題だが、

いろいろ調べてみると、事前に行われるべき地域住民への説明がされてないこと、

にも関わらず説明済みとして役場に申請書が出ていること、など、不可解なことが

浮上してきた。しかし、ある情報によれば設置工事はもう目前の6月という。

アンテナ塔の設置は、それが必要とされることは理解できても、

景観破壊であることは間違いない。ならば、それなりに周辺住民への事前の説明や

万が一の場合の確約書などの取り交わしなど、必要最低限の手順は踏むべきである。

あちこちでトラブルが発生している、と役場側の発言も確認した。

じつは、私が住んでいる田上地区では過去にも、医療廃棄物の不法投棄など

人口が少ない田舎とて、やりたい放題の暴挙が横行してきたそうだ。

もちろん、そういった事業が行われるにあたって、事前に説明などあるわけがなく、

始まってしばらくして、周辺住民が騒ぐが、すでに遅しである。


P5220032夕暮れ霧島山.jpg久しぶりに霧島山の夕暮れが綺麗だった。

さてこの霧島山だが、新燃岳の噴火以後、火口から3キロ圏内への立ち入りが禁止と

なっている。しかし、今朝のTV報道によれば、かなりの人が入山しているとのこと。

顔を隠し声を変えて取材に応じていた人は、自分の判断で入山するのだから

どこが悪いか、と言っていた。
[ 三股町 ]

5~6月はオオミノガの繁殖シーズンだ。

雌は蓑の下部から頭部を突き出し、コーリング。

雄は雌のフェロモンを探りながら夜空を舞う。

しかし、オオミノガの生態を自らの目で確かめるには事前に下準備が必要でもあり、

偶然にも遭遇できる機会は稀である。

先日、雌の蓑にしがみついたままの雄を撮影できたが、それは

交尾を終えたあとのようであった。交尾そのものはまだ見たこともない。

今年はまず予備観察であって、断片的に得た情報を整理し来年に期待したい。


IMG_1119オオミノガ雌成虫頭部.JPG上の写真は雌成虫の頭胸部。 

コーリングは、この頭胸部を蓑の下部穴から突き出し行う。

多くのガ類の雌がコーリングするとき、フェロモンは尾端の分泌腺から放出されるが、

オオミノガの場合は頭胸部あたりに分泌腺がある可能性が高いようだ。


( 写真: EOS-5D EF65ミリマクロ )



昨日から松山に滞在。今日の夕方、宮崎に戻れば雨だった。

鹿児島ー松山間には航空便がある。日本エアコミューターの小型プロペラ機だ。

最近になって鹿児島からの出発時刻が午前8時15分になったので、

移動時間に余裕が無いときには助かる。以前は午後2時頃出発だった。

もっとも一日一便のみ。

松山の実家横のアラカシの幹には、シロスジカミキリの真新しい羽脱穴が

たくさん開いていた。アラカシはシロスジカミキリの食害によってボコボコになり

弱りかけている。

庭のウメの葉っぱでは、アメリカシロヒトリ の母蛾が産卵中だった。

P5200225.jpg毎年、桜や柿の木の葉がアメリカシロヒトリ幼虫によって暴食されている。

写真ではほとんどわからないが、卵には一匹の寄生蜂が取り付いていた。

この寄生蜂、この大卵塊のうち何卵まで寄生するのであろうか?

全部だろうか?

昨夜は道後温泉の近くにある日本料理店で会食をしたが、

そのあと夜の道後温泉本館を初めて見学してきた。

昼間とはずいぶん雰囲気が違って、そして午後10時を過ぎても人が多いのに驚いた。

久しぶりに松山の路面電車にも乗ったが、実家から松山繁華街までのバスは渋滞の中

なかなか進まず、併走していた自転車に先を越される始末。

その道は私が高校生の頃自転車通学していた道であるが、車とすれすれに

走行するような狭い箇所も多く、事実、私は高2のとき自転車事故で大怪我をした。

バスの窓からその現場付近を見下ろしながら、ちょっと懐かしい気分になった。

[ 三股町 ]

本日、イヌザンショウについていたアゲハの蛹が羽化した。

このアゲハは3月29日に見つけた卵から飼育した個体。

休眠蛹から羽化した春型♀の産み落とした卵から育った個体だから、

当然、夏型になるだろうと思っていた。

しかし、今日羽化した個体はどう見ても春型である↓

IMG_2429春型?.JPGちなみに休眠蛹から羽化した春型の写真はこちら↓ 

レンズ前球に汚れが付いて左翅の先端に白いモヤが入っているNG写真だがご勘弁を。

IMG_1010春型.JPG飼育は室内でなく、半野外であり日長や温度もほとんど野外と変わりが無いと思う。

そうは思うけれど、完全に野外というわけでもないので、春型になる要因が

あった可能性も否定はできない。

付け加えるに、じつは羽化したアゲハを撮影したすぐ後、玄関から外に出た瞬間、

ニシキギの梢で日光浴していたアゲハが目に入った。

私に驚いたアゲハはすぐに飛び立ってしまったが、その姿は明らかに春型であった。

休眠蛹でまだ今頃になって羽化する個体がいるのだろうか?

それともやはり、春型の子が、春型になったのであろうか?





ササグモの脱皮

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[ 三股町 ]

ササグモ の様子がおかしいと感じた。  

こんな格好でじっとぶら下がることは普段はないはずだ。

P5180051ササグモ.jpg脱皮がもうすぐ始まると思い、カメラを構えて待ってみた。

数分後に脱皮が始まった。

IMG_0986ササグモ脱皮.JPG強風に煽られて足場糸が長く伸びた。

クルクル回転しながらもゆっくりと脱皮が続いた。落ちたら脱皮に失敗するのだろう。

IMG_1002ササグモ脱皮.JPG脚が全部抜け終わると、けっこう長い時間、宙吊りのまま休んでいた。

ササグモはどこでもよく見かける普通種で、脱皮殻もよく見つかる。

これまでにも脱皮直後の写真は撮ったことがあるが、脱皮を最初から最後まで

撮影できたのは初めて。

飼育室のすぐ外を野外スタジオとして使っているが、

今朝も準備作業中にこのササグモが目に入った。

朽木を積んでいる所では、セミスジコブヒゲカミキリ の雌が休んでいた。

IMG_0948.JPGセミスジコブヒゲカミキリの雌.JPG( 写真: EOS-7D EF-s60ミリマクロ、EF100ミリマクロ

      最上段のみ:OM-D E-M5  マクロ45ミリ +ストロボ )

昨日、我が家の林の低木上で何匹かのクヌギカメムシ終令幼虫を見たが、

その幼虫たちが今朝になってほとんど一斉に羽化を終えていた。

周辺にも新成虫の姿が多いが、林の低い場所で羽化する傾向があるようだ。

昨年の秋にコウモリガが羽化したアカメガシワの木ではオオミノガの蓑が越冬していたが

今朝になってその一つにオオミノガのオスがしがみついていた。

交尾はしていなかったが、メスのコーリングを感知して飛来したのだろう。

飼育室にはキイロスズメバチの女王がやってきて、営巣場所を物色していた。

是非とも営巣して欲しい。ワーカーが誕生する直前までなら、大歓迎である。

クヌギの樹液にはオオスズメバチ女王が2匹来ていて喧嘩していた。

昨年はオオスズメバチが極端に少なかったが、今年はどうなるだろうか?









桑の実

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昔、広大な面積を誇った桑畑は、絹糸が売れなくなったという経済的な理由によって

抜根政策が布かれ、ほとんどが姿を消した。

うちの近所でも桑の木を探すのは難しいが、五本の指程度ならあるにはある。

桑の木は今では見捨てられている。

この木に毎日通うのは私くらいで、

どどめ色した実をほおばるのは、野鳥と昆虫くらいだ。

IMG_0851桑の実.JPG都城市、安久児童館の近くのセンダン。ちょうど花盛りである。

WW176664.jpg風が強くて花の撮影としては条件が悪かった。

WW176691.JPGセンダンと言えば、石垣島のミカンキンカメムシ。

卵~羽化の写真データを一度は消失しそうになったが、なんとか救出できた。

八重山諸島には何度も通ったが、撮影した写真はわずかしか仕事に使っていない。

しかしそれでもいいわけで、自分の住み慣れたフィールドをたまには離れてみる、

という経験はそれなりに意義があると思う。ま、それを延長すれば海外にも

ときどきは出かけるのもいいのだろう。

ノアザミもそろそろピークを過ぎて終盤に入ったようだ。

IMG_0882.JPGノアザミが咲き誇る頃、南九州ではトノサマバッタの第1化が羽化する。


( 写真:EOS-7D 100ミリマクロ、 E-PL2 40-150ミリズーム、9-18ミリズーム )






[ 三股町 ]


ウスタビガもヤママユも、終令期に入りつつある。

これからさらに食欲が増し、ほぼ一ヶ月間、食べては休みを繰り返す日々だ。

今朝、庭のクヌギに放飼しているウスタビガ幼虫を覗いてみれば、

ちょうど脱糞していた。

IMG_1949ウスタビガ幼虫.JPGそのすぐ近くには、ヤママユの幼虫もいた。

IMG_1960ヤママユ幼虫.JPGクヌギの葉を美味しそうに食べている。


さて、今日は去年から準備していたある昆虫のふ化を撮影した。

初めての試みなので、いろいろと策を講じたが、それで完璧という保障もなく、

とにかく手探りでやってみるしかない。

いろいろ試してみた成果はあって、今回、初めての撮影で得たノウハウは多い。

もっとも、孵化のタイミングを捉えるのは、どの昆虫であっても難しい。



[ 三股町 ]

今朝は雨も止んで、少し生暖かった。

道路を隔てたお隣のクリの木には、クネクネと伸びた花蕾が目立つようになった。

P5150004クリの花蕾.jpg一週間、いやあと数日も暖かい日が続けば、クリの花も一斉に開花するのではないか。

P5150010クリの花蕾アップ.jpgお隣の町ではゲンジボタルも出始めたようだ。

さて、4月17日に紹介した卵の正体が今日になって判明した。

フジの葉を食べて育った幼虫である。

幼虫の姿から、シャチホコガ科の オオエグリシャチホコ であることを確認できた。

P5150040オオエグリシャチホコ幼虫.jpg卵の段階でシャチホコガ科であろうとは検討がつき、さらにマメ科を食樹とする種を調べて

みたらオオエグリシャチホコ辺りが怪しいと感じていた。

オオエグリシャチホコは夜の灯りにもよく飛来し、これまでにも成虫の姿は撮影した記憶が

ある。ようやく成虫と幼虫の姿が結びついた。

オオエグリシャチホコ終令幼虫の際立った特徴は、何と言っても

お尻にある「偽の目玉模様」ではないだろうか。

画面右側がお尻で、まさにお尻の目が物言うかのようだ。

若令幼虫の食痕はコミスジやイチモンジチョウに似ていて特徴がある。

( 写真: E-M5 45ミリマクロ )





灯りに来た蛾

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仕事部屋の東側に仮置きしたライトには、毎晩いろいろな昆虫が飛来している。

もっとも、数多いオオゾウムシが飛んで来たのか、ノソノソ歩いてきたのかは

確認していないが。

今朝もいろいろ来ていたが、モントガリバとスジベニコケガはこのところ常連客だ。

P5140003モントガリバ.jpg
P5140005スジベニコケガ20120514.jpg






[三股町]

以前、キカラスウリの根元から掘り起こしたオオモモブトスカシバの繭。

もうそろそろ蛹化しただろうか?と割ってみた。

P5130034.jpg
ところがまだ、前蛹であった。

繭は2個しかないのでこういう試みは勇気がいる。

先日、仕事部屋の外に設置してあるライトに飛来した虫のなかで、

オオゴマダラエダシャクのメスが産卵した。

卵塊は母蛾の体毛で包まれているが、その体毛をはずして撮影してみた。

IMG_0735.JPG-1.jpeg
オオゴマダラエダシャクに続いて、キオビゴマダラエダシャクも飛来。

キオビは飼育、撮影もしているのでパスした。

庭のヨモギには、ハマキガ科のヨモギネムシガが、2匹いた。

P5130039.jpg
本種の翅の模様には変異が多いらしいが、この2匹は雌雄ではないか、と思えた。



安心ポーズ

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[三股町]

ゴイシシジミをうちの林で見かけるようになったのはGW中だったと思う。

毎年発生しているが数はたいへん少ない。

林の南側で一カ所だけササコナフキツノアブラムシのコロニーを見つけた。

ゴイシシジミの発生に欠かせないアブラムシだ。

その場所を忘れないよう、ときおり覗いていた。

セグロベニトゲアシガもときどき来ていた。今年はこの蛾の幼虫も見ておきたい。

その後、アブラムシのコロニーはあちこちで見つかり、

これまでに見たことがないほどの繁栄ぶりに驚いた。

今年のゴイシシジミ発生数は多いのではないだろうか。

さて、今朝はオリンパスOM-D E-M5に交換レンズ2本で犬の散歩に出た。

コガネムシの数が増えてきた。畦道のあちこちにいる。

P5130027こがねむし.jpg
後ろ足で葉っぱを折り曲げている。この姿勢で落ち着くのだろう。

風に揺れる草上で休むハエの一種がいた。体長7ミリくらいだろうか。小さい。

P5130030.jpg
微風に揺れているのでピント合わせが難しい。そこで、

これまで使ったことがない追尾AF(C-AF TR)という機能を試してみた。

フォーカス位置をハエの胸部あたりに置いて、シャッターを半押しにすると

揺れて動くハエの体をフォーカスゾーンがきめ細かく追いかけ始める。

見事に追従するのだが、ピントはけっこうはずれてしまう。

「あれ?ピントが合わんなあ」と思いつつもシャッターを押してみれば、

なんと撮影した瞬間、見事に合焦していた。

草の揺れ方は奥に行ったり左右に逃げたりとランダムだが、追尾AFは

しっかりと被写体を捉えるのである。

ハエのすぐ傍ではニッポンヒゲナガハナバチがやはり同じように揺れていた。

P5130032.jpg
こちらも追尾AFでピタリと写し止めることができた。

小さな被写体を撮影する接写では、AFはあまり機能しないことが多かったが

E-M5のAF性能はかなり良くなっている。

接写では微風であっても被写体の揺れが大きく、ピント合わせには苦労するが、

追尾AFはそういう場合に活用できる。

噂には聞いていたが、実際に使ってみて驚いた。











庭のケヤキにアシナガバチの巣があった。

三股町内ではキボシアシナガバチが圧倒的に多いようで、

うちでも仕事部屋の周囲に5箇所も営巣した年があった。

P5110005アシナガバチ.jpg本種についてはいづれ種名を確認したいと思う。




こがねむし

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「こがねむし」  虫の名前のなかで知らない人はいないだろう。

でも実際に野外で、正確にコガネムシを言い当てる人は、意外と少ないだろうと思う。

今年、初めて見るコガネムシに嬉しくなった。

P5100037コガネムシ.jpgコガネムシのような金属光沢の輝かしい姿は、しかし写真撮影する上ではけっこう難しい。

例えば、プラチナコガネの標本撮影ではずいぶんと苦労した経験がある。


さて、先日購入したばかりのMackBook Air だが、すこぶる調子がいい。

これまでOS9というクラシックOS環境でしか読み取れなったデータが、

サクサクと画像表示できて、RAW現像も速やかにできる。

これはいったい、なぜ?  と、 驚くほどの進歩だ。

しかし残念なことに、オリンパスのRAW[データには対応できていないようだ。

サムネイル表示までしかできない。  何とかして欲しい。





歩いて数十秒の畑は、毎年、ナノハナ畑。

正確にはアブラナ科のなんという種類なのかわからないが、今は結実期である。

黄色一色だった畑が、一変した。農家の方に一度聞いてみたいと思いつつ、

なかなか出会えないでいる。

XA09518020120509.jpg
畑の横を通りかかって、ふと「ナガメが繁殖しているだろうなあ」と思った。

思った通り、足を止めて眺めてみると、交尾カップルがすぐに見つかった。

P509035320120509.jpgならば卵や幼虫もきっといるだろうと、目を移すとやはりすぐに孵化幼虫群が次々と

見つかる。

P509036720120509.jpg孵化しても、幼虫たちは卵塊のそばにこうしてかたまっている。


昨日、マックのノートパソコン、MacBook Air 13.3inが届いて、さっそくセッティングした。

梱包を解きながら、「え!?パソコンがほんとうに入っているの?」と

拍子抜けするくらい、薄くて軽量なのに驚いた。

本体を抱えながら「どこに具が詰まっているの?」と思えるくらい

痩せているのである。外部デバイス端子などはギリギリ納まっている。







オニヤンマを探して入った谷戸の一つは、うちからすぐの場所。

ここはホウライチクが植えてあって、タイワンツノアブラムシが毎年発生している。

オオテントウの繁殖はまだ確認できていないが、成虫は見ている。

さて、谷戸の入り口の小川に掛けた丸太橋。

おそらく新燃岳噴火の降灰が積もったのだろう、そこにレンゲが咲いていた。

XA065175れんげの橋.jpgさすがにレンゲを踏み潰しまで、ここを渡る気はしない。

マルバウツギやノアザミには、ジャコウアゲハが来ていた。

P5060035ジャコウアゲハ.jpg


霧島山の夕暮れ

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次男の話では、一昨日にオニヤンマをたしかに見たという。

場所はうちからほぼ2キロ先。

それならばやはり、私が見たと思うオニヤンマも幻ではなかったかもしれない。

午前中は原稿書きの仕事を済ませ、

午後からオニヤンマ探しに出歩いてみた。場所はうちから半径2キロの圏内。

歩いて回ることも可能な範囲だが、反則をして車を使った。

半径2キロ以内、といっても全部を「回るにはかなりの大回りも要する。

時間の制約もあるので、一部は車を使った。

しかし、結局、めぼしい場所を見て回ったがオニヤンマは見つからなかった。

P5060001_01日没.jpg今日の夕暮れよりか、じつは昨日のほうが霧島山のシルエットがくっきり見えて綺麗だった。

さて少し昔の2003年や2004年の写真データは、マックのパソコンで管理され、

外付けHDDもマック対応であるから、データを引き出すにはマックパソコンが必要。

ところが今あるマック唯一のパワーブックG4では能力不足で、たいへん効率が悪い。

そこで、MacBook Air MC965J/A 13.3インチ 1.70GHzを購入した。

仕事上、仕方が無い選択であり好みとかは別問題。








アゲハ、蛹となる

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3月29日に紹介したアゲハの卵を飼育してきたが、蛹化が間近となったので、

先日、庭のイヌザンショウに放した。ようやく今朝になって蛹化を確認できた。

IMG_1705_1.JPG今でもまだ春型のアゲハは飛んで来るが、この蛹は夏型になるのだろう。

この蛹を撮影していたら、頭上をミカドアゲハがもの凄い速度で飛び過ぎていった。

うちの林ではクロヒカゲも多く見かけるようになった。

今日もしつこくオニヤンマを探してみたが、成果は無し。やはり見間違いだったのだろうか。

ヒメウツギ、それともマルバウツギ?

※ マルバウツギ、ではというご指摘をいただきました。ありがとうございます。


WW056583.jpg蕾も花も綺麗で見ていて気持ちがいい。

花にはヒメウラナミジャノメが来ていた。

IMG_1716_1.JPG夕方、犬の散歩を終えてからは、草刈作業をした。

草刈をしていると林縁でクチバスズメの交尾カップルを見つけた。

撮影しようと草を動かしたら、交尾が解けてしまった。右がオス。

WW056588.jpg玄関先のササでは、キマダラセセリ幼虫が巣を作っていた。

IMG_1745_1.JPGほんのわずかでも振動を与えると作業を中断して、再開するまではかなりの時間、

じっとしている。再開するまでこちらは無理な姿勢で待つので、けっこう疲れる。

こういうことを繰り返していると、膝や腰を痛めることになる。



オニヤンマ?

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朝は涼しかったが、日が高くなるにつれ気温はぐんぐん上がった。

敷地の南端には池があるが、この池は国有地らしい。

うちの土地はこの池を取り囲むようにして接している。

今日は朝から池の横を草刈しておいた。久しぶりに汗だくとなった。

背負っていたビーバーを降ろして休憩していると、

池ではクロスジギンヤンマが占有飛行をしていた。

その姿をしばらく追っているうちに、池とは反対側の路上を飛び去るトンボの姿に

気付いた。それまで見ていたクロスジギンヤンマよりかはるかに大きい。

数秒間だけしか見ていないが、その重量感ある飛び方は、オニヤンマだと思えた。

草刈を終えてからも気になって、網を持って探し歩いてみたがついに確認できず。

池ではオオアメンボが気持ちよさそうに泳いでいた。

P5040135.jpgホソミイトトンボのオスもいたので追いかけてみたら、

やがてメスが止まっているところへ接近していった。

P5040132ホソミイトトンボ.jpgどうやら、オスはふられてしまったようだ。

このあとすぐにメスは池の反対側へと飛び去ってしまった。

池の近くのエゴノキの花には、カラスアゲハ、モンキアゲハ、クマバチなどが

来ていたが、そこへコヤマトンボも飛来して休んでいた。

ヤマサナエ、ハラビロトンボ、シオヤトンボ、なども敷地内で見た。




クワの若葉

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朝から気持ち良く快晴。

P5030024.jpgどこかに出かけたい気持ちを抱くのは人として当然だろうが、

仕事だけでなく、やるべきことは多い。

クワの葉も大きく展開し、花もちらほら。

P5030002クワの若葉.jpg
今日はNHK、FMラジオで「ウルトラマンシリーズ」をずっとやっている。

曲目は100曲を超えた。




昨日、うちの林にある2本のエゴノキが満開になっていることに気付いた。

ここ数日、忙しくて観察路を歩いていなかった。

路面には落花がこんなにもあって、あまりにも駆け足な季節の進行に驚いた。

WW026567エゴノキ落花.jpg

WW026559エゴノキ訪花チョウ.jpg
( 写真上下: E-PL2 12-50ミリズーム )

エゴノキのシャンデリアを見上げてみれば、カラスアゲハが盛んに吸蜜していた。

今日は午後から宮崎市「きよたけ児童文化センター」に赴き、写真展の準備をしてきた。

写真展は5月12日まで。

出かける前に急いで撮影したのが、上のエゴノキの写真。

観察路を歩きながら、草刈りをせねば、と強く感じた。

ここ2、3日での植物の成長はほんとうに凄まじい。どこが観察路なのかわかりづらくなり、

しかも雨上がりだと長靴が必要になってきた。    もう、初夏のようだ。

夕方の犬の散歩で畦道のカラムシ群落を覗いてみた。

P5020006_01カラムシ群落.jpg
(写真: OM-D E-M5  12-50ミリズームレンズ )

例年ならラミーカミキリが出ているはずだ。葉っぱをめくってみれば、

葉脈をかじった後食の痕があった。

P5020009_0120120502.jpg
(写真: OM-D E-M5  12-50ミリズームレンズ マクロモード )

ほどなくラミーカミキリの姿も見つかった。

P5020029_0120120502.jpg
(写真: OM-D E-M5  12-50ミリズームレンズ マクロモード )

「きよたけ児童文化センター」で写真パネルの飾りつけを終えたころ、

玄関前をナガサキアゲハのオスが舞っていた。ここは清武町の中心部ではあるが、

けっこう自然環境も残っていて、昆虫も多く棲んでいるようだ。

作業を終えてから、「河野酒店」に立ち寄り日本酒を3銘柄選んで買った。




犬の散歩の途中、畦道の草むらからフィリーリリリ~と音色が響く。

音色の正体を見ることはなかなか難しい。

草むらを踏みつけながらゆっくり歩くと、タイワンエンマコオロギのメスが飛び出した。

慌ててこれを捕まえる。そうしないと犬のチョロが食ってしまうからだ。

もちろん「ダメ!!」と強く制すれば行儀良くお座りをするようにはなった。

タイワンエンマコオロギめす.JPGこのメスは触角が切れているが、お腹の中にはたくさんの卵が詰まっているようだ。

前脚には白い、鼓膜も見える。

顔の眉紋はエンマコオロギに比べて広い。

タイワンエンマコオロギ、南九州では幼虫や成虫で越冬するようだ。

暖かい日には、冬でも鳴き声が聞こえることもある。

タイワンエンマコオロギ顔.JPG草陰に潜むようにして暮らすコオロギ類の生態を撮影するのはほとんど不可能に

近い。どうしても飼育下での撮影が必要になる。

( 写真: EOS-7D  EF-s 60ミリマクロ )