[三股町]
毎年発生しているが数はたいへん少ない。
林の南側で一カ所だけササコナフキツノアブラムシのコロニーを見つけた。
ゴイシシジミの発生に欠かせないアブラムシだ。
その場所を忘れないよう、ときおり覗いていた。
セグロベニトゲアシガもときどき来ていた。今年はこの蛾の幼虫も見ておきたい。
その後、アブラムシのコロニーはあちこちで見つかり、
これまでに見たことがないほどの繁栄ぶりに驚いた。
今年のゴイシシジミ発生数は多いのではないだろうか。
さて、今朝はオリンパスOM-D E-M5に交換レンズ2本で犬の散歩に出た。
コガネムシの数が増えてきた。畦道のあちこちにいる。
後ろ足で葉っぱを折り曲げている。この姿勢で落ち着くのだろう。
風に揺れる草上で休むハエの一種がいた。体長7ミリくらいだろうか。小さい。
微風に揺れているのでピント合わせが難しい。そこで、
これまで使ったことがない追尾AF(C-AF TR)という機能を試してみた。
フォーカス位置をハエの胸部あたりに置いて、シャッターを半押しにすると
揺れて動くハエの体をフォーカスゾーンがきめ細かく追いかけ始める。
見事に追従するのだが、ピントはけっこうはずれてしまう。
「あれ?ピントが合わんなあ」と思いつつもシャッターを押してみれば、
なんと撮影した瞬間、見事に合焦していた。
草の揺れ方は奥に行ったり左右に逃げたりとランダムだが、追尾AFは
しっかりと被写体を捉えるのである。
ハエのすぐ傍ではニッポンヒゲナガハナバチがやはり同じように揺れていた。
こちらも追尾AFでピタリと写し止めることができた。
小さな被写体を撮影する接写では、AFはあまり機能しないことが多かったが
E-M5のAF性能はかなり良くなっている。
接写では微風であっても被写体の揺れが大きく、ピント合わせには苦労するが、
追尾AFはそういう場合に活用できる。
噂には聞いていたが、実際に使ってみて驚いた。