オオミノガの雌成虫

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[ 三股町 ]

5~6月はオオミノガの繁殖シーズンだ。

雌は蓑の下部から頭部を突き出し、コーリング。

雄は雌のフェロモンを探りながら夜空を舞う。

しかし、オオミノガの生態を自らの目で確かめるには事前に下準備が必要でもあり、

偶然にも遭遇できる機会は稀である。

先日、雌の蓑にしがみついたままの雄を撮影できたが、それは

交尾を終えたあとのようであった。交尾そのものはまだ見たこともない。

今年はまず予備観察であって、断片的に得た情報を整理し来年に期待したい。


IMG_1119オオミノガ雌成虫頭部.JPG上の写真は雌成虫の頭胸部。 

コーリングは、この頭胸部を蓑の下部穴から突き出し行う。

多くのガ類の雌がコーリングするとき、フェロモンは尾端の分泌腺から放出されるが、

オオミノガの場合は頭胸部あたりに分泌腺がある可能性が高いようだ。


( 写真: EOS-5D EF65ミリマクロ )


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