キリギリス、ふたたび

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[ 宮崎県 三股町 ]

朝から今日は久しぶりに陽射しがあった。

飼育室を出てすぐの草むらには多数のニシキリギリス( どうもうるさく感じるので以下、

キリギリスとする )が、が日干しを行っていた。

IMG_4214キリギリス日干し.JPGポーズとしては、後脚を下げて腹部にできるだけ日が当たるようにしている。

翅も若干浮かせ気味だろうか。狭い範囲に同じポーズをして10匹以上が並んでいた。

このままのポーズのあと向きを変えるのだろうと思う。

今年の春は、やたらとキリギリスの幼虫が多いことに気付いていたが、

過去5年間を振り返ってもたしかに多い。

先月、3週間、家を空けてから戻って気付いたことの一つは、キリギリスの鳴き声を

よく聞くようになったこと。3週間前宮崎を発つとき、キリギリスはどれもまだ中令幼虫だった。

今は成虫のほうが多く、幼虫はかなり少なくなった。いても終令かその手前。

飼育室に戻ってみれば、キリギリスが遊びに来ていた。

IMG_4299.JPGキリギリス遊びにくる.JPG午後5時から一時間ほど、うちの雑木林の草刈作業を行った。

敷地全体の草刈作業をまともにやるなら、3~4日間は掛かる。

さすがに観察路も判別できないほど荒れていた。3週間ものブランクはきつい。

この時期はこまめな草刈作業を要する。もっとも雨降りでは作業もできないのではあるが。

午後6時過ぎ、久しぶりに犬の散歩に出る。

P7040001クヌギ苗木.jpg歩いてすぐのこの草地、じつは今年の冬に開墾してクヌギの苗木を植えた場所である。

植えたのは私ではない。ないが、まるで自分のクヌギ畑のように親近感を憶える。

60センチほどの苗木がどこに植わっているのかわからないほど草が茂ってしまった。

どう眺めても、クヌギは見つからない。

ここを草刈りするのはかなり苦労するだろうと思う。手作業になるからだ。

これを放置しておくと、今度はササが入ってくる。そうなるとさらに厄介だ。

すでに画面奥では放置された農地がササ林になっているのである。

自然とは何だろう?という問いかけなら毎日している。田舎暮らしにつきものの思考である。

草刈がなぜ必要か?これにはいろいろな理由がある。

やり方にも気を使う。けっこう難しい。とくにタイミング。


午後7時。

犬の散歩から戻ってみれば、

北側の杉林から、ヒグラシの鳴き声が聞こえてきた。

昼間はニイニイゼミが賑やかだったが、ヒグラシの鳴き声を聞いてから、

梅雨もそろそろ終わりだろうなあ、と思えた。













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