[ 宮崎県 三股町 ]
深夜、書斎にマットを敷いて1時間おきにタイマーの音で起きる。
敷地内を一巡して、さらに飼育虫を細かくチェックし終わるまで
30分は掛かる
そして横たわり熟睡する。またタイマー音で目覚める。
前にも書いたが私は徹夜ができない。少しでも寝ないと深夜や早朝の
観察、撮影ができない。1時間おき、というタイミングは今回、
これでいいだろうと決めたことだ。
夜は虫たちの表情、行動も変わる。これがけっこう面白い。
主題の撮影のほかに副産物も見逃せない。
夜に脱皮するバッタ類は多い。
脱皮直後は色素がまだ浮き出てないので、透明感があり奇麗だ。
こういう撮影では逆光を入れるとその透明感がよく表現できる。逆光だけでもいい。
さて、ハシリグモ類かと思う、大型のクモが、なんとケラの成虫を捕らえていた。
地上から50センチ程の高さ。ケラがどのような状況でクモに捕まったのか
想像するしかないが、普段はケラを見る機会がほとんどないので、
こういうシーンにはちょっと驚く。
ケラも夜にはかなり活発に動いているのだろう。それでクモと遭遇したものと思う。
( 写真: OM-D E-M5 マクロ45ミリレンズ FL−300Rストロボ )
昨夜は残炎ながら主題の撮影はできず、副産物ばかりとなった。
この状況がもう一週間近く続く。さすがに少し疲れた。