夜の虫

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[ 宮崎県 三股町 ]

深夜、書斎にマットを敷いて1時間おきにタイマーの音で起きる。

敷地内を一巡して、さらに飼育虫を細かくチェックし終わるまで

30分は掛かる

そして横たわり熟睡する。またタイマー音で目覚める。

前にも書いたが私は徹夜ができない。少しでも寝ないと深夜や早朝の

観察、撮影ができない。1時間おき、というタイミングは今回、

これでいいだろうと決めたことだ。

夜は虫たちの表情、行動も変わる。これがけっこう面白い。

主題の撮影のほかに副産物も見逃せない。

夜に脱皮するバッタ類は多い。

P7140095.jpg
脱皮直後は色素がまだ浮き出てないので、透明感があり奇麗だ。

こういう撮影では逆光を入れるとその透明感がよく表現できる。逆光だけでもいい。

さて、ハシリグモ類かと思う、大型のクモが、なんとケラの成虫を捕らえていた。

P7140075.jpg
地上から50センチ程の高さ。ケラがどのような状況でクモに捕まったのか

想像するしかないが、普段はケラを見る機会がほとんどないので、

こういうシーンにはちょっと驚く。

ケラも夜にはかなり活発に動いているのだろう。それでクモと遭遇したものと思う。

( 写真: OM-D E-M5  マクロ45ミリレンズ FL−300Rストロボ )

昨夜は残炎ながら主題の撮影はできず、副産物ばかりとなった。

この状況がもう一週間近く続く。さすがに少し疲れた。





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