ツチイナゴの幼虫、アオバセセリ蛹

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[ 宮崎県 三股町 ]

午前8時~地区公民館で盆祭りの設営作業に参加。

草刈や舞台作りと人手が要る。 途中、嫁さんと次男をJR都城駅に送る。

お盆帰省である。子供の成長に伴い、家族の足並みは揃わなくなった。

午後2時前から「みまたんえき写真展」会場に出向いた。

しばらくして、激しい雨となった。

Z8120270駅前通り.JPG
Z8120280雨いす.JPG寂しい駅前通りはまっすぐ一本道で武道館へと続く。

空も広い。 この一本道の空間をうまくデザインして、人が集う場所にできそうな気がする。

今はとにかく寂しい。駅前が賑やかになる日はいつか来るだろうか?

事前に連絡いただいた鹿屋市の方、そして太宰府市から来ていただいた方と

会場でお会いできた。皆さん、遠くから来ていただきありがとうございます。

Z8120287会場のこども.JPG私の写真絵本を読んでくれる子供たち。

どんな反応をするのか眺めているのも面白かった。

お孫さんを連れた老夫婦の方とお話をした。

おばあちゃんは、「毎年カブトムシをただ飼うだけで、実際にいる場所に連れていけない

のが残念。写真のような場所はどこにありますか?」との質問を受けた。

三股町ならあちこちにカブトムシ観察ポイントとなる環境があることを説明しようとしたら、

おじいちゃんが、もうその話はええから、と会場を早く出ようとなさった。

せっかく、おばあちゃんが孫にと、自然体験の情報を求めていらっしゃるのに、

おじいちゃんの「そういうことに深入りするな!」とのメッセージを私はしっかり受け止めた。

どうしてかなあ?と残念に思った。孫が昆虫好きになっては困る、という心情があるのかも

しれない。それはそれでわかる気もする。

じつはこのおじいちゃん、私になぜ宮崎に来たのか、厳しい表情で質問をなさった方である。

最初から理解できかねない、という硬い表情。これは初めての経験。

「なんで、この土地に来たのか?ここは宮崎ぞ!」

端折りながらもこれまでの事情をお話したのだが、その反応ぶりには

かなりの拒絶感があったことを、私は見逃さなかった。なるほど、私のような生き方や

価値観を嫌っているなあ、と肌で感じたのである。

というか、宮崎のこの三股町に辿り着いた明解な根拠やいきさつを期待なさっていた

ように感じる。私は偶然ですよ、とまあ正直にそのまま語った。

それでも写真展を開催するなかで、こうしていろいろな方とお会いできる

機会が持てるのは面白い。面白い、などと書けば、また恐い顔されそうだが。

今日、明日と、家では私、一人。

朝夕、2回の犬の散歩、他もろもろの家事も忙しい。

Z8120334ツチイナゴ幼虫.JPGツチイナゴ幼虫。夕方の散歩。

Z8110257アオバセセリ蛹.JPG一昨日、蛹化した美郷町産のアオバセセリ蛹。

飼育していた幼虫は美郷町の現地に戻すつもりだったが、観察会で参加者の皆さんに

観てもらったあと、すっかり忘れてしまい、うちまで持ち帰ってしまった。

それで宮崎市の倉岡小学校での講演でも幼虫を披露しそのまま飼育を続けたのである。

( 写真:OM-D E-M5  ライカ45ミリマクロ、M.9-18ミリズーム )





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