[ 宮崎県 三股町 ]
注文していたパソコンが届いて、そのセッティングと調子の悪い旧パソコンの
修復作業(まだ終わらず)などをやっていたら、
夕方の犬の散歩が遅くなってしまった。
外に出るとすでに日没寸前。
散歩道で人に出会うことはほとんどない。
大きなオニグモが円網の真ん中に陣取っていた。網は昨夜からのものだろう。
巣網のディテールも表現するには、ストロボ光も必要だが、
見た目に近い表現では自然光でいい。
私も幼少の頃はクモが怖かった。上の写真のようなまさにクモのシルエットからして
怖かった。いつから怖くなったかはわからない。まさか生まれながらにして、というわけでも
ないだろう。おそらく物心ついたときから怖かった、ように思う。家庭環境が大きいと思う。
それが昆虫を追いかけるようになってから、ガラリと変わった。クモに興味が湧いた。
すると怖い、という感覚は嘘のように消えてしまった。
アゲハの幼虫も中学1年生のときはまだ気持ちが悪かった。
恐る恐る、割り箸で捕まえた記憶がある。それは理科の宿題で点稼ぎするためであった。
中学生のころ、昆虫との出会いは、本の世界だけであり、
私はいわゆる昆虫少年ではなかったのだ。
だから、イモムシを気持ち悪がる人や、クモを怖がる人の気持ちが、少しは理解できる。
立場がガラリと変わって、「ほらこのイモムシ、可愛いでしょう!?」と観察会で
説明しながらも、その感覚が簡単には通じはしない、ということも同時に感じている。
でも、きっかけは大事である。
語りかけてくれる人が傍にいるか、いないか、では雲泥の差がある。
気持ち悪い、と感じるのは、対象物を見ようとする前から、
気持ち悪がっている、ということもよくある。最初からイメージを組立て、自分の世界で
回りを見る。これでは自分劇場のなかだけで、回りを納めてしまうことになりかねない。
ほんとうに何が気持ち悪いのか、じっくり考えてみる時間もあっていいかと思う。
私もじつはいまだに蛇が苦手である。しかし、努力は怠っていない。
出会ったらできるだけよく観察するようにしている。じっと見る。
蛇にも種類がある。種類によっては全然、気持ち悪く感じないものもある。
ジムグリとか幼蛇とか。マムシなどはカッコいいと感じる。でも腹側を見ると
ちょっと気持ち悪いと、白状する。それでもできるだけ、彼らをよく見ようと努力する。
石垣島で初めてであったサキシマハブも、かなりビビったけれど、綺麗だった。
ほんとうに綺麗だった。
毒蛇には威厳を感じる。
この話はまたいづれ続きます。
注文していたパソコンが届いて、そのセッティングと調子の悪い旧パソコンの
修復作業(まだ終わらず)などをやっていたら、
夕方の犬の散歩が遅くなってしまった。
外に出るとすでに日没寸前。
散歩道で人に出会うことはほとんどない。
大きなオニグモが円網の真ん中に陣取っていた。網は昨夜からのものだろう。
巣網のディテールも表現するには、ストロボ光も必要だが、
見た目に近い表現では自然光でいい。
私も幼少の頃はクモが怖かった。上の写真のようなまさにクモのシルエットからして
怖かった。いつから怖くなったかはわからない。まさか生まれながらにして、というわけでも
ないだろう。おそらく物心ついたときから怖かった、ように思う。家庭環境が大きいと思う。
それが昆虫を追いかけるようになってから、ガラリと変わった。クモに興味が湧いた。
すると怖い、という感覚は嘘のように消えてしまった。
アゲハの幼虫も中学1年生のときはまだ気持ちが悪かった。
恐る恐る、割り箸で捕まえた記憶がある。それは理科の宿題で点稼ぎするためであった。
中学生のころ、昆虫との出会いは、本の世界だけであり、
私はいわゆる昆虫少年ではなかったのだ。
だから、イモムシを気持ち悪がる人や、クモを怖がる人の気持ちが、少しは理解できる。
立場がガラリと変わって、「ほらこのイモムシ、可愛いでしょう!?」と観察会で
説明しながらも、その感覚が簡単には通じはしない、ということも同時に感じている。
でも、きっかけは大事である。
語りかけてくれる人が傍にいるか、いないか、では雲泥の差がある。
気持ち悪い、と感じるのは、対象物を見ようとする前から、
気持ち悪がっている、ということもよくある。最初からイメージを組立て、自分の世界で
回りを見る。これでは自分劇場のなかだけで、回りを納めてしまうことになりかねない。
ほんとうに何が気持ち悪いのか、じっくり考えてみる時間もあっていいかと思う。
私もじつはいまだに蛇が苦手である。しかし、努力は怠っていない。
出会ったらできるだけよく観察するようにしている。じっと見る。
蛇にも種類がある。種類によっては全然、気持ち悪く感じないものもある。
ジムグリとか幼蛇とか。マムシなどはカッコいいと感じる。でも腹側を見ると
ちょっと気持ち悪いと、白状する。それでもできるだけ、彼らをよく見ようと努力する。
石垣島で初めてであったサキシマハブも、かなりビビったけれど、綺麗だった。
ほんとうに綺麗だった。
毒蛇には威厳を感じる。
この話はまたいづれ続きます。
(写真: E-M5 M.12ー50ミリズームレンズ )