[ 宮崎県 三股町 ]
庭の枝にあるセミヤドリガの繭を点検していたときである。
視界の隅にあったのは枯れ葉か、あるいは枯れ葉てんこ盛りのミノムシと最初は感じた。
カクレミノの梢にぶら下がっていた。
もう少しで見落とすところだった。
カレハガの交尾カップルだ。
地上から高さ2.5mあるので脚立に登って撮影したのが下の写真。
ぶら下がっている方がオスで、カクレミノの葉につかまっているメスは、
おそらく昨日、サクラの幹で撮影した個体であろうと思われる。
カクレミノは桜のすぐ隣にある。少し離れて見れば、まったく枯れ葉にしか見えない。
さて、昨日一斉孵化したオオミズオアオ(おそらく)は、ほとんどがクリの葉に食いつき、
2割ほどの個体がヤシャブシを食っていた。35匹のうち、3匹は干からびて死んでいた。
したがって32匹の飼育開始である。
オオミズアオは多食性であり、ハンノキも食べるからヤシャブシも食べるのだろう。
一方、オナガミズアオは野外ではハンノキ、ヤシャブシを食べるが、飼育下では
クリで成虫まで育った記録があるようだ。
夕方の散歩で、飼い犬のチョロはショウリョウバッタのメスを2匹、たいらげた。
好物はトノサマバッタとショウリョウバッタ、そしてタイワンクツワムシだ。
大きいから食べごたえがあるのだろう。
アスファルトの路上でオオカマキリ幼虫をチョロが先に見つけて、いきなり咥えとった。
が、すぐに放り出し、またくわえる、ということを3回繰り返して
プイと歩き出した。
オオカマキリ幼虫は放り出されてもチョロを睨みつけて威嚇ポーズをとっていた。
一瞬、私には威嚇行動が効果あったかのように見えたが、おそらくそうではないと思う。
オオカマキリは幼虫であって、威嚇ポーズをとってもとらなくても、
犬のチョロにその違いが目で見て判別できたであろうか?成虫なら派手で大きな翅を
広げるからその可能性はある。
チョロの噛み付きには手加減があって、
オオカマキリ幼虫にはまったく傷もついていなかったが、それはカマキリの姿に警戒した
というよりか、ショリョウバッタやトノサマバッタなど、草食昆虫とはまったく違う
体臭を嫌ったのではないか、と感じる。犬は匂いの世界にどっぷりと浸かって生きている。
バッタを捕まえるとき、まず匂いで発見して飛びかかることがほとんどだ。
匂いを察知するやいなや前両脚で地面に押さえ込む。掴まえた!という犬の興奮が
伝わってくる。
脚の下に直接押さえ込めば問題はないが、草のあいだに紛れてバッタが
押さえ込まれた場合、隙間を見つけてピョンと跳ねて逃げられることも多い。
跳ねたあとのバッタは20センチと離れていない場所にじっと伏せる。
と、チョロには押さえつけた場所に残る匂いに惑わされてか、
すぐ傍のバッタの姿にはまず気付かない。
匂いレーダーは見えない場所に隠れているバッタを見つけ出す方法としては優れているが、
ジャンプを得意とするバッタ類が匂いを撒き散らすと、レーダーは迷ってしまう。
その点、ネコならどうだろうか?
普段、オオカマキリに襲いかかることはほとんどなく、私が目の前に放り出しても
無視するのがチョロだ。今日に限ってオオカマキリ幼虫を襲ったことは意外だった。
(写真: EOS-7D EF8-15ミリ魚眼、 EF-s60ミリマクロ、
E-M5 ライカ45ミリマクロ、 EX-ZR300 )
庭の枝にあるセミヤドリガの繭を点検していたときである。
視界の隅にあったのは枯れ葉か、あるいは枯れ葉てんこ盛りのミノムシと最初は感じた。
カクレミノの梢にぶら下がっていた。
もう少しで見落とすところだった。
カレハガの交尾カップルだ。
地上から高さ2.5mあるので脚立に登って撮影したのが下の写真。
ぶら下がっている方がオスで、カクレミノの葉につかまっているメスは、
おそらく昨日、サクラの幹で撮影した個体であろうと思われる。
カクレミノは桜のすぐ隣にある。少し離れて見れば、まったく枯れ葉にしか見えない。
さて、昨日一斉孵化したオオミズオアオ(おそらく)は、ほとんどがクリの葉に食いつき、
2割ほどの個体がヤシャブシを食っていた。35匹のうち、3匹は干からびて死んでいた。
したがって32匹の飼育開始である。
オオミズアオは多食性であり、ハンノキも食べるからヤシャブシも食べるのだろう。
一方、オナガミズアオは野外ではハンノキ、ヤシャブシを食べるが、飼育下では
クリで成虫まで育った記録があるようだ。
夕方の散歩で、飼い犬のチョロはショウリョウバッタのメスを2匹、たいらげた。
好物はトノサマバッタとショウリョウバッタ、そしてタイワンクツワムシだ。
大きいから食べごたえがあるのだろう。
アスファルトの路上でオオカマキリ幼虫をチョロが先に見つけて、いきなり咥えとった。
が、すぐに放り出し、またくわえる、ということを3回繰り返して
プイと歩き出した。
オオカマキリ幼虫は放り出されてもチョロを睨みつけて威嚇ポーズをとっていた。
一瞬、私には威嚇行動が効果あったかのように見えたが、おそらくそうではないと思う。
オオカマキリは幼虫であって、威嚇ポーズをとってもとらなくても、
犬のチョロにその違いが目で見て判別できたであろうか?成虫なら派手で大きな翅を
広げるからその可能性はある。
チョロの噛み付きには手加減があって、
オオカマキリ幼虫にはまったく傷もついていなかったが、それはカマキリの姿に警戒した
というよりか、ショリョウバッタやトノサマバッタなど、草食昆虫とはまったく違う
体臭を嫌ったのではないか、と感じる。犬は匂いの世界にどっぷりと浸かって生きている。
バッタを捕まえるとき、まず匂いで発見して飛びかかることがほとんどだ。
匂いを察知するやいなや前両脚で地面に押さえ込む。掴まえた!という犬の興奮が
伝わってくる。
脚の下に直接押さえ込めば問題はないが、草のあいだに紛れてバッタが
押さえ込まれた場合、隙間を見つけてピョンと跳ねて逃げられることも多い。
跳ねたあとのバッタは20センチと離れていない場所にじっと伏せる。
と、チョロには押さえつけた場所に残る匂いに惑わされてか、
すぐ傍のバッタの姿にはまず気付かない。
匂いレーダーは見えない場所に隠れているバッタを見つけ出す方法としては優れているが、
ジャンプを得意とするバッタ類が匂いを撒き散らすと、レーダーは迷ってしまう。
その点、ネコならどうだろうか?
普段、オオカマキリに襲いかかることはほとんどなく、私が目の前に放り出しても
無視するのがチョロだ。今日に限ってオオカマキリ幼虫を襲ったことは意外だった。
(写真: EOS-7D EF8-15ミリ魚眼、 EF-s60ミリマクロ、
E-M5 ライカ45ミリマクロ、 EX-ZR300 )