古い蔵、秋ウコン

| | トラックバック(0)
[ 愛媛県 明浜町 ]

昨日の朝は、蝶の羽化の撮影待機をしていたが予定時刻を過ぎても羽化が始まらず

時間切れとなった。蛹を低温容器に入れて出発。

この処置が良くなかった。明浜町に午後7時到着。

常温においたら、しばらくして羽化したが、羽化不全となってしまった。

ゆっくりと常温に戻せばいいかもしれないが、低温で羽化を遅らせるやり方は

種によってはうまくいかないことも多く、これまでにも失敗した経験がある。

時間切れなら、羽化の撮影は新たにやり直す、という潔さが必要だった。

今朝は明浜町を少し歩いてみた。

A_007037蔵.JPG崩れそうになった蔵は、醤油工場の一部。もうだいぶ前から操業はしていない。

画面左には広い庭があって、トウワタの群落があった。

しかし、海沿いの道が拡幅工事されて庭の半分以上が消滅していた。

当然、トウワタ群落も消えていた。

A_007038道路拡幅.JPGもう何年前になるか、ここに生えていたトウワタではカバマダラが多数、繁殖しており

全ステージを観察できたのも懐かしい。

海沿いの道は車が離合するのもたいへんな狭い箇所が多く、この町でも拡幅工事が

盛んに行われている。ある場所では海をかなり埋め立てての工事となり、

風景が一変している。岸壁が波で侵食されて住宅の危機も迫り、

海の埋め立てもやむを得ない、という事情もある。

まあ、それよりか南海大地震による大津波を思うと、私が歩き回った辺りは

津波に飲み込まれてしまいそうだ。

足元からハチの翅音が盛んに聞こえてくるので、何だろうと覗いてみれば、

ウコンの花が咲いていた。

A_007044ウコンの花.JPG
( 写真: EOS-7D EF17-40ミリ )





« オンブバッタ       ノアズキ、アレチヌスビトハギ、そしてヤドリバエの産卵 »