ノアズキ、アレチヌスビトハギ、そしてヤドリバエの産卵

| | トラックバック(0)
[ 愛媛県 松山市 ]

オオミズアオの餌、クリの葉を調達しに浄瑠璃寺方面に赴いた。

溜池の下を歩いていると、久しぶりにノアズキを見ることができた。

いや以前に見たのはもう20年以上も昔のことだと思う。

B_006135アズキマメ.JPG実家の近くの土手では数匹のジャコウアゲハが飛び交っていて、

ウマノスズクサの群落を期待したが、背丈の低い小さな株がほんのわずか生えていた。

終令幼虫と卵がいくつかついていたが、ウマノスズクサの少なさからして繁殖は難しいと

思える。それとも草むらに見落としている株がまだあるだろうか。

ウマノスズクサの近くには数株だけ、アレチヌスビトハギが咲いていた。

アレチヌスビトハギ1.JPGアレチヌスビトハギ2.JPG小雨がときおり降るので観察時間はあまりとれなかったが、

ヨモギエダシャク幼虫にヤドリバエの一種が産卵していた。

ヤドリバエは幼虫をじっと見つめながら産卵する機会を窺っていた。

B_006211ヤドリバエとシャクガ幼虫.JPG幼虫の体に馬乗りになった瞬間、産卵する。

B_006212ヤドリバエの産卵.JPG産卵行動は素早いので、まるで体当たりしているようだった。何回も繰り返して産卵した。

A_007075ヤドリバエ卵.JPG産卵はこうして成功したが、ヨモギエダシャク幼虫がこのあと無事に生き続けるかどうか

なんの保証もない。ヨモギエダシャク幼虫はサトジガバチの格好の獲物にもなる。

ヤドリバエはまた別の幼虫を探し求めては産卵を続けるのだろうか。


( EOS-7D    EF100ミリ、EF65ミリ  270EXⅡ、MT-24EX  )








« 古い蔵、秋ウコン       イラガの季節 »