ハチ採り作戦

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[  宮崎県 三股町 ]

午前中に原稿書きを終わらせるつもりだったが、撮影の準備に時間をとられ

書き終えたのは夕方となった。

途中、Hさんがスズメバチの様子を見に来た。

オオスズメバチは樹液に来ているが、Hさんが吊り下げたペットボトルの

砂糖水には見向きもしない。

私は樹液から離れ過ぎているとアドバイスした。

「天然の樹液には砂糖水も適わないようですね。私なら焼酎をブレンドしますけどね。」

「そりゃあ、勿体無いよ~!」

そこで作戦を変更。

笹竿の先に砂糖水をたっぷりと染み込ませたティッシュを取り付け、

樹液のそばに差し出し、スズメバチを誘引しようというわけだ。

鼻面に砂糖水を突きつけられて、さすがにスズメバチも食らいついてきた。

そのままそっとペットボトルにご招待、というわけだ。

するとしばらくして、ほかのスズメバチも通ってくるようになった。

腹いっぱいに砂糖水を吸ったスズメバチが帰巣する方角を何度も確認する。

次には帰巣しようとするハチを捉え、マーキングを施してから放ち、

これを追跡する。しかし追跡作業は明日以降となった。

あいにく台風が接近している。夜から雨になった。

ハチ追いは来週にお預けである。

Z9282697ハチ採りボトル.jpg
(写真: OM-D E-M5 M.75-300ミリ )



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