[ 熊本県 阿蘇山 ]
今朝の阿蘇山上は濃い霧に覆われていた。
車のヘッドランプを点けて走行したほど。しかも冷たい強風のため体感気温もかなり低い。
標高千メートルを超えるので事前に用意していた、冬ズボンに履き替えた。
靴下も冬用。だが、手袋を積み忘れたのは痛かった。
フリースも持っていたが、これは必要なかった。重いカメラザックを担ぐので上半身の
防寒は軽目で大丈夫だ。
なんといっても坐骨神経痛が騒ぎだしたので、これをなだめるように歩く。
腰を冷やすのが一番いけないのだ。痛いときは物凄く痛い。そうでないときもある。
午前中、2時間半ほど草原を歩き、今回の目的を果たした。
ダイコクコガネの生態に関しての勘がしだいに冴えてきたようだ。
その感触を得るまで、ひたすら歩いてきた甲斐があった。ひたすら歩くと言っても
歩く中で感じたことを反芻する。論理的な思考ではなく、直感力の積み重ねだ。
火口は解放されていたが視界が悪い。これでは撮影も無理、と帰る準備をしていたら
急に青空が覗き始めた。
時間の余裕があったので600円の通行料を払って中岳火口まで上がってみた。
ちなみに軽自動車だと半額の300円である。遊歩道を歩けば無料です。
中岳から草千里方面の眺望。
画面矢印の頂上が前回登った杵島岳(1326m)。
杵島岳は草千里から30分ほどで登れるが、頂上間際に続く急勾配石段はけっこう
キツかった。そのときは坐骨神経痛の痛みが治まりつつあったが、痺れはひどく、
喘ぎながら登る自分を、一方では罵る別の自分がいたのであった。
ましかし、苦あれば天国?もあり。
頂上に着いたら、そこにちょこんと可愛い女の子が一人座っていた。
「こんにちわ!!夏だったらもっと大変だったねえ~。」などと気さくに声をかけたのだが、
てっきり日本人女性と思っていたら、シンガポールから来ていた中国人女性だった。
片言の英語で話しながら一緒に下山したが、阿蘇山の次には韓国に行くということだった。
昨日の三股町、上米公園での観察会の対象は、いつもの子供たちではなく、
特別にお母さん方達向けであった。つまり講師の私以外はスタッフの方も含め
皆さん、女性。
そもそも虫嫌いは女性という偏見もあるが、それは当たらずも遠からず。
しかし、参加してくださったお母さん方(皆さんお若い年代です)は
自然観察にずいぶん興味を持たれ、私が説明する話にも熱心に聞き入ってくれた。
要は聞く耳を持つかどうかだろうと思う。自然の営みに日頃から関心はあるけれど、
日常の生活に追われて、ゆっくり目を向ける時間が作れない人も多い。
いろいろ観察した中で、皆さん驚いていたのが、見事な擬態のオナガグモ。
ヒナカマキリの成虫は見れなかったが、小さな卵のうだけ、見てもらった。
他にはコチャバネセセリの幼虫巣を披露していたとき、
タイワントビナナフシをスタッフの方が見つけて、その飛翔の姿や匂いを嗅いでもらったり
と、予想外の展開もあって(だからこそ観察会は意義が大きい)
楽しい観察会を過ごせた、と思う。
虫だけでなく、植物の観察の方が多かったが、植物の和名については
怪しいものもあったと思う。でも私なりに精一杯、解説させてもらった。
今朝の阿蘇山上は濃い霧に覆われていた。
車のヘッドランプを点けて走行したほど。しかも冷たい強風のため体感気温もかなり低い。
標高千メートルを超えるので事前に用意していた、冬ズボンに履き替えた。
靴下も冬用。だが、手袋を積み忘れたのは痛かった。
フリースも持っていたが、これは必要なかった。重いカメラザックを担ぐので上半身の
防寒は軽目で大丈夫だ。
なんといっても坐骨神経痛が騒ぎだしたので、これをなだめるように歩く。
腰を冷やすのが一番いけないのだ。痛いときは物凄く痛い。そうでないときもある。
午前中、2時間半ほど草原を歩き、今回の目的を果たした。
ダイコクコガネの生態に関しての勘がしだいに冴えてきたようだ。
その感触を得るまで、ひたすら歩いてきた甲斐があった。ひたすら歩くと言っても
歩く中で感じたことを反芻する。論理的な思考ではなく、直感力の積み重ねだ。
火口は解放されていたが視界が悪い。これでは撮影も無理、と帰る準備をしていたら
急に青空が覗き始めた。
時間の余裕があったので600円の通行料を払って中岳火口まで上がってみた。
ちなみに軽自動車だと半額の300円である。遊歩道を歩けば無料です。
中岳から草千里方面の眺望。
画面矢印の頂上が前回登った杵島岳(1326m)。
杵島岳は草千里から30分ほどで登れるが、頂上間際に続く急勾配石段はけっこう
キツかった。そのときは坐骨神経痛の痛みが治まりつつあったが、痺れはひどく、
喘ぎながら登る自分を、一方では罵る別の自分がいたのであった。
ましかし、苦あれば天国?もあり。
頂上に着いたら、そこにちょこんと可愛い女の子が一人座っていた。
「こんにちわ!!夏だったらもっと大変だったねえ~。」などと気さくに声をかけたのだが、
てっきり日本人女性と思っていたら、シンガポールから来ていた中国人女性だった。
片言の英語で話しながら一緒に下山したが、阿蘇山の次には韓国に行くということだった。
昨日の三股町、上米公園での観察会の対象は、いつもの子供たちではなく、
特別にお母さん方達向けであった。つまり講師の私以外はスタッフの方も含め
皆さん、女性。
そもそも虫嫌いは女性という偏見もあるが、それは当たらずも遠からず。
しかし、参加してくださったお母さん方(皆さんお若い年代です)は
自然観察にずいぶん興味を持たれ、私が説明する話にも熱心に聞き入ってくれた。
要は聞く耳を持つかどうかだろうと思う。自然の営みに日頃から関心はあるけれど、
日常の生活に追われて、ゆっくり目を向ける時間が作れない人も多い。
いろいろ観察した中で、皆さん驚いていたのが、見事な擬態のオナガグモ。
ヒナカマキリの成虫は見れなかったが、小さな卵のうだけ、見てもらった。
他にはコチャバネセセリの幼虫巣を披露していたとき、
タイワントビナナフシをスタッフの方が見つけて、その飛翔の姿や匂いを嗅いでもらったり
と、予想外の展開もあって(だからこそ観察会は意義が大きい)
楽しい観察会を過ごせた、と思う。
虫だけでなく、植物の観察の方が多かったが、植物の和名については
怪しいものもあったと思う。でも私なりに精一杯、解説させてもらった。