アカメガシワ、樹液レストラン

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[ 宮崎県 三股町 ]


昨日の夕方。我が家の庭。

ZA173987.jpgアカメガシワ樹液でクロコノマチョウが吸汁しており、

頭を突っ込んだヒラタクワガタのメスに、オスがマウントしていた。

後でわかったが交尾が成立していた。


昨日、17日、

宮崎地裁延岡支部で携帯電話基地局を巡る操業差し止め訴訟の判決

が出た。

判決は健康被害と電磁波との関係の証明が不足という理由で

原告住民の訴状は棄却された。

今年の春、私の家の近所に携帯基地局アンテナが立つ計画が発覚。

私も延岡市での訴訟問題には強く関心を持ち、電磁波の健康被害について

様々な資料に目を通してきた。

日本の社会における携帯電話の普及、発展は凄まじく、公衆電話は絶滅に近い

惨状。家庭によっては固定電話を設置せず携帯だけ、というのも珍しくないほど。

仕事だけでなく日常生活においてさえ、携帯電話を所持していないと

まるで差別されるかのような視線を受けるまでになった。学校と家庭の様々な

連絡も携帯メールが主流となっている。

このような社会全般を眺めていると便利さだけに囚われ、電磁波の健康被害に

ついて振り向いて考えようとする人は極めて少ないとも思える。

電磁波過敏症という病状について全く知らない方が大勢を占めているとも

言えるだろう。したがって、私は今の社会の趨勢からして、

裁判官に電磁波被害への理解を求めるのも難しいかな、と感じていた。

電磁波の弊害について社会的な認識がまだまだ足りないのだと思う。

延岡市の原告団の方々は実際に健康被害を被っており、多大な時間と

労力を費やして訴訟まで漕ぎ着けたにも関わらず、判決は期待を裏切るような

ものであった。訴訟を起し社会に訴えるという行動には並々ならぬエネルギーが

必要だろう。

この問題は人ごとではなく、いづれ自分自身にも再び降りかかってくるものと思う。

全国で電磁波健康被害に苦しんでいる人の実態、現状などについて、

これからも情報入手に努めていきたいと思う。

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