コカマキリの擬死と威嚇

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[ 宮崎県 三股町 ]

お腹の大きなコカマキリのメスがいた。

威嚇行動が見られるだろうか?と手を出してみたらあっさりでんぐり返って

死に真似をした。前脚を畳んで胴体にぴったりつけてはいるが、

他の脚は開いている。これまでにも数回見ているが、

どうもコカマキリの擬死は不完全であるように思える。

IMG_0738コカマキリ擬死.JPG
( 写真:EOSキッスX6i EF-60ミリマクロ )

起き上がたったところに近づくと、一転して威嚇行動をとった。

ZA284909コカマキリ威嚇.jpg
( 写真: E-M5 M.60ミリマクロ )

翅を擦るのか「シュッ!シュッ!」という音も伴う。

ゆっくり体を揺らしながらこちらを睨みつける。今日の個体は威嚇行動の持続時間が

やたらと長い。指を差し出すと、鎌のパンチをくらう。

ZA284839コカマキリ.jpg    ( 写真: E-M5 魚露目8号 M.14-42ミリズームレンズ ストロボFL-300R )

最下段の写真、よく見ると左前翅の先端部が切れている。

撮影当初は翅の先端がちぎれて欠損してると思い込んで、そのまま撮影をしていた。

ところが欠損ではなく単に折れていることに途中で気づき、

指で摘んでやると治すことができた。

だから翅の修復をするまでの写真は全部NGだ。

NGの中にいいポーズの写真もあるが翅の折れを画像修復してまで使う気には

なれない。全部、削除するかどうか一応保留にはしてあるが、

ファインダーを覗いて撮影していると、ちょっとした注意力を欠くことがある。

コカマキリの威嚇行動はそれほど頻繁に見られるわけではない。

今日の個体は珍しく威嚇時間が長かったので、自分のミスを補うことができた。

コカマキリには感謝したい。惜しむらくは曇天下での撮影であり、超広角の絵柄は全て

NGであるがこれも載せておこう。

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