愛宕小学校で講演

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[ 長崎県 長崎市 ]

JR長崎駅のすぐ前のホテルからタクシーに乗り、愛宕小学校へ向かった。

中央通りを抜けてすぐに坂道に入る。

長崎は坂の街とは言われるが、そのことを今回はあらためて実感した。

グングンとタクシーは坂道を登る。途中、目にするのはバイクが多いこと。

そして自転車はきわめて少ない。いや日常生活のなかで自転車は使えないのである。

そしてタクシーもやたらと多い。

愛宕小学校は山の上にあった。

講演まで時間がたっぷりあったので、スタッフのお母さん達と一緒に

学校近くの彦山に登ってみた。ヒロセさん、イチムラさん、サトウさん。

登り口は住宅の隙間にあって、地元の人でなければわからないほど狭い。

少し歩き始めたところでムラサキシジミが現れ、そのすぐあと、マテバシイの葉で

ムラサキツバメの越冬集団も見つかった。数は少ないが、あっさりと見つかった。

で、次にはシンジュサンの繭も見つけた。

彦山は標高386メートル。

CIMG1667彦山.JPG頂上にはでっかいアンテナ施設があって不気味だが、そこからちょっと下った場所では

長崎市の眺望が素晴らしかった。

CIMG1674長崎眺望.JPGサトウさんに撮影してもらった。登りの最後のほうはキツく、汗だくになり上着を脱いだ。

露岩の舞台があって、そこから長崎市の中心部を一望できる素敵な場所である。

CIMG1688.JPG長崎には平地が少ないので、住宅街が山の斜面を埋め尽くしている。

山を埋め潰してしまいそうな勢いで住宅が増殖している。

ただし、佐賀県からずっとそうだったが、長崎では杉や檜などの植林がきわめて少ない。

山のほとんどが、自然林だ。もっともそれは二次林で、少し遡れば、畑か薪炭林として

活用されていたのだろう。どの木も樹齢は若い。

でも杉や檜の植林でないぶん、林は明るく見た目にも穏やかで心なごむ

ものがある。植生が豊かであることには違いない。

講演を聴いてくれたのは、愛宕小学校の全生徒500名以上の子供たち。

講演後の質問では、手を上げてくれるお友達が多く、ちゃんと講演を熱心に聴いてくれた

ので嬉しかった。

講演終了後、長崎駅から「特急白かもめ」で博多まで移動。約2時間で博多駅着。

そこから地下鉄で福岡空港までは5分程度。

福岡空港から松山まで移動。福岡空港はしかし、やたらと歩かされる。

とくに松山便の第一ターミナルは地下鉄の改札口からかなり遠く、なおかつ搭乗口を

抜けたあと飛行機の待機している場所までこれまた長い廊下をひたすら歩かされた。

松山空港でレンタカーを借りた。いつもの日産レンタカーだが、今回は

電気自動車の日産リーフにしてみた。料金はマーチと同じ。

走行音は静かだ。馬力にいささか物足りなさもあるが、必要以上の加速や

制限速度オーバーも抑えることができて、安全運転ができて電気自動車は

いいのではないかと思えた。

充電場所もいくつかある。さて、松山に滞在中、充電することがあるだろうか?

(写真: カシオ EX-ZR300 )









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