ジョウビタキ

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[ 宮崎県 三股町 ]

ジョウビタキの♂が我が家の敷地内に姿を現すようになったのは昨年11月頃から。

シロハラと共にジョウビタキはつかず離れず敷地内のどこかで毎日、

姿を見かける。

山仕事をしていると真っ先に寄ってくるのが、ジョウビタキとシロハラでもある。

B_009902.JPG今朝は林の観察路の落ち葉かきの続きを行った。我が家の林は斜面なので下へ下へと

降ろしていけばいいわけだが、それでも結構労力の要る仕事だ。

一休みしているところへ、さっそくジョウビタキがやって来た。作業する音を聞きつけた

のだろう。逆にジョウビタキを呼びたければ、ガサガサと落ち葉をはけばいいわけだ。

さあて、どんな獲物を見つけるかなと、しばらく様子を眺めていた。

頻繁に地面に降り立っては餌をついばんでいる。どれも小さくて一瞬にして飲み込む。

ようやく獲物の正体がわかったのは、ヒゲジロハサミムシだった。

このサイズだと一気には飲み込めないようだ。

B_009893ヒゲジロハサミムシ.JPGヒゲジロハサミムシはクヌギの朽ち木に潜んでいて、それを私がでんぐり返したせいで

地面に這い出したようだ。このあと数回、ヒゲジロハサミムシを捕らえるシーンを撮影した。

落ち葉の上を這っていたのだろうか、レピの幼虫を捕らえた。一気には飲み込めない。

B_009908ジョウビタキ捕食.JPG等倍ピクセルで調べてみたが、クロヒカゲの中令幼虫かそれともヒメジャノメかコジャノメ

か?という推測しかできない。頭部に小さな一対の角があるのは確かだ。

他に獲物の正体がわかったのはフクログモの一種とムカデの一種くらい。

ジョウビタキの撮影をしている間に、2回、モズの♀がやって来たが私の姿に警戒して

すぐに去ってしまった。ジョウビタキにとっては嬉しいことだったろう。

モズが来るたびに藪の中に逃げ込んでいたのだから。

2時間ばかり、私は林の中に座り込んで岩と化していた。

ジョウビタキにバレバレではあっても、彼が少しは安心して採餌できたはずだ。

じっと動かないこと。カメラを構えるときもじわりと行うこと。

シロハラも10m先で落ち葉を掻き分けていた。

コナラの梢ではこれまで気づか無かった、ウスタビガの空繭を見つけた。

あれ、こんなところに!?

B_009867ウスタビガ繭殻.JPG(写真:EOSー7D  EF70-300mm F4-5.6L IS USM ストロボ430EXⅡ )



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