晴天の下

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[ 宮崎県 三股町 ]

どこを探しても雲一つ無い晴天。我が家の庭から西側の展望。

3Z5A0483青空.JPG晴天とは気持ちいいものだが、雲がそこそこあったほうが青空が映える。

3Z5A0452畑.JPG毎年、牧草やラッキョウなど畑作が盛んに行われている様子を目にするが、

そこで働いている方は皆、60歳後半から70歳代。私はその方たちのご家族とも面識が

あるが、いづれこの農地を継ぐという世代は皆無である。

つまり、今、元気に働いているおじいちゃん達が引退すれば、へたすると耕作放棄地に

なる可能性もある。

末端ながら、農業の未来に不安を感じずにはいられない。この風景がいつまで持続する

だろうか、などと不安を抱きながら犬の散歩をしていた。

3Z5A0322トビイロケアリ.JPG今日の写真もクヌギ朽ち木の中。トビイロケアリの幼虫部屋である。↑

こんなにいっぱい詰まっている幼虫達にどうやって給餌しているのだろう?

と不思議な気持ちがする。「皆、食べているかい!?」なんて次元をはるかに超えている。

3Z5A0373ヤスデ.JPGヤスデ類もよく見つかる。そのヤスデだが、眼はけっこう可愛いのだ。ええ~1?と

思う方もいるだろうが、ゲジゲジの眼も可愛いのであって、ちゃんと写真にしたいと

挑戦してみた。しかし、そうそう簡単ではない。明るい場所がまず大嫌いなのだ。

ヤスデの顔をしっかり撮影しておきたい。



今日の写真は全て、EOSー5D マークⅢを使用した。

フルサイズカメラを使う理由は風景のため、という前提ではあったが、

キャノンのEFレンズ群を使うということは、昔のフィルム時代のカメラシステムに戻る

ということだ。過去に20年間以上、35ミリ判フィルムカメラを使っていた経験があり

その頃に染み付いた感覚から抜け出すことはできない、ということを改めて知った。

レンズの焦点距離がまさに蘇ったとでも言えよう。

だからAPSサイズとかフォーサーズというフォーマットは私としては特殊な領域に

なるし、もちろんそういう特化したカメラシステムを有効に活かしたいという思いは

何ら変わることがない。デジタルになっても35ミリ判サイズの感覚からどうしても

抜け出せないのである。


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