[ 機材 ]
写真左はオリンパスのストロボFL-300R。 右はニコンのSB-30を
スレーブフラッシュコントローラSU-4に装着し、さらに改造クランプの自由雲台に乗せている。
この二つのストロボは小さくて胸ポケットにも入るサイズ。
ガイドナンバーはそれぞれISO100で、20(FL-300R))、16(SB-30)。
E-M5でストロボを使うとき、ボディ側にFL-300Rを、カメラから離してSB-30を構える。
この組み合わせを使い初めたのはつい最近のことである。
2台のストロボの性格はまったく違うので、こうした使い分けをしている。
機材に関心のあるかたは、続きをどうぞ。
写真左はオリンパスのストロボFL-300R。 右はニコンのSB-30を
スレーブフラッシュコントローラSU-4に装着し、さらに改造クランプの自由雲台に乗せている。
この二つのストロボは小さくて胸ポケットにも入るサイズ。
ガイドナンバーはそれぞれISO100で、20(FL-300R))、16(SB-30)。
E-M5でストロボを使うとき、ボディ側にFL-300Rを、カメラから離してSB-30を構える。
この組み合わせを使い初めたのはつい最近のことである。
2台のストロボの性格はまったく違うので、こうした使い分けをしている。
機材に関心のあるかたは、続きをどうぞ。
SB-30は発光部が下向きになること、マニュアル光量を3段階可変できることから
昆虫カメラマンには人気が高かったが、
すでに発売終了しており中古カメラ店でもなかなか
入手し難くなったようだ(一人で数台買い占めた方もいるらしい)。
私の手元にあるものはいただきものであり、ほぼ新品同様の一台。
これまで机の引き出しで眠っていたのだが、スレーブフラッシュコントローラも
付いていたことに気付き、今回、FL-300Rと組み合わせてみたのである。
さて、FL-300Rはスレーブ発光できるが、それはE-M5に取り付けたコマンダーや
E-PLシリーズなどの内蔵ストロボをコマンダーとして組み合せない限り(RCモード)、
機能しない。
単体では通常のスレーブ発光ができないこと、ストロボの調光などがカメラ側の
メニューでしか操作できないことなど、メリットもあるが使い勝手が悪い面もある。
マクロ撮影において、レンズでけられることなく配光することや、光量を稼ぐためにも
私はカメラのアクセサリーシューにFL-300Rを取り付けその発光部にディフューザー
を被せる。これで、リバース改造レンズでの高倍率撮影でも光が回る。
だいたいの撮影ではこの一灯と自然光の組み合わせで撮影可能だが、
撮影条件によってはもう一台のスレーブストロボを使う。
その際、いちいちコマンダーと交換してFL-300Rをもう一台
加えるとなると、面倒でもあるし、カメラ側のストロボを支えるアームも必要になり、
その装脱着もさらに面倒。今までは面倒でもそれをやっていた。
しかし、少しでも作業は簡素化したい。
そこでニコンのSB-30をスレーブフラッシュコントローラSU-4につけっぱなしにして、
スレーブ専用ストロボとして使ってみることにした。カメラ側のFL-300Rは常に
つけっぱなしでいいわけだ。
SU-4には発光完了を知らせるサウンド機能もあるので(♪)これも意外と便利である。
「ピーーーーイ!!」という鳥の囀のような可愛らしい音が出る。
屋外で撮影しているとスレーブの不発光がたまにある。そういうときに、
音の有無で知らせてくれるので、安心してファインダーに集中できる、、、、、と思う。
うるさく感じればサウンドをOFFにしておける。
当然ながらストロボの発光モードは全てマニュアル発光となる。
FL-300Rはカメラ内のメニューでマニュアル光量を数段階調節できる。
E-M5ではメニュー操作がスーパーコンパネでできるので、それほど面倒ではない。
多灯ライティングではTTLオートでうまく光量配分のコントロールができないこともあり、
日頃からマニュアル発光で撮影意図にあった光量バランスを設定できるよう
慣れておくと現場で慌てることもなく、確実である。
カメラに装着したFL-300R一灯だけで撮影するときはほとんどTTLオートで大丈夫だ。
SB-30+SU-4を改造クランプに付けているのは、これで三脚の脚に取り付けたり、
自然木の枝に挟みつけたりできるだけでなく、片手でホールドするときも握りやい。
またうっかりSU-4のセンサー窓を手で覆ってしまうというミスも防げる。
最近のデジカメは高感度も使えるようになってきて、ストロボを使うにしても
自然光との組み合わせもやり易くなった。さらにもっとこの傾向は進むだろうと思う。
とは言え、夜間撮影ではストロボや人工照明が必要である。
こうした照明器具を使いこなすのも撮影には必須の技術だが、どういった光で
写真を表現するかは、個々のカメラマンのセンスや考え方などが大事であろう。