自然観察者とは

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[ 宮崎県 三股町 ]

「しかし、野外観察という長時日を必要とする仕事では、やはりその土地に

住みついてこそ、初めて正鵠を期することができるのもで、

旅先の調査はいくら収穫が多くても、皮相に堕するのがつねである。」

岩田久仁雄 著『自然観察者の手記』(朝日新聞社)のあとがきの一部である。

私はこの言葉を反芻しながら、自分の足元をもっとしっかり見ようと思う。

3Z5A4507カラスザンショウ.JPG
写真はカラスザンショウの幹。

胸径は35センチ程度だろうか。

刺が無数にあって、

いつものように、木をハグする気にはなれない。

もっとも木をハグするおっさんも、その図は異常で

はある。





3Z5A4523クヌギ夕日.JPG
孤立木のクヌギは日当りも最高に良くて、低い位置から横枝を伸ばしている。

クヌギの梢のシルエットが、何かを語っているようにも思えて、

毎日見ているはずなのに、こうしてまた写真を撮っている。




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