オトシブミのゆりかごを拾い集めてみた。(日南市、北郷町)
頭上には、ヤシャブシの高い天井がある。落ちているゆりかごの数は半端ではない。
低い枝は無く、オトシブミの姿を見ることはできない。
地面に這いつくばって撮影し、立ち上がったところ、いつの間にか人が来ていた。
「何を撮影しているのですかあ?」
一瞬驚いた。でもこういう経験はこれまでにも幾度かある。
もっとも一度だけだが、私に対して殺意をもった人もいた。そのときは恐かった!
今日の方は、見ると首から双眼鏡をぶら下げている。野鳥観察の人だった。
「おとしぶみ、です。」 「え!? お、と、し、ぶ、み?それは何ですかあ?」
こういう場合、私は忍耐強くそして極めて丁寧に説明をする。
しかしそれが押し付けがましくならぬよう、気を付けてもいる。
相手の反応をそれとなく観察し、どこまで語るべきかを瞬時に判断するわけだ。
どうやら、私が少しは虫に通じていると察した相手は、「あのですね、
先日、へんてこりんな虫を見たのですが、なにかわかりますかあ?」
地面に指で絵を描いて説明してくれるのだが、最初の「頭でっかちで、、」という
言葉でおおよそ検討はついた。しかし、とにかく忍耐強くお話を聞く。
どうもうまく表現できないで、御本人ももどかしい様子。聞けば聞くほど
その正体からどんどん遠ざかっていくのがわかる。
水戸黄門の決まりゼリフのごとく、「もういいでしょう!」と心の中で叫び、
ニコヤカに穏やかに、
「ああ、それは、ヘビトンボ、という虫ですね。」
おお、天の声。
「あ!そうそう、そのヘビトンボですう!! あれは気持ち悪いですねえ!!」
名前は知っていたらしいが、思い出せなかったらしい。
あとでヘビトンボの和名の由来について調べてみたが、トンボは連想ができるものの、
ヘビがなぜつくのか判然としない。気持ち悪い、という印象がヘビとすれば、
ヘビも災難だが、世間一般、ヘビを嫌う人が大多数ではある。
近所の農家の方々は見つけ次第、それがマムシであろが何であろうが、
ヘビは全部、殺してしまうことが当たりまえのようだ。
足が多いムカデやゲジゲジ、そしてわずか6本でも嫌われる虫などいるが、
一方で足がまったくない、という生き物も凄く嫌われる。ミミズ、ナメクジも然り。
我々人間の足が二本と決まっているせいでもあろうが、
足の数だけでなく、その歩き方も気に食わないらしい。
ちゃんと二足歩行しないものは、すべからく気に入らない、というのはいかにも
人間らしい感覚なのかもしれない。だからか、つたない歩き方ながらも
人気が高いのが、ペンギンであろう。もしもペンギンが普通の鳥のごとく
ピョンピョン跳ねるだけなら、それほど人気者にはなっていなかったと思う。
四本足については、また別かもしれない。
センダンの花が満開である。
我が家の林のセンダンも、ずっと離れた場所からは眺望できる。
今日はたまたま、近所の公民館で、手が届くセンダンの花を見つけた。

センダンの花をこうして間近に眺めるのは、初めてかもしれない。
気になってわざわざ車をUターンして撮影した。
ヤナギハムシ幼虫が、ミミズクの脱皮殻に頭を突っ込んでいた。
最初はヤナギハムシ幼虫が何かを食べている、と勘違いしたが、どうやら
幼虫は頭を突っ込んで休んでいるだけのようだった。頭を隠すと落ち着くのは
人間も一緒だが。
ミミズクの抜け殻はおそらく、羽化殻であろう。
口針を葉に突き刺し、その一点で体を固定して羽化脱皮を無事終えたようだ。
ならばミミズクの新成虫が近くにいるはず!と探してみたが、残念ながら発見ならず。
我が家にも先日採集したミミズク幼虫がいるが、それが凄いことになって
いる、、、、、。
低い枝は無く、オトシブミの姿を見ることはできない。
地面に這いつくばって撮影し、立ち上がったところ、いつの間にか人が来ていた。
「何を撮影しているのですかあ?」
一瞬驚いた。でもこういう経験はこれまでにも幾度かある。
もっとも一度だけだが、私に対して殺意をもった人もいた。そのときは恐かった!
今日の方は、見ると首から双眼鏡をぶら下げている。野鳥観察の人だった。
「おとしぶみ、です。」 「え!? お、と、し、ぶ、み?それは何ですかあ?」
こういう場合、私は忍耐強くそして極めて丁寧に説明をする。
しかしそれが押し付けがましくならぬよう、気を付けてもいる。
相手の反応をそれとなく観察し、どこまで語るべきかを瞬時に判断するわけだ。
どうやら、私が少しは虫に通じていると察した相手は、「あのですね、
先日、へんてこりんな虫を見たのですが、なにかわかりますかあ?」
地面に指で絵を描いて説明してくれるのだが、最初の「頭でっかちで、、」という
言葉でおおよそ検討はついた。しかし、とにかく忍耐強くお話を聞く。
どうもうまく表現できないで、御本人ももどかしい様子。聞けば聞くほど
その正体からどんどん遠ざかっていくのがわかる。
水戸黄門の決まりゼリフのごとく、「もういいでしょう!」と心の中で叫び、
ニコヤカに穏やかに、
「ああ、それは、ヘビトンボ、という虫ですね。」
おお、天の声。
「あ!そうそう、そのヘビトンボですう!! あれは気持ち悪いですねえ!!」
名前は知っていたらしいが、思い出せなかったらしい。
あとでヘビトンボの和名の由来について調べてみたが、トンボは連想ができるものの、
ヘビがなぜつくのか判然としない。気持ち悪い、という印象がヘビとすれば、
ヘビも災難だが、世間一般、ヘビを嫌う人が大多数ではある。
近所の農家の方々は見つけ次第、それがマムシであろが何であろうが、
ヘビは全部、殺してしまうことが当たりまえのようだ。
足が多いムカデやゲジゲジ、そしてわずか6本でも嫌われる虫などいるが、
一方で足がまったくない、という生き物も凄く嫌われる。ミミズ、ナメクジも然り。
我々人間の足が二本と決まっているせいでもあろうが、
足の数だけでなく、その歩き方も気に食わないらしい。
ちゃんと二足歩行しないものは、すべからく気に入らない、というのはいかにも
人間らしい感覚なのかもしれない。だからか、つたない歩き方ながらも
人気が高いのが、ペンギンであろう。もしもペンギンが普通の鳥のごとく
ピョンピョン跳ねるだけなら、それほど人気者にはなっていなかったと思う。
四本足については、また別かもしれない。
センダンの花が満開である。
我が家の林のセンダンも、ずっと離れた場所からは眺望できる。
今日はたまたま、近所の公民館で、手が届くセンダンの花を見つけた。
気になってわざわざ車をUターンして撮影した。
ヤナギハムシ幼虫が、ミミズクの脱皮殻に頭を突っ込んでいた。
幼虫は頭を突っ込んで休んでいるだけのようだった。頭を隠すと落ち着くのは
人間も一緒だが。
ミミズクの抜け殻はおそらく、羽化殻であろう。
口針を葉に突き刺し、その一点で体を固定して羽化脱皮を無事終えたようだ。
ならばミミズクの新成虫が近くにいるはず!と探してみたが、残念ながら発見ならず。
我が家にも先日採集したミミズク幼虫がいるが、それが凄いことになって
いる、、、、、。