えびの高原ではミヤマキリシマが花盛のころ、ハルゼミの悠長で賑やかな合唱が響く。
先の20日にはえびの市街から霧島山系へと移動し、
えびの高原でハルゼミの撮影をした。標高は約1100メートル。
セミは夏の風物詩ということで、今頃セミが鳴くものか、と思っている方も多いようだ。
「あの鳴き声は何ですか?」との問いかけに、
「ハルゼミです。」と答えると、驚く方がいる。
もっとも私も偉そうなことは言えない。我が家の周辺では一年中、何かしらの
虫の鳴き声が聞こえてくるが、その全ての主を知っているわけではない。
気になって仕方がないが、鳴き声の主を見つけ出すのは並大抵の努力で
できるものではない。
ハルゼミのオスはアカマツの枝上を歩きながら、元気に鳴いていた。
他のオスが鳴くと、それに呼応して鳴き出す。
ハルゼミの羽化殻もたくさん見つかる。
どの羽化殻も根際から目線程度の低い位置がほとんどだ。
羽化は夕方から夜にかけて行われる。
我が家の周辺では、ラミーカミキリが盛況。
メス(写真上)の顔は黒いが、オスは眼がくっきり、メスよりか可愛い印象がある。
昨日の夕方、5時30分頃、シロオビアワフキ幼虫が羽化しそうだったので
カメラを三脚にセッティングして待機していた。
そこへ大きな羽音とともに、オオスズメバチ女王が飛来し、カメラにまとわりつき始めた。
黒い物体にスズメバチが執着することはよくあることだ。
カメラに執拗に接近する姿を冷静に眺めていたが、
しかししばらくすると、今度は矛先が私の顔面へと移り、ゆっくりと後ずさりしても
オオスズメバチは距離を保ったままで離れようとはしない。
顔面ギリギリのところでこちらを睨めつけるオオスズメバチに、さすがの私も動揺した。
冷静にならなければ、と自分に言い聞かせる。
走って逃げたくなったが、動くと余計に刺激を与えることも知っている。
手で払うなどはもってのほかだ。では、どうすればいいか?
なかなか離れていきそうにないオオスズメバチの心理を計るも、まったく検討がつかない。
何らかの匂いでも私が帯びていただろうか?
それがオオスズメバチを刺激しただろうか。昨夜の酒が残っているのだろか?
まさか。
オオスズメバチの翅の旋風が、私の頬に当たる。これはちょっとヤバイなあ、
と困惑していたら、ようやく、プイッと飛び去っていった。
オオスズメバチに絡まれたら、ともかく忍耐強くじっとしていること。
今夜は庭に出たら、ゲンジボタルのメスが光っていた。
先の20日にはえびの市街から霧島山系へと移動し、
えびの高原でハルゼミの撮影をした。標高は約1100メートル。
セミは夏の風物詩ということで、今頃セミが鳴くものか、と思っている方も多いようだ。
「あの鳴き声は何ですか?」との問いかけに、
「ハルゼミです。」と答えると、驚く方がいる。
もっとも私も偉そうなことは言えない。我が家の周辺では一年中、何かしらの
虫の鳴き声が聞こえてくるが、その全ての主を知っているわけではない。
気になって仕方がないが、鳴き声の主を見つけ出すのは並大抵の努力で
できるものではない。
他のオスが鳴くと、それに呼応して鳴き出す。
ハルゼミの羽化殻もたくさん見つかる。
羽化は夕方から夜にかけて行われる。
我が家の周辺では、ラミーカミキリが盛況。
カメラを三脚にセッティングして待機していた。
そこへ大きな羽音とともに、オオスズメバチ女王が飛来し、カメラにまとわりつき始めた。
黒い物体にスズメバチが執着することはよくあることだ。
カメラに執拗に接近する姿を冷静に眺めていたが、
しかししばらくすると、今度は矛先が私の顔面へと移り、ゆっくりと後ずさりしても
オオスズメバチは距離を保ったままで離れようとはしない。
顔面ギリギリのところでこちらを睨めつけるオオスズメバチに、さすがの私も動揺した。
冷静にならなければ、と自分に言い聞かせる。
走って逃げたくなったが、動くと余計に刺激を与えることも知っている。
手で払うなどはもってのほかだ。では、どうすればいいか?
なかなか離れていきそうにないオオスズメバチの心理を計るも、まったく検討がつかない。
何らかの匂いでも私が帯びていただろうか?
それがオオスズメバチを刺激しただろうか。昨夜の酒が残っているのだろか?
まさか。
オオスズメバチの翅の旋風が、私の頬に当たる。これはちょっとヤバイなあ、
と困惑していたら、ようやく、プイッと飛び去っていった。
オオスズメバチに絡まれたら、ともかく忍耐強くじっとしていること。
今夜は庭に出たら、ゲンジボタルのメスが光っていた。