アシナガバチ

| | トラックバック(0)
午後5時すぎ、久しぶりに青空が広がった。

701A0250アシナガバチ.JPG近所のアシナガバチの中でも比較的多く見られるのが、写真のキボシアシナガバチである。

女王一匹で巣を構えている。繭蓋ができているので、もうじき娘達が誕生するだろう。

冬を乗り切った女王は単独で巣作りをし、産卵、子育てと、忙しい日々を送る。

娘たちが羽化すれば、女王の仕事もだいぶ軽減されるだろう。

しかし、このような初期巣はちょっとしたことで放棄されることも多く、

巣がドンドン大きくなる様子を観察できる機会は意外と少ない。

写真の巣の場所は畦道だからやがて草刈が入れば放棄せざるを得ない日が来るだろう。

6年前、仕事部屋を取り囲むようにしてキボシアシナガバチの巣が5箇所に掛けられた。

そのうち3個が秋まで残ったが、どの巣も初期の段階では全く気付かず、悔しい思いをした。

アシナガバチの巣はやっと大きくなったと思ったら、

ある日突然、ヒメスズメバチに襲われて壊滅することもよくある。

ヒメスズメバチはアシナガバチを専門に狩る。

誰でも刺されるのは嫌だろうが、アシナガバチの巣は幾多の困難を乗り越えてようやく

生き延びたものと知れば、少しは見方が変わるのではないだろうか。


今日は綾町の「綾手紬染め織物工房」に出向いて、養蚕の様子を撮影した。

2万匹のカイコを飼育するためには様々なご苦労がある。

( 写真: EOSー5DマークⅢ EF24-70ミリ IS USM ストロボ600EX-RT
                                 トランスミッターST-E3ーRT )



« 田植え       土用芽 »