20年ほど昔、ヤママユ採卵のために通った丘へ赴いた。松山市の久谷という山間だ。
小雨のなか車幅ギリギリの農道に入った。かつてはライトエースで平気で通過して
いた道だから大丈夫と思いきや、アクセル踏んでもタイヤが空回りする。
それもそのはず、タイヤは泥にめり込んでいた。「これはヤバイ。」
サッサと退散して手前のため池の土手に車は置いて歩くことにした。
歩いたおかげで道端のミカンの葉で休んでいたミズイロオナガシジミに出会えた。
メスのようだ。
地味だけど「水色尾長蜆」なんて、いい名前もらったなあ。
記憶の中の小屋がまだあるだろうか?と緩い坂道を進むと、たしかにあった。
小屋の手前左手には西洋ミツバチの養蜂箱が並んでいた。
さて、この小屋を目指した目的はクマバチの巣を確認するため。昔、この小屋の梁に
たくさんの巣穴があって、初めて撮影した想い出の場所でもある。
しかし、残念ながら巣穴はことごとくドロバチの巣に使われており、クマバチの営巣は
全く見れなかった。写真画面内の白いところが泥で塞がれたかつての巣穴。
この小屋に来る前、ある納堂の梁ではかなり多くの巣穴を見つけた。普通なら人が
立ち入らない裏手なので、クマバチの営巣は人に知られることなく延々と続いている
のだろうと思った。ここなら間違いなく、ヒラズゲンセイもいるはずだ。
今日は条件が合わなかったか、時期が少し遅過ぎたかもしれない。
松山の実家から車で3分程度の場所だし、もう少し探索範囲を広げればもっと
クマバチの集団営巣地は見つかるだろう。
四国八十八箇所巡りの一つ「浄瑠璃寺」に立ち寄ってみた。ここのすぐ隣の人家の庭に
大きな桑の木があって、去年はカイコの飼育でずいぶんと救われたものだ。
人家の方から許可を得て葉っぱをもらった。この桑の木の葉はとにかくデカイ。
「桑うちわ」だ。
一枚の葉を幼虫が一日掛けて食べていく様子の写真撮影には
ちょうどうってつけの大きさだった。
「浄瑠璃寺」に必ず立ち寄るのもこうして何かと発見があるからであり、
昔、キハダで育ったミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハの越冬蛹を撮影したのもここだし、
今日はキハダカノコガが舞っていた。
小雨のなか車幅ギリギリの農道に入った。かつてはライトエースで平気で通過して
いた道だから大丈夫と思いきや、アクセル踏んでもタイヤが空回りする。
それもそのはず、タイヤは泥にめり込んでいた。「これはヤバイ。」
サッサと退散して手前のため池の土手に車は置いて歩くことにした。
歩いたおかげで道端のミカンの葉で休んでいたミズイロオナガシジミに出会えた。
メスのようだ。
地味だけど「水色尾長蜆」なんて、いい名前もらったなあ。
記憶の中の小屋がまだあるだろうか?と緩い坂道を進むと、たしかにあった。
小屋の手前左手には西洋ミツバチの養蜂箱が並んでいた。
さて、この小屋を目指した目的はクマバチの巣を確認するため。昔、この小屋の梁に
たくさんの巣穴があって、初めて撮影した想い出の場所でもある。
しかし、残念ながら巣穴はことごとくドロバチの巣に使われており、クマバチの営巣は
全く見れなかった。写真画面内の白いところが泥で塞がれたかつての巣穴。
この小屋に来る前、ある納堂の梁ではかなり多くの巣穴を見つけた。普通なら人が
立ち入らない裏手なので、クマバチの営巣は人に知られることなく延々と続いている
のだろうと思った。ここなら間違いなく、ヒラズゲンセイもいるはずだ。
今日は条件が合わなかったか、時期が少し遅過ぎたかもしれない。
松山の実家から車で3分程度の場所だし、もう少し探索範囲を広げればもっと
クマバチの集団営巣地は見つかるだろう。
四国八十八箇所巡りの一つ「浄瑠璃寺」に立ち寄ってみた。ここのすぐ隣の人家の庭に
大きな桑の木があって、去年はカイコの飼育でずいぶんと救われたものだ。
人家の方から許可を得て葉っぱをもらった。この桑の木の葉はとにかくデカイ。
「桑うちわ」だ。
一枚の葉を幼虫が一日掛けて食べていく様子の写真撮影には
ちょうどうってつけの大きさだった。
「浄瑠璃寺」に必ず立ち寄るのもこうして何かと発見があるからであり、
昔、キハダで育ったミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハの越冬蛹を撮影したのもここだし、
今日はキハダカノコガが舞っていた。
( 写真: EOS-5DマークⅢ EF24-70ミリズーム IS USM )