2013年7月アーカイブ


土中越夏とは

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延岡市には2時間半で到着。

ベニツチカメムシはもう羽化期をとうに終えている。今日は越夏の様子を撮影。

これまで越夏の観察ができていなかったことが気になっていた。

IMG_8167越夏ベニツチカメムシ.JPG生息場所の条件にもよるが、彼らが木の根元や崖の隙間などに潜り込んでいる様子が

観察できた。

IMG_8164.JPG一年のほとんどを樹上で集団形成しているベニツチカメムシだが、繁殖期、厳寒期、

そして酷暑期は地面あるいは半土中で暮らしている。

IMG_8151ナナフシ.JPG                    コナラの幹でナナフシが休んでいた。

( 写真: EOS-5DマークⅢ EF100ミリマクロ EF70-300ミリズーム 270EXⅡ )


痛風になったからといって、ビールを恨むつもりはない。飲み過ぎた自分が悪い。

が、ほんとうのところ国内のビールで美味しいビールに出会ったことがない。

もう一度飲みたい、というビールは、やはりヨーロッパのビールだ。

大田区の西馬込に輸入ビールの専門店があって、嬉しくて何度か行ったことがある。

仙台で仕事をしたとき、とびっきり安い宿に泊まった。玄関に並んだ作業靴を見れば、

土方建築業の方々が主に使う宿だとすぐわかった。外食するので、カウンターにいた

兄ちゃんに「どこか美味しい店ある?」と聞いてみた。

するとニヤニヤしながら「お客さん、好きそうだから、ここの店紹介しますよ。絶対

気に入るはずですよ。」と教えてくれた店が「ダボス」というビール専門店だった。

ベルギー、ルーマニアなど、東欧のビールが揃っていた。

十数年も前の話だ。ご夫婦でやっている店で他に客もいなくて、私としては珍しく

おしゃべりを楽しんだ。

あの「ダボス」にまた行けるなら、ビールを飲んでみたい、と思う。











竹筒アパート

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いつの間にか、コクロアナバチが営巣を終えていた(赤い矢印)。

本種は入り口の蓋に長い枯れ草を使うので、わかり易い。詰め込む獲物はササキリなどの

幼虫が多い。

Z7301636のコピー.jpg12本の筒のうち、オオフタオビドロバチが2本を使い、このところクズハキリバチの姿も

見かける。

せっかく設置した竹筒アパートだが、観察する時間があまりないのが残念だ。

( 写真: OM-D E-M5 M.12-50ミリズーム+GYOROME-8 FL-300R )



「痛風」という病気は言葉だけでは知っていたが、自分が患ってみてびっくりした。

          確かにかなり痛い病気だ。

「痛風発作」は突然やってくるが、一日前から予兆があることを身をもって知った。

私の場合、左足の親指の付け根関節に違和感があって、

筋肉痛かな?と軽く考えていたら、それが「痛風発作」の前兆だった。

関節を少し動かすだけでも激痛が走り、いやじっとしているだけでもズキン!ずきん!

とくる。さらに患部を中心に膝のあたりまで、パンパンに腫れてしまった。

靴を履けないし、歩行も困難になる。

発症後、11日目になって痛みはほぼ消えたが、まだ腫れている。

炎症が完治していないようだが、痛みが無くなったということで、乳酸値を下げる

薬の服用を始めた。この薬の服用によってときには痛みが激しくなることもあるようだ。

「痛風」を痛みや腫れがひいたからと、そのまま放置しておくと、様々な合併症に

なる可能性が高いらしい。きちんと対処しておく必要がある。

これに懲りて、ビールはもう一切飲まないことにした。

「とりあえず、ビールで乾杯!」、というのはどうも変だなあ、と感じてきたが、

これでスッキリする。いや、もちろん「プリン体ゼロ」、というビールも一口飲んでみたが

あまりにも不味かった。そこまでしてビールを飲みたいとは思わない。




  

ダンダラテントウ

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ナミテントウとよく似ているが、よ~く見れば雰囲気の違いに気づく。

Z7241307.jpg
幼虫もいた。幼虫の姿はナミテントウのそれとは全く違う。

Z7261477.jpg「ダンダラ」というのは「ダンダラ模様」から来ているのだろう。

忠臣蔵の赤穂浪士や新選組が着ていた羽織の「連続三角紋様」がダンダラ模様。

三角はヘビの鱗を省略化したデザインらしい。


( 写真: OM-D E-M5 14-42ミリズームリバース改造レンズ FL-600R )

※ お知らせ  ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 

8月17日午後~24日午後5時まで、
三股町文化会館ホールにて、写真展を開催予定です。
7日は午後3時~講演あります。
写真点数は40点程度。


宮崎県 青島

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「鬼の洗濯岩」が周囲を囲む小さな島、青島。

陸地からは弥生橋でつながっており、島には歩いて行ける。

Z7281594洗濯岩.JPG亜熱帯樹林が茂っており、遊歩道の地面にはビロウの実や種子がたくさん落ちていた。

少し歩くとハマナタマメの群落があった。

Z7281582ハマナタマメ花.JPGハマナタマメの実には、ウラナミシジミの卵が多数、産み付けられていた。

Z7281580ハマナタマメ.JPG           成虫の姿も多い。

Z7281587ウラナミシジミ.JPG交尾カップルが止まっていたキク科の花※は何だろう?

上の写真を反対側から見ると↓

Z7281591.JPG
( 写真: OM-D E-M5  M.60ミリマクロ、M.9-18ミリズーム、
                            M.12-50ミリ+GYOROME8     )


※ 花は、ネコノシタ(ハマグルマ)のようです。

 ご教示いただいた方にお礼申し上げます。

 葉の両面にかたい毛があって、触るとザラザラするので「猫の舌」ということです。

 憶え易い和名です。




どんぐりの森

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都城市の「どんぐりの森」で、「昆虫写真の撮り方教室」を行った。

CIMG2303.JPG主催は、「NPO法人どんぐり1000年の森をつくる会」。

並行して「植物採集のやり方教室」もあった。

開催時刻は午後から。薄曇りながらときおり陽射しもあり、暑かった。

雨はまったく降らなかった。

小学生低学年の子供達と森の中で昆虫撮影をした。

観察会も兼ねての撮影会である。午後3時頃から皆の撮った写真を投影して鑑賞会。

思った通りだったが、どの子も撮影したあと画像チェックをしていない。

パッと画面を見ただけで、「撮れた!」と喜んでいたが、ピンボケ、手ブレが多かった。

しかし、どの子もそれぞれ面白い写真がそこそこ撮れていたし、

構図がしっかりした写真もあった。もっと撮影する機会に恵まれたなら、

皆あっと言う間に腕前を上げそうだ。ともかく自分のカメラに慣れることだろう。

コンパクトデジカメが多かったが、ミラーレスカメラを持っている子も数名いた。

CIMG2308.JPG撮影教室のあとは、ツリークライミングの体験を楽しんでいた。

CIMG2313.JPG
( 写真全て:カシオ EXILIM ZR3000 )

少し前に吉村昭の「戦艦武蔵」を読んだこともあって、映画「男たちの大和」を観た。

仕事部屋で独り鑑賞。ところどころで、落涙。「戦艦武蔵」も最後の方では落涙。










セイタカアワダチソウの葉っぱの様子がおかしい。

そう感じたら、葉っぱをめくってみる。葉の裏側を覗いてみる。

Z7261560.jpg体長3ミリ程度のアワダチソウグンバイがたくさん付いている。写真は成虫だがもっと

小さくて茶色の幼虫も多い。成虫とはまったく姿が違う。

ともかく、このような虫の観察にはルーペが必要だ。

ルーペは高価でも良いものを選びたい。倍率は8倍くらいが使い易い。

よく無くすので紐やキーホルダーなど結えておこう。 私はこれまでに3個ほど紛失した。

痛い! 腕時計もよく無くす。これまでに3個無くした。これも痛い!

アワダチソウグンバイはアメリカからいらっしゃったそうで、平成12年に兵庫県西宮市に

上陸されたそうだ。

( 写真: OM-D E-M5 14-42ミリズームリバース改造レンズ FL-600R使用 )

今夜は、クツワムシの鳴き後があちこちで聴けた。

ハヤシノウマオイは数日前から鳴いている。

我が家の林でアブラゼミも先週から鳴き始めたが、日没後にも急に元気に鳴く。

暗くなってからのアブラゼミの鳴き声は、喧騒のようにも聞こえてうるさいと感じる。



糞だまし

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クヌギの若木を、それも一本に絞って丁寧に見てみる。

すると次から次へといろんな生き物に出会える。  もちろん、どれも小さいのだが。

体の横幅4.6ミリ。この程度だとまず見落とすことはないだろう。

オオトリノフンダマシの幼体。        SFに登場する火星人そのものだ。  

Z7251370.jpgそしてこちらは、トリノフンダマシの幼体。

Z7251391.jpg両種とも同じ倍率で撮影してあるから、下のトリノフンダマシの方が小さい。


一昨日、近所で見つけたヒメカマキリ。さっそく死んだふりをしてもらう。

毎年、飽きずにこれをやる。

Z7231122.jpg
( 写真: OM-D E-M5 M.60ミリマクロ、 14-42ミリリバース改造レンズ FL-600R )

ところで、E-M5 は小型軽量なのはいいが、小さすぎてカメラ保持が辛いこともある。

外部ストロボを付けたりするとなおさらだ。

それで以前からオプションのグリップを付けていたが、それでもまだ保持が

甘い。そこでこの頃はバッテリー部も加えてパワーバッテリーホルダーHLD-6 

を、がっちりと取り付けて使っている。





クヌギの葉っぱの表裏につく虫コブ。  今の時期、とても多い。

3Z5A6328クヌギハマルタマフシ.JPG
( 写真:    Canon EOS 5D Mark III   EF100mm f/2.8L Macro IS USM )

白いのや、薄茶色や、赤いのや、色や大きさも様々だ。 

虫コブの名前は  「クヌギハマルタマフシ」。  

この中には クヌギハマルタマバチ の幼虫が一匹だけ入っているそうだ。 
 
幼虫の確認はこれから。

クヌギが可哀想に思えるほど、クヌギハマルタマフシはいっぱい付いている。

一つ一つ見ていくと、寄生蜂の姿があった。   触角でチョンチョンと虫コブを叩いたあと、

おもむろにお尻を曲げ、そして産卵管をゆっくりと刺していた。それを何度も繰り返す。

Z7241230.jpg
( 写真: OM-D E-M5 14-42ミリリバース改造レンズ ストロボFL-600R )

多数の卵を産み付けるのか、それとも何度もやり直しているのであろうか?

ちなみに写真の虫コブの直径は、約4ミリです。

午後6時50分。近所の畦道で、ハラビロカマキリ幼虫の褐色型を見つけた。

褐色型の幼虫を見るのは、初めてかと思う。

羽化したあとの成虫を見ておきたいので、持ち帰った。

3Z5A6410ハラビロカマキリ褐色型幼虫.JPG
( 写真:  Canon EOS 5D Mark III   EF100mm f/2.8L Macro IS USM  )








真夏日

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炎天下、獲物を待つアオメアブ。

IMG_8098アオメアブ.JPG彼らにもナワバリのようなものがあるのだろうか?ときおり同種が猛烈な勢いで

体当たりしてきて、そのたびに空中でもつれ合っては、また同じ枝に戻ってきた。

あんまり暑いので、我が家のチョロも縁側の下でゴロゴロしているだけ。

IMG_8124チョロ.JPG他にすることもないしねえ。

敷地の一部でも柵で囲ってやれば放し飼いもできる。何度も考えたが、

実現するには問題が多い。

( 写真:     Canon EOS 6D レンズ    EF8-15mm f/4L FISHEYE USM )

※ 家の前の道路上で、オニヤンマの連結が成立。
  バシバシ、という羽音に上空を見上げたら、連結した雌雄がグングン、高度を上げて
  いくところだった。その下を別の♂が低く飛んでいた。





しゃくとりむし

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先週11日~19日の間、堺市立図書館ロビーで写真パネル展を開催した。

主催は「堺市子ども文庫連絡会」。

余程、私が欲しそうな顔をしていたらしく、会場に飾ってあった

シャクトリムシのおもちゃを二つもいただくことができた。

  坂道に置くと、
                   トコトコ歩き出す。

IMG_8071.JPGIMG_8082.JPG頭とお尻が段ボールのままだが、ここをもっと派手な色にしたくなった。

まっすぐ歩くことは稀で、狭い板橋では脱線してしまうことのほうが多かった

100回近く歩いてもらった。

IMG_8041失敗.JPG( 写真:   Canon EOS 6D   EF100mm f/2.8L Macro IS USM 600EX-RT
                                      ST-E3-RT マルチ発光 )


  拙著、  「どこにいるの!?シャクトリムシ」(ポプラ社) もあります。





堺ふれあいの森 

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昨日は堺市立栂文化会館で、講演を行った。

主催は「堺市子ども文庫連絡会」。多くの方が聴講して下さり、楽しくお話できた。


そして本日は、「堺自然ふれあいの森」で観察会。

今回は参加者の方が撮影した昆虫写真とスケッチをプロジェクターで投影し、

鑑賞会とスライドショーもあった。

観察会の終了間際、ヤマドリが登場して皆さんびっくり。いや、私も初めてなので

驚いた。どうやら若鳥のようであった。尾羽が成鳥よりか短いのが特徴だそうだ。

Z7211055.jpgこのヤマドリに追いかけられた方もいたようだ。

ムクノキの梢にシルエットがあった。

Z7211020.jpgそっと枝を引き寄せて見ると、クダマキモドキ類(サト?)の幼虫であった。

一昨日、堺市役所高層館21階展望ロビーから夕焼けを見れた。

Z7191010.jpg堺市を訪れたのは初めてだが、人口は約84万人と立派な都会である。展望ロビーからは

大阪平野を広く眺めることができた。淡路島も見える。

これまで京都や奈良に行くことがあっても、大阪は素通りしてきた。

しかし、堺市で長年活動されている「堺市子ども文庫連絡会」の方々から講演会、観察会

の講師に招いていただき、泉北ニュータウンに残る里山自然環境に触れる機会を得た。

しかも講演会、観察会の場ではそれぞれびっくりするような人との出会いまであった。

人と人の出会いというのは、これだけ情報が豊富になり行き届くような時代になっても

ドラマチックなことがいっぱいあるのだなあ、としみじみ感じた。

今回はちょっとしたアクシデントも加わって、なおさら堺市が

私にとって非常に印象深い街となってしまった。

アクシデントの詳細についてはまた後日ということで。

( 写真: OM-D E-M5 M.9-18ミリズーム、M.60ミリマクロ、M.70-300ミリズーム )

伊丹空港からの飛行機は1時間遅れとなり、宮崎空港には午後7時半に到着。

伊丹空港の荷物検査ではカメラの予備バッテリーは何のお咎めもなく通過した。








いもむし

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「堺市子ども文庫連絡会」のスタッフの方が拵えた、いもむし。

CIMG2296.JPG坂道に置くと自分から歩いて行きます。

CIMG2295、シャクトリムシ.JPG今日は堺市に移動。鉢ヶ峰近辺の里山を歩いてみた。

ある池の斜面草地ではクルマバッタが非常に多かった。いづれもまだ羽化直後の

若い個体ばかり。
Z7190979クルマバッタ.JPG

この辺りには溜池も多い、それは瀬戸内型気候であるからという説明に納得した。

Z7190992池.JPGところで、宮崎空港で荷物検査に引っ掛り、カメラの予備バッテリーを係りの方が

梱包材でわざわざ包んでくれた。

CIMG2293バッテリー.JPG松山空港ではバッテリーだけを一旦カメラバックから抜いて再検査しただけで済んだが、

こういうことなら事前に予備バッテリーの処置方法をアナウンスしてくれれば、と

思うが、空港によって対処法が違うのも解せない。











樹液のお客さん

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樹液に来る常連客の中でも、ウラギンシジミはそう頻繁に見ることもなく、

これまで撮影する機会は稀であった。

昨日、クヌギの樹液に来ていたが、近づくと神経質ですぐに飛んでしまった。

翅がかなり擦れた個体ではあったが、今日は近づいて撮影できた。

口吻は短く、正面から見ないとわかりづらい。

Z7170924.jpgムナビロオオキスイと一緒に食事中であった。

Z7170955.jpg樹液を吸っていることをはっきり表現するには、もっと頭部を拡大して撮影せねば。

( 写真:OM-D E-M5 M.70-300ミリズーム、M.60ミリマクロ )



あぶらぜみ

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子供部屋の窓の外で、アブラゼミが羽化していた。

止まっている枝はヤシャブシ。

発見当初、午後8時37分。写真は午後10時過ぎ。翅が少し色づいてきた。

3Z5A6287アブラゼミ羽化.JPG
(写真:     Canon EOS 5D Mark III     EF17-40mm f/4L USM )



抜け殻

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玄関先にころがっていたのは、アシダカグモの抜け殻だった。

大きさからして脱皮後は成体になっただろうか?

IMG_7672アシダカグモ調整.JPG
(写真:     Canon EOS 6D シグマ50ミリマクロ )

アシダカグモは徘徊性のクモで、巣網は張らない。しかし、脱皮するときは必ず

糸の先にぶら下がって皮を脱ぐ。巣網を張らないクモにとっても、糸は生活の上で

無くてはならない必須の道具となる。糸は移動時の安全綱となり、

メスは糸で頑丈な卵ケースを拵える。

抜け殻の腹部はクシャりと萎縮しているが、他はそのまま綺麗に殻が残っている。

腹部がとれれば、まるでカニである。


昨日から庭のクヌギ樹液にゴマダラチョウが来始めた。

写真の新鮮な個体と、翅がかなり傷んだ2頭だ。写真のゴマダラチョウは炎天下、

30分ほど滞在していた。

Z7150620.jpg
( 写真: OM-D E-M5 M.60ミリマクロ FL-300R )

樹液レストランの様子は以前からビデオ撮影しているが、翅の開閉や口吻伸ばしなど

大きな動きがあって、動画には向いている。次に期待できる役者は、アカタテハと

キタテハ、そしてスミナガシだ。コムラサキは過去6年間で一回きりしか現れていない。

今朝はノコギリクワガタも来ていた。

ヒメスズメバチは頻繁に来ているが、オオスズメバチは先週からパッタリ姿を見せない。


尿管結石あるいは尿路結石に伴う疼痛は、その段階が様々だが、

一昨年に体験したときのそれは、最初は軽い筋肉痛程度に感じそれが30分刻みで

しだいに耐えられないほどの激痛へと階段を上がるようにして増していった。

最後は脂汗が出てのたうち回るほどの凄さだった。

昨日の夕食直前の疼痛はしばらく横になっているとおさまったが、

今朝になってまた再発。30分ほど横になっていないと耐えれないほどだった。

今日は仕事は休むと宣言して横になったが、少し楽になったので庭に出て撮影した。

1時間ほど炎天下で同じ姿勢を保ったままカメラを構えていたら、また疼痛再発。

水分補給をこまめに摂り、室内で写真展の準備をしながら体を休めていると

疼痛もおさまった。気になってまた屋外で撮影。

今日は小刻みな撮影ではあったが、しかし狙い通りの写真や動画撮影ができた。

ほんとうに尿管結石による疼痛なのか、それとも別の要因によるものか、

素人が判断しようもないが、用心することに越したことはない。

午後7時から公民館で盆祭りの打ち合わせ会合があったのだが、

1時間前からまた疼痛のため、しばらく横になっていた。20分ほどで楽になり

会合に参加した。夕食もとらず2時間も畳に座っていたのは苦痛だった。

今夜はある昆虫の撮影のため、ベッドの横に撮影台を設置。

1時間おきに起きて監視態勢だ。
















霧島山、千里の滝

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Z7140445千里の滝.JPG
落差50メートルの「千里の滝」。撮影場所は滝からかなり離れているが、

それでも細かい水しぶきがカメラのレンズにすぐついてしまう。

Z7140448.JPG
Z7140461.JPG
Z7140466.JPG
霧島山の「千里の滝」の涼しげな風景。

( 写真:オリンパスOM-D E-M5 M.12-50ミリズーム )



おそらく尿管結石と思われる腹痛。一昨年、体験したので慌てることはない。

冷蔵庫には座薬の鎮痛剤もある。


マエグロマイマイの♀を見つけた場所には、♂の蛹もあった。

その蛹が、数日後、羽化した。

3Z5A5748マエグロマイマイ♂.JPG
( 写真:   Canon EOS 5D Mark III   MP-E65mm f/2.8 1-5x Macro Photo )

今日は近くの公民館で、期日前投票を済ませてきた。

参議院選挙の投票日は、大阪に滞在している予定になっているからだ。

大阪にはずいぶん昔にビデオ撮影のアシスタントとして行ったことはあるが、

一泊しただけで仕事先は某研究所内のみ。

これまで大阪という土地には全く無縁であった。せっかく大阪にまで出向くのだから

あちこち立ち寄りたいとも思うが、財布と相談するとそれは不可能であった。

それに仕事のスケジュールもびっしりであり、楽しいばかりでは済まされないのである。






午後6時。路面に腹ばいになると、まるでフイライパンの上だ。

IMG_6250オオカマキリ幼虫.JPG谷津田を歩いて、ふと西の空を見上げれば、ウスバキトンボが群れ飛んでいた。

IMG_6258ウスバキトンボ群飛.JPG
( 写真:    Canon EOS Kiss X6i   EF-S60mm f/2.8 Macro USM )


本の紹介

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今月に入って献本いただいた、昆虫本を2冊紹介したい。

森上信夫さんの散歩で見つける虫の呼び名事典(世界文化社)

表紙(低画質)虫の呼び名事典.JPG身近に出会える昆虫のフォトエッセイ。「呼び名事典」とはあるが、和名の由来よりか

森上さんが見た昆虫世界の楽しい読み物となっている。

世の中では嫌われ者の昆虫に対して、親近感を抱けるような文章が嬉しい。

白バックで撮影するには色々と苦労もあろうけれど、それぞれの昆虫たちの

表情が豊かである。

小さな昆虫が大きく製版されており迫力もある。

もちろん屋外の生態写真も添えられており、昆虫生態図鑑のような雰囲気もある。

この本を眺めて、読んでみれば、ふと屋外に出掛けてみたくなるはずだ。

「ほんものを見てみたい!」と読者の方に思わせる好著である。


昨日、献本いただいたのは、

鈴木海花さんの、

『毎日が楽しくなる「虫目」のススメ』虫と、虫をめぐる人の話』

(全国農村教育協会)

虫目のススメ004.jpg
フォトエッセイストの鈴木海花さんが「虫目」で身近な自然を眺める極意を語る。

虫と深く関わる人たちの話やフィールド巡りの楽しい話も豊富に盛り込まれている。

昆虫の写真も盛りだくさん掲載されており、眺めるだけでも楽しめる。

私は2002年に「里山昆虫ガイドブック」(当時:TBSブリタニカ)を出したおり、

そのまえがきで「虫の目を持とう」という短い文章を書いたことがある(すでに絶版)。

要は虫を見ようというアンテナを立てることが、自然観察に踏み込む一歩であり、

小さな虫という生き物と出会い、感動するにはそれなりの気構えが必要だと

書いたと思う。虫を見る目が、やがて植物や周りの様々な自然環境へと広がることの

大事さを、今に思えばちょっと偉そうに書いたと思う。

鈴木海花さんの御著書を最初に手にして、タイトルの「虫目」と目があったとき、

ちょっとドキっとして、そして嬉しくもあった。















一昨日から観察しているオオキンカメムシの♀は、今日もじっとしたまま。

まったく動いていない。と、思う。食事に出かけてはまた元の場所に戻る、

ということは考えにくい。チョウの幼虫などは寝場所の台座を糸で拵えるので、

シルクロードを辿って戻ることも可能だが、カメムシでは無理だろう。

同じアブラギリの木を双眼鏡を使って丹念に見ていると、もう一匹♀がいた。

同じように葉裏にじっとしている。

通り掛かった測量の方から「バードウォッチングですか?」と聞かれて、

「いえ、こんちゅうを見てます。」とお答えした。

「昆虫」というと、大概の反応は「なんだあ~。」と力が抜けて興味が失せる

様子がよくわかる。「え!?どんなこんちゅうですか?」と

会話が弾むことは稀である。

さて、鰐塚山を下る途中、ミヤマカラスアゲハの♀が飛んでいて、そのまま

ミズキの梢で日光浴を始めた。でっかい個体だ。

3Z5A5943ミヤマカラスアゲハ♀.JPG画面奥の森にはカラスザンショウの大木が二本あった。

3Z5A5951カラスザンショウ.JPG昨日は路上で吸水する2♂をビデオ撮影した。カラスアゲハの1♂も混じっていた。

お互い別種だよな、という♂同士での認識があるのだろうか?

3♂が仲良く連れ添って吸水しているように見える。安心するのだろうか?

そういえば、鳥も混群でよく活動するけれど。

三股町に戻って上米公園では、某大学の男子学生二人と出会った。

セミの抜け殻を携帯で撮影していた。

セミの種名を聞かれたので「それはヒメハルゼミだよ。小さいでしょう。」と

答えた。クワガタを探しているというので、すぐ近くのアラカシの樹液に案内した。

そしたらカナブンに混じって、ヒラタクガワタの♂がいた。

樹液がどうして出ているのか、その場で説明した。どうやら虫のことを、いや

自然のことをこれまで積極的に知ろうとしたことが無いようにも見受けた。

情報はいくらでも溢れるほどある時代なんだけどなあ。

興味があまりなかったのかもしれないが、教えると素直に聞いてくれるので、

この子達はこれからまだまだ楽しい時間がいくらでもあるのではないか、と

若さに嫉妬したくなった。

701A2344シロコブゾウムシ.JPG今日は仕事がうまく捗らず、疲れに疲れたが、暑さはそれほど苦にならない。

夏は暑いのがあたり前で、だからこそ、夜のビールが旨い!


(写真上2枚:    Canon EOS 5D Mark III   EF70-300mm f/4-5.6L IS USM )

(写真下、シロコブゾウムシ:  

       Canon EOS 5D Mark III    EF100mm f/2.8L Macro IS USM  )

















梅雨明けのあと、久しぶりに霧島山の山容を窓から目にした。

701A2031霧島山.JPG鰐塚山のあるアブラギリの葉裏にオオキンカメムシのメスがいた。

昨日からずっと同じ場所に留まっており、すでに26時間は経過している。

♀の腹部は大きく膨らんでおり、産卵が近いのであろう。

この♀を撮影するにあたって、木登りが必要であったが、躊躇した。

やればできなくもない高さである。

しかし木は斜面から生えており、万が一木から落下した場合、

斜面の分、落差は結構あり軽い怪我では済みそうにない。

ずっと谷底に転がっていくだろう。

もとより私が木登りをする振動がオオキンカメムシに伝わり逃げ出してしまう

危険性もあった。

私は木登りを得意としていた時期があり、それはガリガリに痩せていたせいだろう。

ずいぶん昔、丹沢で木登りをしたことがあって、そのとき滑って落ちたことがあった。

その木は断崖絶壁に生えており、落ちたらそのまま深い渓谷の底に落ちてしまう

というような危険な場所だった。

落ちた瞬間、恐怖のあまり絶叫を上げたが、木の下には狭いでっぱりがあって

そこに着地した。落ちてから下を覗き込むとはるか下方に渓流が流れていた。

一瞬、死んだかと思ったが、そのときの恐怖心が今でも根強く残っているようだ。

木登りは諦めて、カメラを一脚に取り付け最大限に伸ばし、これをしっかり

支えて、シャッターはセルフタイマーとした。何度も繰り返すうちに

狙い通りの写真が撮れた。支えると言っても斜面なので足場は悪かった。

アブラギリの実で吸汁する♀も観察できた。

Z7100305.jpg( 写真上:    Canon EOS 5D Mark III     EF70-300mm f/4-5.6L IS USM )

( 写真下: オリンパスOM-D E-M5  M.60mmFf/2.8 Macro )




宮崎県、鰐塚山。

頂上にはテレビアンテナが乱立している。少し離れてNTTや自衛隊のアンテナも

ある。アンテナ設備があるおかげで道路も整備され、

私のような人間も気楽に上がれる。ま、感謝せねばとは思うけど、なんか山が

痛々しい。

3Z5A5621鰐塚山.JPG
( 写真:   Canon EOS 5D Mark III     EF17-40mm f/4L USM  )

毎年恒例の観察も含めてやるべきことがあって、今朝も赴いた。

ノブドウの花にアオスジアゲハが数頭来ていたので、近寄ってみれば、

その中にキリシマミドリシジミの♂もいた。

3Z5A5641.JPGキリシマシジミ♂.JPG
( 写真:    Canon EOS 5D Mark III    EF100mm f/2.8L Macro IS USM )

右後翅の後縁部が少し傷んでいるが、比較的新鮮な個体であった。

ノブドウの花でのんびりと吸蜜を続けていた。

警戒心が薄いのにはこちらが驚くほどだった。

オオキンカメムシの産卵する木(アブラギリ)は毎年、ほぼ決まっている。

まだ早いかと思っていたが、一卵塊を確認できた。近くにメスもいた。

例年より、二週間ほど早い。

先日、見つけたアケビコノハの幼虫は蛹になっていた。

クワゴの繭と終齢1も新たに見つけた。






デガシラバエ科

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入道雲が浮かんだ。もう梅雨明けだろう。

私の仕事は自営業であり原則、休日無しだが、土日はできるだけ家族に

合わせて仕事を控えるようには努力している。

仕事をするにしても敷地内に限定したり、時間厳守で食事の席にはつく。

東京で暮らしていたころは子供も幼く、その必要性はじゅうぶんあったし、

渋滞は嫌だったから、フィールドに出掛けるのは平日のみと決めていた。

しかしここ近年、観察会や講演の仕事が増えて、それが土日になることが多く、

多少ともやり方を考えねばならないと思い始めている。

今日は子供の部活の送迎をしたり、午後からは嫁さんを連れて近場の温泉に

行ったりした(都城市、堀切温泉)。

家族の趣向はそれぞれである。

そのそれぞれを尊重しつつ、仕事を続けていく必要がある。

というわけで、今朝は子供を送ったあと戻りがけにコガネグモの多産地に立ち寄り、

下見と少し撮影をし、

昼食まで敷地内の林の整備と撮影の準備などしながら、合間を見て撮影。

アカメガシワを剪定していたら、ゴマダラカミキリの♀と目が合った。

701A1851ゴマダラカミキリ.JPGさらに飼育室に紛れ込んだ、オオハチモドキバエを見つけ、これもさっそく撮影した。

本種は5月頃と今の時期の2回、現れるようだが幼生期の観察ができていないのが

たいへん気にかかる。

701A1877フトハチモドキバエ.JPG






マエグロマイマイ

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鰐塚山の頂上は強風凄まじく、ときに雨が降り、昆虫観察ができる状況ではなかった。

アサギマダラやカラスアゲハ、クロアゲハなどもちらほら姿を見たが、これはダメだ

ということで退散し林道を下った。標高が下がると途端に晴れ間も出てきて、

とても蒸し暑い。

アカスジキンカメムシのポイントに立ち寄ってみれば、

オオバウマノスズクサにたくさんのジャコウアゲハ幼虫がついていた。

701A1747ジャコウアゲハ幼虫.JPG同じ株に6頭はいた。

そのオオバウマノスズクサに実もたくさんぶら下がっていた。

701A1766オオバウマノススズクサの実.JPGウマノスズクサという和名の由来は、この実が馬に付ける鈴に似ていることから

という説明を昔読んだことがある。しかし、ウマノスズクサの花は何度も見ているが、

実は一度も見たことがない。実際、ウマノスズクサが結実することは稀だそうだ。

オオバウマノスズクサの実も滅多につかないのだろうか?


モミジカラスウリの葉に、マエグロマイマイのメスが止まっていた。

701A1751マイマイガ♀.JPGとても新鮮なので何かあるな、と思い周辺を探ってみれば、♂の蛹が二つ見つかった。

食樹はタブノキであった。

♀を手にとると翅を逆立てて、威嚇行動をとった。

701A1756マイマイガ♀.JPG赤い紋様がいい。

(訂正:マイマイガとしていたが、誤りで、正しくはマエグロマイマイだった。
持ち帰った♂の蛹が後日羽化して、マイマイガでないことに気付いた。)

マイマイガを発見したすぐ横のヤマグワには、クワゴの終齢幼虫が鎮座していた。

701A1761クワゴ.JPG
( 使用機材: EOS5D マークⅢ EF100ミリマクロ、シグマ50ミリマクロ )

追記: ヤマグワの葉が綴られていたので、そっとめくってみると、

アケビコノハの幼虫が丸くなって納まっていた。体色は薄黄色。しばらくすると

糸を吐いて蛹部屋を修復していた。蛹化したころまた見てみよう。








IMG_7189.jpg山間のフィールドを巡り、戻ってから室内撮影。ときおり晴れ間もあったりどんより

曇ったり、一度だけにわか雨もあった。蒸し暑い。

ずっと気になっていた草刈作業に取り掛かったのは午後4時過ぎ。

新しい草刈機は馬力が大きくなった分、刈る速度も速い。そのため、

予定以上の作業をしてしまった。休憩をとらずにぶっ通しでやったので疲れてしまった。

気づいてみれば2時間以上、草刈をしていた。

写真はアカメガシワ樹液に来ていた、アシナガヤセバエの一種。

ストロボのプリ発光に反応して、何度もブレて撮影に失敗した。

(写真:   Canon EOS 6D    EF100mm f/2.8L Macro IS USM ストロボ430EXⅡ )



下見

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昨年、オオムラサキを撮影した小林市須木村に出掛けた。

今年の様子を下見しておくつもりだった。現場に着いた途端、激しい雨。

運転席で早めの昼飯を食べる。昨夜のおかずの余りで作った天丼弁当だ。

食事を終えてしばらくすると、雨が止んだ。

エノキの梢を見上げていると、ゴマダラチョウの終齢幼虫がいた。

さすがにもうオオムラサキの幼虫はおらんだろう。

やがてオオムラサキの蛹殻も見つかった。かなり高所だが白くでっかいので

すぐ分かった。もちろん双眼鏡を使ってのことだ。

期待していたハルニレの樹が、2メートルほど幹を残して伐採されていた。

去年は樹液レストランが賑やかだったハルニレである。

川筋にあるので広がり過ぎた枝を落とされたのだろう。これは仕方が無い。

また数年後にはオオムラサキもここにやって来ることだろう。

エノキの梢でウスタビガの繭を三個見つけた。

強風に煽られていたが、むしろそのおかげで葉裏に隠れていた繭が顕になった。

IMG_7214ウスタビガ繭.JPG数年前に廃校となった鳥田小学校に立ち寄ってみれば、寂しい校庭の片隅で

アオスジアゲハがノブドウの花に来ていた。

IMG_7269アオスジアゲハ.JPGアオスジアゲハの美麗な紋様は、標本にするとやがて色褪せてしまい、白っぽくなる。

ドキドキしながら展翅標本作りをした感動を忘れたわけではないが、

昆虫は、生きているときこそが一番美しい。

誰も通わなくなった校舎の軒下に一匹の野良猫がいた。

私にこびるでもなく、警戒して逃げるでもなく、のんびりと毛づくろいをしていた。

数年前、ここの運動場で元気に遊ぶ小学生たちの笑顔をたしかに見たのだが、

今は嘘のように静かで、運動場の真ん中にある池の噴水だけがパチパチと

単調な音を立てていた。


我が家に戻ると、ハラビロトンボ♂の未成熟個体が犬小屋の前に佇んでいた。

IMG_7279ハラビロトンボ未熟♂.JPG
( 写真全て :     Canon EOS 6D     EF70-300mm f/4-5.6L IS USM )


※追記: ウスタビガ繭のついたエノキのすぐ下の川には、

アオハダトンボの♀が4匹、♂が3匹、いた。川は増水し濁流が激しく、とても川の中に

入ることはできず、近寄ることもできなまま、写真はうまく撮れなかった。




スミナガシの蛹

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枯れ葉そっくりのスミナガシ蛹。

IMG_6927スミナガシ蛹.JPG蛹化した場所が完璧ではないとも言えるが、青葉や茎に枯れ葉が絡んでいることも

よくある。     こんな風に↓

IMG_7099擬態モデル.JPG
(写真:    Canon EOS 6D    EF100mm f/2.8L Macro IS USM )

イヌビワで見つけたこの枯れ葉、最初はイシガケチョウの蛹と見間違えそうになった。

B_005870.JPG
( 写真:   Canon EOS 7D    EF-S60mm f/2.8 Macro USM )

このイシガケチョウの蛹 ↑ は、昨年9月に撮影したもの。

さらにこんな場所でも見つけている。 イヌビワのすぐ隣の枯れ枝にぶら下がっていた。

WW140919イシガケチョウ蛹.JPG
( 写真: オリンパスE-PL2 M.14-42ミリズーム )

さすがにこの蛹が目に入ったときは、思わず顔がほころんでしまった。




がちんこ相撲

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コクワガタの♂が最初は独り占めしていた樹液レストラン。

数時間後、樹液レストランを覗いてみれば、そのコクワガタが

レストランの外でいじけていた。なるほど、ヒラタクワガタに乗っ取られたわけだ。

ちょっと元気がないように見えたコクワガタだが、しばらくすると

レストランに殴り込みをかけた。やはり背に腹はかえられぬ、ということだろう。

この勝負、どうなることやらと傍観してみた。

IMG_6988クワガタ相撲.JPG右がコクワガタ。左後ろ脚の先端を欠いており、踏ん張りが効かないので少し不利か

と思うが、体格的にはほぼ五分五分の試合になっている。

ガチン、ガチン、と何度も何度も大顎で互に相手を挟みつけていた。

ヒラタクワガタが有利かと最初は思ったが、彼も右後ろ脚のふ節を失っていた。

両者つわもの揃いということだろう。しかし、一度は勝ちを得たヒラタに軍配が

上がった。このあとしばらくして、コクワガタは攻撃を止めて逃げ去っていった。

樹液レストランではこのような小競り合いのドラマがあちこちで繰り広げられているので

あろう。


( 写真: Canon EOS 6D    EF100mm f/2.8L Macro IS USM )








金ボタン

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昨日、見つけたスミナガシ前蛹は、今日の昼過ぎに蛹化した。

IMG_6857スミナガシ蛹.JPG
(写真:  Canon EOS 6D  レンズ    EF100mm f/2.8L Macro IS USM )

近所の畦道で昨日見つけておいたツマグロヒョウモンの前蛹も、昼には

蛹となっていた。

701A1580ツマグロヒョウモン.JPG
( 写真:  Canon EOS 5D Mark III レンズ    シグマ50mm f/2.5  Macro )

夕方、物置小屋の前でマイマイカブリがサツマコフキコガネの死骸を貪っていた。

IMG_6871マイマイカブリ.JPGとても警戒心が強いのは承知していたが、このカット一枚撮影しただけで

逃げられてしまった。明るい場所では落ち着かないのだろう。しかし、食べっぷりからして

かなり飢えていたように感じた。






スミナガシの前蛹

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三股町、上米公園のヤマビワを覗いてみれば、スミナガシの前蛹が

ぶら下がっていた。

IMG_6794スミナガシ前蛹.JPG思惑外れて前蛹だったが、スミナガシもイシガケチョウも食樹から離れず蛹化するので、

蝶のなかでは蛹を見つけ易いほうだ。

IMG_6827.JPG午後7時前、我が家の近くでヒグラシの鳴き声を聴いた。

(写真:     Canon EOS 6D     EF100mm f/2.8L Macro IS USM )

午後7時20分、再び我が家のすぐ傍でヒグラシが断続的に鳴いている。