梅雨明けのあと、久しぶりに霧島山の山容を窓から目にした。
鰐塚山のあるアブラギリの葉裏にオオキンカメムシのメスがいた。
昨日からずっと同じ場所に留まっており、すでに26時間は経過している。
♀の腹部は大きく膨らんでおり、産卵が近いのであろう。
この♀を撮影するにあたって、木登りが必要であったが、躊躇した。
やればできなくもない高さである。
しかし木は斜面から生えており、万が一木から落下した場合、
斜面の分、落差は結構あり軽い怪我では済みそうにない。
ずっと谷底に転がっていくだろう。
もとより私が木登りをする振動がオオキンカメムシに伝わり逃げ出してしまう
危険性もあった。
私は木登りを得意としていた時期があり、それはガリガリに痩せていたせいだろう。
ずいぶん昔、丹沢で木登りをしたことがあって、そのとき滑って落ちたことがあった。
その木は断崖絶壁に生えており、落ちたらそのまま深い渓谷の底に落ちてしまう
というような危険な場所だった。
落ちた瞬間、恐怖のあまり絶叫を上げたが、木の下には狭いでっぱりがあって
そこに着地した。落ちてから下を覗き込むとはるか下方に渓流が流れていた。
一瞬、死んだかと思ったが、そのときの恐怖心が今でも根強く残っているようだ。
木登りは諦めて、カメラを一脚に取り付け最大限に伸ばし、これをしっかり
支えて、シャッターはセルフタイマーとした。何度も繰り返すうちに
狙い通りの写真が撮れた。支えると言っても斜面なので足場は悪かった。
アブラギリの実で吸汁する♀も観察できた。
( 写真上: Canon EOS 5D Mark III EF70-300mm f/4-5.6L IS USM )
( 写真下: オリンパスOM-D E-M5 M.60mmFf/2.8 Macro )
鰐塚山のあるアブラギリの葉裏にオオキンカメムシのメスがいた。
昨日からずっと同じ場所に留まっており、すでに26時間は経過している。
♀の腹部は大きく膨らんでおり、産卵が近いのであろう。
この♀を撮影するにあたって、木登りが必要であったが、躊躇した。
やればできなくもない高さである。
しかし木は斜面から生えており、万が一木から落下した場合、
斜面の分、落差は結構あり軽い怪我では済みそうにない。
ずっと谷底に転がっていくだろう。
もとより私が木登りをする振動がオオキンカメムシに伝わり逃げ出してしまう
危険性もあった。
私は木登りを得意としていた時期があり、それはガリガリに痩せていたせいだろう。
ずいぶん昔、丹沢で木登りをしたことがあって、そのとき滑って落ちたことがあった。
その木は断崖絶壁に生えており、落ちたらそのまま深い渓谷の底に落ちてしまう
というような危険な場所だった。
落ちた瞬間、恐怖のあまり絶叫を上げたが、木の下には狭いでっぱりがあって
そこに着地した。落ちてから下を覗き込むとはるか下方に渓流が流れていた。
一瞬、死んだかと思ったが、そのときの恐怖心が今でも根強く残っているようだ。
木登りは諦めて、カメラを一脚に取り付け最大限に伸ばし、これをしっかり
支えて、シャッターはセルフタイマーとした。何度も繰り返すうちに
狙い通りの写真が撮れた。支えると言っても斜面なので足場は悪かった。
アブラギリの実で吸汁する♀も観察できた。
( 写真上: Canon EOS 5D Mark III EF70-300mm f/4-5.6L IS USM )
( 写真下: オリンパスOM-D E-M5 M.60mmFf/2.8 Macro )