もどき、一直線!

| | トラックバック(0)
午前中に激しい雨が降ったが、長くは続かず、小雨になった。

雷もゴロゴロ鳴っていたが、イヌを散歩に連れて出た。

雨も降っているので早めに引き返したが、雷が鳴るとイヌが立ち止まる。

立ち止まって、傘をさしている私の顔を、じっと見つめる。

何だか少し様子がおかしい。

犬小屋のある西側は風雨に晒され、ビショビショだが、縁側下の

奥は濡れていない。いないが、湿っていたかもしれない。

そこで家の反対側、玄関先にイヌをつなぎ止めた。

玄関前の泥落としマットにサッサと座り込んだ。お気に入りの座布団なのだ。

玄関を開けて入ろうとすると、イヌも入って来た。

いつもは入れてもすぐに出たがるのだが、今朝は引っ張っても出ようとしない。

「ははあ~ん、雷が恐いのだなあ。」

しかし、玄関の中につなぎ止めることはできないので、お気に入りの座布団に

戻ってもらった。気分転換に牛乳を少し飲ませた。朝食の餌を食べようとしなかった

からだ。牛乳は喜んで平らげた。

夕方の散歩では元気に走ったりした。バッタ狩りにも夢中で、付き合っていると

いつまでも戻れなくなる。バッタの種類にも好き嫌いがあるようだが、そこが

よくわからない。今日はショウリョウバッタの♀を最初に捕らえたが、すぐに

放してしまった。いつもなら容赦なく食べてしまう。

投げてやったエンマコオロギも無視。

ところがトノサマバッタだけは、次々とおいしそうに平らげる。

トノサマバッタの味は、どうやら格別なのかもしれない。

写真のショウリョウバッタモドキは、動きが俊敏で、忍者みたいに逃げ隠れが

上手だ。  さすがに我が家のイヌも、本種を捕らえたことは、一度もない。

3Z5A7911しょうりょうばったもどき.JPG体をピタリと草に吸い付けるように止まり、微動だにしない。近づく者あれば、そのときだけ

クルリッ!と反対側に素早く移動するが、まっすぐな姿勢を保ったままだ。

  見事な瞬間移動。

( 写真:     Canon EOS 5D Mark III  シグマ50ミリマクロ )






« やままゆ       まちぶせ »