ハエ男

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いつもの犬の散歩道だが、畑の畦にクワの小木があることに気付いた。

おそらく毎年刈られて、大きくなれない株だろう。

どれどれ、これなら、クワエダシャクがすぐ見つかるだろうと、

斜面を登って梢を引き寄せたら、すぐに見つかった。 探して3秒。

IMG_2324.JPGこの桑には、ほかに3匹の幼虫が、枝に化けていた。


我が家の領土を広げるべく?笹薮を切り開いた。

山仕事は一時間で終わらせる予定だったが、気づけば2時間半、経っていた。

草刈機とノコギリを使って藪を払うも、まったく作業は捗らない。

それでも刈りとった場所は比較的平坦で、家一件は建つだろうと思えた。

そのうち、スッポンダケのグレバの香りが漂ってきた。

その匂いに惹かれて、狂ったように笹を刈った。 グレバはどこだ!?

ああ~、もしかして、私はハエ男かもしれない、と思った。

グレバが恋しいのだ。 いったい、どこなのだ!?

( 写真:   Canon EOS 6D  シグマ50ミリマクロ  )








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