アルミ材に身を寄せる昆虫たち

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ときおり小雨もあって、洗濯物を外干しからガレージの下へと移した。

気温も低い。

物置小屋のアルミ戸に枯れ枝にしか見えない、シャクガ類の幼虫がいた。

体長:1.3センチ。 見つけたのは昨日の昼間。

エダシャクIMG_7685.JPGこのシャクガ幼虫は、冬のクヌギやコナラでよく見かける。小屋の屋根上までクヌギの梢が

伸びており、接触はしていないが、シャクガ幼虫が糸を吐いて屋根まで下降してくることは

可能だったであろう。何らかのアクシデントが生じて、幼虫はクヌギを離れることになった

のかもしれない。ただし、幼虫は真冬でも気温が高い日には冬芽を食すし、いづれは

クヌギなり食樹に戻っておくことは必須の課題であるはずだ。

玄関の引き戸には、ツチイナゴが潜んでいる。

ツチイナゴIMG_7687.JPG本種は成虫越冬だが、気温が低い日でも元気に飛び跳ねる。

トイレの窓の隙間には、タイワンクツワムシが窮屈そうに納まっている。

タイワンクツワムシIMG_7692.JPG我々の目から見れば、アルミサッシ材などにピタリと身を添えるのは、

いかにも寒そうに感じてしまう。

何もそこでなくても、と意見したくもなるが、昆虫たちの場所選びにはもっと別の条件が

関わってのことであろう、と想像する。


( 写真:     Canon EOS Kiss X6i     EF40mm f/2.8 STM +魚ロ目8号レンズ )


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