ちょっとした崖であっても、そうそう多くはない。なので、限られた場所の
崖は、貴重である。なぜ、貴重なのか?
そこには雨が掛からず、年中、乾燥した砂地がある。
サラサラの砂地を生活環境として必要とする、昆虫がいるからだ。
誰もが知っているその代表種は、アリジゴク。
近くの山上にある崖には、すり鉢状の「アリジゴク」が並んでいる。
しかし、私はアリジゴクを探そうとしたのではなく、目的は別の昆虫にあった。
残念ながらその目的は果たせなかったが、副産物として掘り出した幼虫の
ほぼ全部がウスバカゲロウであった。ただ、そのなかに一頭だけ、
ウスバカゲロウとは別種のアリjゴクが混じっていた。
写真画面右下が、ウスバカゲロウの幼虫。 すり鉢状の巣穴を作りその底に潜む。
画面左上の黒っぽい幼虫、種名はわからないが、すり鉢状の巣穴を作らない、
徘徊性のウスバカゲロウ科の一種である。
なぜなら、この幼虫は前進歩行をするからだ。
すり鉢状巣穴を作るウスバカゲロウ幼虫は、前には進むことができず、後ろに
下がることしかできない。後ろに下がりながら、グルグル輪を描くように身を沈め、
あのすり鉢状の巣穴を完成させる。
写真の2種は見た目にも形態の明らかな違いがわかるが、それに加えて
歩き方の違いでも別種であることがはっきりする。
日本のウスバカゲロウ科(約17種)のうち、巣穴を作らない徘徊性の種のほうが
多いが、その居場所を突き止めるのは難しく、
未だに幼虫が見つかっていない種もあるという。
さて、今回、一匹だけ見つかった幼虫はなんだろうか?
成虫まで育てることができたら、種名を確認できるはずだ。
あまり飼育昆虫を増やしたくはないのが、正直なところなのだが、、、。
崖は、貴重である。なぜ、貴重なのか?
そこには雨が掛からず、年中、乾燥した砂地がある。
サラサラの砂地を生活環境として必要とする、昆虫がいるからだ。
誰もが知っているその代表種は、アリジゴク。
近くの山上にある崖には、すり鉢状の「アリジゴク」が並んでいる。
しかし、私はアリジゴクを探そうとしたのではなく、目的は別の昆虫にあった。
残念ながらその目的は果たせなかったが、副産物として掘り出した幼虫の
ほぼ全部がウスバカゲロウであった。ただ、そのなかに一頭だけ、
ウスバカゲロウとは別種のアリjゴクが混じっていた。
写真画面右下が、ウスバカゲロウの幼虫。 すり鉢状の巣穴を作りその底に潜む。
画面左上の黒っぽい幼虫、種名はわからないが、すり鉢状の巣穴を作らない、
徘徊性のウスバカゲロウ科の一種である。
なぜなら、この幼虫は前進歩行をするからだ。
すり鉢状巣穴を作るウスバカゲロウ幼虫は、前には進むことができず、後ろに
下がることしかできない。後ろに下がりながら、グルグル輪を描くように身を沈め、
あのすり鉢状の巣穴を完成させる。
写真の2種は見た目にも形態の明らかな違いがわかるが、それに加えて
歩き方の違いでも別種であることがはっきりする。
日本のウスバカゲロウ科(約17種)のうち、巣穴を作らない徘徊性の種のほうが
多いが、その居場所を突き止めるのは難しく、
未だに幼虫が見つかっていない種もあるという。
さて、今回、一匹だけ見つかった幼虫はなんだろうか?
成虫まで育てることができたら、種名を確認できるはずだ。
あまり飼育昆虫を増やしたくはないのが、正直なところなのだが、、、。