目玉親父

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三股町図書館・文化会館の植え込みを見に行った。

昨年、クスサンが多数、営繭したので、次世代の卵があるかと思った。

繭がついていたのは、アメリカフウ(モミジバフウ)である。

モミジバフウ701A0290.JPG
すっかり落葉した梢では、繭殻がよく目立つ。 それもいっぱいある。

いや、ものすごくあるのだが、誰一人として気付いていない。 多分。
 
クスサン繭殻701A0294.JPGさて、卵はすぐに見つかった。  それもかなりの数だ。

クスサン卵701A0316.JPG眼玉親父がゾロゾロ。 ほとんどが私の目線の高さの幹表面。高くても2m程度。

こうして多数の卵を産むには時間も掛かる。だから足場がしっかりした幹が選ばれる

のだろう。

  昨年の孵化殻も多かった。それはそうだろう。

卵塊の数はかなりだ。  これほど多くのクスサン卵塊を一箇所で見るのも、始めてのこと。

「あ!役場の方、だからといって、卵を駆除しようなどと考えないでくださいね。」

なんて心配は必要ないだろうとは思う。そもそもアメリカフウでクスサンが発生している

ことに誰も気づいてはいないからだ。 もっとも植え込みの管理を委託されている業者が

この事実に気づけば、さっそく殺虫剤を散布するだろう。仕事だからね。

アメリカフウが丸坊主になるほどまで大発生していないので、それが幸いかと思う。 

まあ、しかし、なんでわざわざ海外のアメリカフウを植えるのか、不思議。

( 写真: Canon EOS 5D Mark III   EF100mm f/2.8L Macro IS USM )



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