朝一番、窓の外に冠雪した高千穂岳があった。 午前7時。
昨夜のうちに雪が積もったようだが、平地はそれほど冷え込んでいなかったので、
意外な気がした。
午前9時過ぎ。 一層、白く輝いていた。
高千穂岳を撮影して玄関に戻ると、エナガの群れが来ていた。 10羽前後だ。
ヤシャブシの枝で何かをしきりとついばんでいた。
PC上で拡大してみると、枝についたカイガラムシを削りとるようにして食べていた。
動きが早いので、とても肉眼では確認できない。
ヤシャブシの雄花も黄色く目立ってきた。 もう春は間近のように思える。
意外な気がした。
午前9時過ぎ。 一層、白く輝いていた。
高千穂岳を撮影して玄関に戻ると、エナガの群れが来ていた。 10羽前後だ。
ヤシャブシの枝で何かをしきりとついばんでいた。
PC上で拡大してみると、枝についたカイガラムシを削りとるようにして食べていた。
動きが早いので、とても肉眼では確認できない。
ヤシャブシの雄花も黄色く目立ってきた。 もう春は間近のように思える。
( 写真: Canon EOS 5D Mark III EF70-300mm f/4-5.6L IS USM )
今日は一日中、スタジオで撮影をしていて、フィールドを出歩いていない。
生態撮影については、できるだけスタジオ撮影を避けるようにしているが、
標本や物撮りとなると別である。
いろいろ工夫の必要とされる撮影作業を続けていると、ふと昔のことが思い出された。
ある仕事で海外の昆虫標本を撮影していたときのことだ。
その日、昼食を食べながら胃の調子が悪いことに気付いた。
昼食後の休憩を終えて撮影に入ったものの、なんだが胸がムカムカし、油汗も出て
これは尋常ではないなあ、と感じた。しばらくして、気分が悪くなり嘔吐してしまった。
しかし、なぜゆえに体調不良となったか、思い当たることもなく撮影は続けた。
その夜は酒も控え、早々と布団に潜り込んだ。
撮影はフィルムだったので、後日、現像の結果を見て、驚いた。
撮影当初のフィルム2本分だけが、2絞り以上露出オーバーだったからだ。
つまり72カットは全部NG。
あとでわかったことだが、シグマ50ミリマクロレンズの絞りが連動していなかったのだ。
しばらく撮影しているうちに絞りは正常に戻ったようで、被害はフィルム2本で済んだ。
もちろん、NGのカットは後日、撮影し直した。
フィルムカメラを使っていたころの緊張感は、もうとっくに忘れてしまったかもしれない。
今の若い世代のカメラマンには理解できない話だろう。
生態撮影については、できるだけスタジオ撮影を避けるようにしているが、
標本や物撮りとなると別である。
いろいろ工夫の必要とされる撮影作業を続けていると、ふと昔のことが思い出された。
ある仕事で海外の昆虫標本を撮影していたときのことだ。
その日、昼食を食べながら胃の調子が悪いことに気付いた。
昼食後の休憩を終えて撮影に入ったものの、なんだが胸がムカムカし、油汗も出て
これは尋常ではないなあ、と感じた。しばらくして、気分が悪くなり嘔吐してしまった。
しかし、なぜゆえに体調不良となったか、思い当たることもなく撮影は続けた。
その夜は酒も控え、早々と布団に潜り込んだ。
撮影はフィルムだったので、後日、現像の結果を見て、驚いた。
撮影当初のフィルム2本分だけが、2絞り以上露出オーバーだったからだ。
つまり72カットは全部NG。
あとでわかったことだが、シグマ50ミリマクロレンズの絞りが連動していなかったのだ。
しばらく撮影しているうちに絞りは正常に戻ったようで、被害はフィルム2本で済んだ。
もちろん、NGのカットは後日、撮影し直した。
フィルムカメラを使っていたころの緊張感は、もうとっくに忘れてしまったかもしれない。
今の若い世代のカメラマンには理解できない話だろう。