モンシロチョウ

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午後3時半、モンシロチョウのメスが地面に降りて日光浴を始めた。

と、その次の瞬間、オスが飛来した。 メスの近くを弾むように舞う。

いったいこのオスはどこにいたのだろう?と不思議なくらい、忽然と現れた。

春型の求愛行動はまだ撮影していないので、急いで駆け寄った。

すると目の前で、あっさりと交尾が成立してしまった。 求愛行動は撮影できず。 

←♂+♀で低く飛翔したあと、交尾が一旦解けたが、すぐにオスがメスを追いかけ、

再び枯れ草上で交尾が成立(写真)。 画面上がオス。

3Z5A7727モンシロチョウ交尾.JPGこのあと私の気配に警戒したか、高く舞い上がり我が家の林の梢に移動してしまった。

この交尾カップルを追いかけて斜面を駆け上がったところ、途中でマムシグサの

14株目を発見。もう少しで踏みつけてしまうところだった。

昆虫の配偶行動を最初の求愛から交尾成立まで観察できる機会は極めて少ない。

チョウに限っても、これまで交尾成立の瞬間を目撃できたのは数えるほどしかない。

ゴイシシジミ(撮影)、クロアゲハ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、ミヤマセセリ、

キチョウ、、、、、、、サッと思い出せるのはこの程度。じつに少ない。

さて、マムシグサはまだこれから芽を出してくるものもありそうだ。

先日、笹藪を刈り取ったこの斜面(↓)には、10株生えている。

IMG_4011明るい林.JPG画面ほぼ中央の木は、左がセンダン、右がアカメガシワ。

画面右奥の藪もそのうち刈る予定である。 

このマムシグサ群落の斜面はこれまで鬱蒼とした笹藪で足を踏み入れたことがなかった。

蔓草や倒木、枯れ枝が複雑に絡み合い、とても歩けたものではなかった。

( 写真:  Canon EOS 5D Mark III     EF100mm f/2.8L Macro IS USM

        Canon EOS 6D    EF17-40mm f/4L USM  )



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