トゲキジラミ

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マムシグサ群落の斜面にシロダモの幼木が二本ある。

ここにはツマグロオオヨコバイ(別称バナナムシ)がよく集まっているが、

葉裏を眺めていると、薄茶色のゴミのようにしか見えない物体が見つかる。

拡大してみると、トゲキジラミの幼虫かと思われる。

701A1331トゲキジラミ幼虫群.JPGちゃんと眼もあり、脚もあるから、誰もが生き物だと気づくだろうが、通常、肉眼では無理だ。

多くは翅芽が発達しており終齢幼虫のようで、すぐ傍に成虫もいた。

Z3133318トゲキジラミ成虫.jpgトゲキジラミの和名の由来は、翅脈沿いに生えたトゲであろうか。

本種の生態はなかなか複雑なようだ。

(写真: オリンパス    E-M5   M. 14.0 - 42.0mm リバース改造 

     Canon EOS 5D Mark III  MP-E65mm f/2.8 1-5x Macro Photo   )




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