空中アパート

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庭に設置した、空中アパートを紹介します。

百均の干物用網カゴは、クモのアパート。 
アパート1IMG_4502.JPG竹筒の片側の節を残し、短く切り詰めた筒の列は、ハナバチや狩りバチのアパート。
アパート33Z5A9167.JPGまだまだ筒部屋は増やしていくが、設置した翌日にはもう、店子が出入りしていた。
ハキリバチの一種だ。 ことしはハチ達の出足も早い。

この団地には200戸の居室を準備する予定である。

刈り竹(ササ)を縦横に並べただけの、竹柵は、

ニホンホボビロコメツキモドキの産卵誘致用団地。
アパート23Z5A9246.JPG産卵後は、ニホンホホビロコメツキモドキの幼虫団地になる。

ハチの竹筒アパートとは違って、節と節の間の密閉空間が住居になる。なので長いまま

設置し、ひび割れがないこともチェックしておく。

一昨日、近所の方からタラの芽をいただいたので、さっそく天ぷらにした。
たらのめ.JPG食べて良し!姿もまた良し!

タラノメIMG_8223.JPG
 朝はまず我が家の林を歩く。 自然観察が何より重要な務めだ。

それを自宅の林でできるということは、この上なく助かる。

フィールドに通う時間とガソリン代を、大幅に軽減できることが、

この仕事を継続していく上では大事で、7年前、東京を離れていなかったら、

とっくに廃業していたと思う。


犬の散歩は、あまり気構えることのない観察時間だ。

機材は極力シンプルにして犬優先に歩く。

しかしこれまでの7年間、

散歩中に出会ったシーンが写真になったことも数多い。  のんびり散歩と言え、

アンテナは無意識のうちに働いている。 

カメラを下げて犬の散歩をしている姿は、近所の方の目には、

「カメラマンという仕事はああやってブラブラして、できるのだから、いい商売だねえ~」

と映るらしく、面と向かってそう言われることもある。

以前、そういった誤解を招かぬよう、カメラマンらしい服装と機材を身に付けようと

心掛けたこともあったが、疲れるだけなので、早々と止めてしまった。

散歩のときくらいカメラを持たなければいいのだろうが、丸腰にはさすがになれない。

私はコンデジをうまく使いこなせないので、お忍び撮影もうまくいかない。


仕事上、林を持っているので、林の手入れの労力と時間もかなり掛かる。

そういった作業をしている姿は、我が家が集落から外れた一軒家であるがため、

近所の方々の目に触れることはまずない。

それでも、ちょっとしたお付き合いの中で、

私が山仕事に精を出している姿が数名の方には伝わっているので、

「カメラマンというても、こんなぎょうさんの作業してから、ようやっと写真を

撮るんじゃねえ~。 カメラ下げてプラプラしているだけじゃあ、なかとねえ。」

と感心されることもなくもない。 まあ、良き理解者を得たからといって、悦に入ってては

ダメだろうけれど。

昨日から林で飛ぶ姿を見せ始めた、ヒメウラナミジャノメ。もうすぐクロヒカゲも出るだろう。

ヒメウラナミジャノメ3Z5A9439.JPG






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