朽木アパート

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昨日から雨が降り続く。

キャベツの花で、ベニシジミが雨宿りしていた。

ベニシジミ雨宿り3Z5A9731.JPG気温も低く活動する虫の姿はほとんどない。

松山の実家から持ち帰ったカシワは、二本とも芽を出し始めた。

カシワ芽吹き丸抜き.jpgなんとか活着したようだ。 

男児が生まれると庭にカシワを植えるという風習を、どこかで読んだ記憶がある。

うちも長男が生まれたとき、そのことを思い出したがアパート暮らしだった。

ただその当時、私は「ヤママユ観察事典」を出すためヤママユの撮影に明け暮れていて、

飼育や撮影のため、カシワの植木も数鉢ベランダに置いていた。

ときおり撮影のため室内に取り込んだ折りなど、

まだ物心つかない長男の目に、鉢植えのカシワがどう映っていたか、などと懐かしく

思えた。

今、うちの庭で芽吹いているカシワは、そのときの鉢植えの中のふた株だ。

18年ぶりに、今度こそはカシワを植えることができた。


昨日、シイタケのほだ木を片付けた。 3年間シイタケの収穫を楽しめた。
朽木アパートCIMG3214.JPG鉄パイプの枠を解体し、立てかけてあったほだ木を全部、地面に並べた。

だいぶ軽くはなっていたが、太い材はまだかなりの重量があり持ち上げることができず、

ころがして移動させた。腐食が進んだ部位にはカブトムシの幼虫が食い込んでいた。

このまま静置しておけば、毎年夏には♀が産卵に訪れ、数年先までカブトムシの

繁殖団地になるはずだ。さらに朽木を利用する他の昆虫も多種類がやって来るだろう。

新たなコマ打ち作業を昨日のうちに済ませる予定だったが、

この片付けと、今回のコマ打ち用のクヌギ伐採木を整理移動する作業を終えた段階で、

疲れ切ってしまい、ちょうど雨も降り出したので、中断したままとなっている。



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