林に降りて数メートル先には、クサイチゴの群落がある。
観察路を塞がない程度まで刈り込んでおり、なおかつ
群落の周囲をぐるりと歩けるようにして、横断路もつけている。
いろいろな角度から観察・撮影できるようにというわけだ。
ここではシマサシガメに会えるので(幼虫のときから)、
今日は狩りの様子を撮影しておこうと思って、しばらく粘ってみた。
すぐシマサシガメは見つかったが、こちらの姿に警戒して飛んでしまった。
いづれ戻ってくるだろうと、他の虫やクモの観察をしていた。
そんなとき、ふと目があったのが、サツマヒメカマキリの♀。
近寄ると体を伏せるようにしてから、私を睨んでいた。 越冬幼虫を以前見つけたのも
この近くだったから、あのときの幼虫が無事に成長を遂げたのかもしれない、
などと勝ってに想像する。 擬死をするかどうか、試してみたが、、、、、、、、、、、、
まったくやらない。 越冬幼虫ではやってくれたが、やはり別の個体なのか?
すでにお腹は大きく、もう交尾は終えたのだろうか? そういえば、♂は滅多に見ない。
クモの行動ではたいへん興味深い観察ができた。こんな生態があったのか!?と
びっくりしたが、これはしっかりと観察を継続していきたいと思った。
(本作りのテーマが沸々と湧いてきた。こういうときの新鮮な気持ちが大事だ。)
いつの間にか、すぐ先のクサイチゴ葉上にシマサシガメがちょこんと止まっていた。
カメラを構えて、私は石にあるいは切り株に成りきる。不動の態勢のまま虫を見つめる。
歩くときは歩くが、動かない時間も多い。 重い機材を抱えているので、シンドイ。
(三脚を使えるのは冬で、草が生い茂ると三脚を立てただけで虫に逃げられることが
ほとんどだ。 ) さて、シマサシガメだが。
前脚を上げて獲物を狙っているのがわかったが、飛び掛る瞬間を逃してしまった。
捕らえた獲物は小さなハエの一種だった。 こういうチャンスは極めて少ない。
またあらためて出直しだ。
石に切り株になりきって、虫やクモを騙していたつもりだが、
私のほうこそ、すっかり騙されていたこともやがて、わかった。
同じ場所にしばらく居続けていて、ずっと気付かないでいた。 上写真のイモムシだ。
いや、気付いていはいたのだが、それは枯れ葉としてのこと。
「枯れ葉が引っ掛ているな、あそこにも、ああ、ここにも。」 チラリと視界に入ってはいた。
だがやがて、枯れ葉に紛れたシルエットに目がクギ付けになった。
「エエ~!ずっとここにいたのかい!?」 まさに「どこにいるの!シャクトリムシ」である。
クサイチゴを食べるシャクトリムシは、Combibaena属の仲間だろうか。
文献にあたってみたが、判らなかった。
同属のヨツモンマエジロアオシャクは、拙著「どこにいるの!シャクトリムシ」に掲載している。
ともかく種名を調べるには飼育して、成虫が誕生するのを待たねばならない。
観察路を塞がない程度まで刈り込んでおり、なおかつ
群落の周囲をぐるりと歩けるようにして、横断路もつけている。
いろいろな角度から観察・撮影できるようにというわけだ。
ここではシマサシガメに会えるので(幼虫のときから)、
今日は狩りの様子を撮影しておこうと思って、しばらく粘ってみた。
すぐシマサシガメは見つかったが、こちらの姿に警戒して飛んでしまった。
いづれ戻ってくるだろうと、他の虫やクモの観察をしていた。
そんなとき、ふと目があったのが、サツマヒメカマキリの♀。
近寄ると体を伏せるようにしてから、私を睨んでいた。 越冬幼虫を以前見つけたのも
この近くだったから、あのときの幼虫が無事に成長を遂げたのかもしれない、
などと勝ってに想像する。 擬死をするかどうか、試してみたが、、、、、、、、、、、、
まったくやらない。 越冬幼虫ではやってくれたが、やはり別の個体なのか?
すでにお腹は大きく、もう交尾は終えたのだろうか? そういえば、♂は滅多に見ない。
クモの行動ではたいへん興味深い観察ができた。こんな生態があったのか!?と
びっくりしたが、これはしっかりと観察を継続していきたいと思った。
(本作りのテーマが沸々と湧いてきた。こういうときの新鮮な気持ちが大事だ。)
いつの間にか、すぐ先のクサイチゴ葉上にシマサシガメがちょこんと止まっていた。
カメラを構えて、私は石にあるいは切り株に成りきる。不動の態勢のまま虫を見つめる。
歩くときは歩くが、動かない時間も多い。 重い機材を抱えているので、シンドイ。
(三脚を使えるのは冬で、草が生い茂ると三脚を立てただけで虫に逃げられることが
ほとんどだ。 ) さて、シマサシガメだが。
前脚を上げて獲物を狙っているのがわかったが、飛び掛る瞬間を逃してしまった。
捕らえた獲物は小さなハエの一種だった。 こういうチャンスは極めて少ない。
またあらためて出直しだ。
石に切り株になりきって、虫やクモを騙していたつもりだが、
私のほうこそ、すっかり騙されていたこともやがて、わかった。
同じ場所にしばらく居続けていて、ずっと気付かないでいた。 上写真のイモムシだ。
いや、気付いていはいたのだが、それは枯れ葉としてのこと。
「枯れ葉が引っ掛ているな、あそこにも、ああ、ここにも。」 チラリと視界に入ってはいた。
だがやがて、枯れ葉に紛れたシルエットに目がクギ付けになった。
「エエ~!ずっとここにいたのかい!?」 まさに「どこにいるの!シャクトリムシ」である。
クサイチゴを食べるシャクトリムシは、Combibaena属の仲間だろうか。
文献にあたってみたが、判らなかった。
同属のヨツモンマエジロアオシャクは、拙著「どこにいるの!シャクトリムシ」に掲載している。
ともかく種名を調べるには飼育して、成虫が誕生するのを待たねばならない。