新刊本のお知らせ

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先日、お知らせした新刊本の見本が届いた。

新刊本701A4282.JPGモンシロチョウは小学校の教科書でもお馴染みのチョウだが、

例えば、モンシロチョウの姿を何も見ないで絵に描くとしたら、どこまで正確に

描けるだろうか?   私自身、ちょっと自信がない。 いや下手に知識があると、

春型?夏型?それとも雌雄のどちら、などと余計なことまで考えてしまうからだ。

正確に描こうとして逆に描けない。大雑把に描くとすると、どんなモンシロチョウに

なるか? 標本の姿、花で蜜を吸う姿、飛翔する姿、、、、どんなポーズを選ぶか

それも人様々で違ってくるだろう。

ものすごく身近なチョウでありながら、しっかり観察するという目で見ていないと、

結局、何も見ていない、と同じことになる。まあ、これはどんな生き物でも言えることだが。

自然観察の目を普段から持っていると、何気なく目にしたシーンの瞬間が、

好奇心を掻き立て、探究心をくすぐり、単調に思えていた風景が一変することもある。

生き物の世界は一つでなく、すぐそばに別世界があったんだ、という発見に

興奮できるのも、自然観察の醍醐味の一つではないだろうか。

話がなんだか、逸れてしまった。 

本書を書店で見かけたら、是非、手にとって見てください。

このシリーズでは、先に「タンポポ」も出ています。 

タンポポも身近な花だが、普段どれだけしっかり見ているだろうか?

どういった視点でタンポポを眺めれば面白いのか、本書から教えてもらえる。


 昨日の雨はかなり降った。 庭のカスミソウやノアザミが、ごっそり倒れていた。

   ヒメクロオトシブミもしばらく、休憩。

ヒメクロオトシブミIMG_0759.JPG



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