フチグロトゲエダシャクの幼虫はどこから?

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午前中、庭でクヌギカメムシの羽化を撮影していた。

クヌギカメムシの羽化もそろそろ終盤に入った。 羽化を控えた終齢幼虫もだいぶ減った。

クヌギカメムシ羽化直後701A4690.JPG撮影中、すぐ傍のエノキに、ゴマダラチョウの♀が飛来して産卵を始めた。

ゴマダラチョウ産卵701A5145.JPG何回か産卵したが、全部、枝や幹の表面だった。孵化した幼虫にとって、葉っぱは遠い。

可愛い子には旅させよ、という親心か?

 さて、さて、二日前のことだ。

林の観察道の地面から、ジジジジ~、ジジジジ~、とか細い音がしていた。

ハエがクモに捕まって断末魔の羽音を立てているかのような、ちょっと寂しげな音だ。

ああ~これは、ジガバチだな、と感づいて注意深く地面を眺めてみれば、

フワリと宙に浮いたサトジガバチ(多分?)の姿があった。

場所はハヤシノクロヤマアリの巣の近くで、トゲアリスアブ♀が執着していた、そこ。

で、ジガバチが運んでいた獲物は、これだった↓

サトジガバチ15A_3825.JPGその特徴ある姿のイモムシは、シャクガ科のフチグロトゲエダシャクの幼虫だと思う。

フチグロトゲエダシャクは、早春、2~3月に現れる蛾であるが、虫が好きな方々には

とても人気が高い。 ジガバチがこの幼虫を狩った場所は、そう遠くはないはずで、

我が家の近所にいたことになる。









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